京都大学再生医科学研究所研究機関研究員(講師)、Johns Hopkins Universityポスドク、産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センター研究員、信州大学繊維学部先進繊維・感性工学科准教授などを経て、2019年同教授。博士(工学)。 感性工学を専門とし、感性を計測・評価することによって感性を見える化し、「いいね!」と感じられるような製品開発を目指しています。主な研究テーマは、寝る・座る・歩く・食べるといった日常生活行動に関する感性計測・評価だけでなく、木材のしっとり感や衣服・メガネの着用感など様々な研究を手がけています。
講師の特徴:明るくはきはきとしている。企業との共同研究も多数行っているのでお気軽にご相談ください。 消費者の琴線に触れ、「いいね!」と感じてもらえる製品はどのようにアプローチすれば良いのか? 今回は心地よさの向上をテーマにし、ベースとなる感性工学について計画・計測・評価まで学び、実際に演習することで人が心地よいと感じる製品の特徴を理解します。そして設計パラメータを探り出す工学的手法を基礎から丁寧に解説するとともに、製品開発のヒントとなる研究事例も紹介します。できるだけ事例を交えて解説します。企業との共同研究の多い講師なのでお気軽にご相談ください。※受講後に直接連絡することが可能です。
- (1) 感性とは?
- (2) 感性工学とは?
- 心理計測・生理計測・行動観察について事例に沿って解説
- 感性を計測・評価するには、様々な手法を用いて複合的にアプローチする必要があります。意識下における心理反応を調べるアンケートなどを用いた心理計測、心電計測などの無意識下における身体反応を調べる生理計測について、計測時のノウハウなどを含めてお話しします。
- 寝る・座る・歩くといった日常生活行動に関する研究事例と感性計測・評価によって製品開発した事例について紹介します。
- ・ 感性工学に対する理解を深めたい
- ・ 感性を計測・評価する手法について知りたい
- ・ 感性工学に基づいた研究事例を通して、感性価値の高い製品を創る指針を得られるようになりたい
- ・ 製品開発に感性工学を活用したい
就業中に座る椅子、毎日履いている革靴。この椅子は座りやすい、この靴は履きやすい、など様々なことを感じておられると思います。この感性は、製品とのやりとりによって生じますが、主観的で曖昧です。そのため、感性に対して興味をもっている方も多いと思いますが、どうやってアプローチしたらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。そこで、この感性に対して工学的手法でアプローチし、客観的に評価しようとするのが感性工学です。心電計測などを用いた生理計測、アンケートを用いた心理計測、行動観察、さらにはコンピュータシミュレーションを用い、これらの数量的データと製品の特性との関係を検討して、心地良さなどを向上させる設計パラメータを探り出す感性工学的アプローチを活用すれば、消費者の心の琴線に触れるような製品を創ることも可能となります。
本講義の前半は、感性工学の概要や心地よさの計測・評価についてお話しします。後半は、歩く・座る・寝るといった日常的な基本動作に関する研究事例とこれまで手がけてきた製品開発事例について紹介します。
39,600円(税込)
約210分
アカウント発行日から4週間
質問や相談は受講期間終了後でも対応可能です。
※テキストはPDFとExcelファイルのダウンロード。ファイルが複数あります。
カード決済または銀行振込
・カード決済の場合は後日決済用のメールをお送りいたします。
・銀行振込の場合はお申込みフォームからお申込みいただいた後、
請求書を郵送いたします。請求書に記載の支払口座にお振込みください。