データ分析をしてみたいけど統計の教科書を読んでも実感が湧かないという声をよく聞きます。統計関数を使えるようにするだけでなく、その背後のしくみと意味を理解することにより、分析の目的に合わせて統計の手法を適切に利用できるようにします。目的と方法をセットにし、PCを操作することで次の日からデータ分析(統計)ができるようになることを目標とします。
- 文系(数学は苦手)だけど、統計に興味がある方
- とにかくデータ分析(統計)をやってみたい方
- 統計の教科書を読んでも実感が湧かないかった方
統計学全般に関して苦手意識を持っている為、初心者レベルから学びたいという意識があった。メーカーにて設計業務をしている為、検証作業で得られたデータをグラフ化・まとめる業務が多々ある。これらの結果について、従来は漠然とした評価しか出来てなかったが、今回学んだ統計学によって分析のツールの一つとしたい。
質問と回答
1. データの見方と分析の観点
1) 統計データをどう見るか
・分析に対するアプローチの仕方を理解する 総務省統計局から提供されている可処分所得やGDPのデータを例に
2) 「一次」データと「生」データの違い
3) 収集したデータの整理方法
・レコードとは アンケート結果や伝票のデータをコンピュータで取り扱える形式にするには
・スタック形式とアンスタック形式の違い
「観測」という観点を再確認する
2. 分析の目的と視覚化の方法1) 分析の目的に合った視覚化の方法とは
2) 視覚化の効用と落とし穴を認識する
3) 【演習】インターネット利用時間の度数分布表を作成する
4) 【演習】度数分布表をヒストグラムで視覚化する
3. 集団の特徴を見極め、方針の策定や計画立案に役立てる方法1) 集団を代表する値を求める
・【演習】商品の評価の平均値、年収の中央値などを求める
・過度な平均値信仰は間違いのもと
・そもそも平均値と何か〜平均値を求めるための式にはどんな根拠があるか
2) 分布の形から集団の性質を読み取る
・【演習】歪度と尖度を求めて分布の形を知る
3) 分散を求め、分布の散らばり具合を知る
・【演習】分散と標準偏差を定義にしたがって求めてみる
・そもそも分散や標準偏差とは何か〜 分散や平均値の意味を理解する
4) ある程度の幅を持たせて平均や分散を推定する
・【演習】信頼区間を求める
4. 集団の中での位置を知り、改善や目標設定に役立てる方法1) 【演習】偏差値を求め、異なる分布の間で位置を比較する
2) 【演習】四分位数を求め、極端に離れたデータを見つける
3) 【演習】パレート図を作成し、製造トラブル解決のための重点課題を見つける
5. 関係を見つけて問題解決の糸口をつかむ方法1) 相関係数を求めて関係を知る
・【演習】相関係数を定義にしたがって求めてみる
・そもそも相関係数とは何か〜相関係数の意味を理解する
・相関係数の落とし穴〜因果関係・疑似相関
・【演習】散布図を作成して関係を視覚化する
2) 回帰分析により予測を行う
・【演習】単回帰分析により、面積から家賃を予測する
・【演習】重回帰分析により、面積や築年数、駅歩から家賃を予測する
6.アドバンス課題 検定、分散分析、ベイズ統計・資料の配布のみですが、次のステップについて解説と課題を用意しています。
時間があれば講義中にも解説します。
①.申し込む
②.URLとパスワードが送られてくるのでログインする
③.Excel資料とテキストをダウンロードして一度演習問題を確認し、やってみる
④.一度全編視聴する
⑤.わからない部分を再度視聴する(倍速、チャプタ機能を使用)
⑥.再度演習問題を解く
⑥.質問や疑問点をまとめる
⑦.講師に質問する(オンラインまたはメール)
⑧.業務に活かす
● 会 場 オンラインでの受講のため自由
● 受講料 1名33,000 円(税込)PDFテキスト+Excelファイル+補足資料つき
● 準備物 ハンズオンのため、Excel2016または2019がインストールされたPCをご持参ください
● ポイント 受講期間であればいつでも何度でも見られます
◎申込方法 こちらフォームまたは右下チャットから
【お申込に際しのてのご案内】
◎視聴方法:メールでご連絡します◎テキスト:PDFデータ/ExcelファイルをWebサイトよりダウンロード
【お申込の前のお願い】 Webセミナーの詳細・注意事項・Q&Aは下記のページで説明しております。
お手数ですが、お申込の前にご確認ください。
・詳細と注意事項: 『テックデザインオンライン講座』
・Q&A: 『よくあるご質問』
【経歴】1983年に京都大学文学部哲学科(心理学専攻)卒業後、日本電気株式会社(NEC)でユーザー教育や社内SE教育を担当したのち、1991年にライターとして独立。2006年に東京大学大学院学際情報学府博士課程を単位取得後退学。現職までに、多摩美術大学、東京藝術大学の講師も歴任。【研究】情報技術の基本から、オペレーティングシステム、プログラミング、認知科学、統計学などについて、幅広く書籍や雑誌で執筆。大学では、知覚や記憶の理論、ユーザーインタフェースの研究に取り組み、情報技術の基礎、プログラミング、Webデザイン、認知科学などの授業を担当。読者や受講生の側に立った分かりやすい表現・講義を日々心がけている。