講師:広島大学 名誉教授 工学博士 佐藤清隆 先生
一般社団法人ショコラミル-インタナショナル 代表理事
一般社団法人ショコラミル-インタナショナル 代表理事
広島大学名誉教授。工学博士。専門は食品物理学で、特に食品油脂の物理学的な研究における世界的権威。現在は大手食品関連メーカの技術アドバイザーを務める他、国内外の学協会からの招待講演も数多く行っている。これまでに、アメリカ油化学会「Stephane S. Chang賞」(2005年)、世界油脂会議「H. P. Kaufmann Memorial Lecture賞」(2007年)アメリカ油化学会「Alton E. Bailey賞」(2008年)、ヨーロッパ脂質科学工学連合「脂質工学賞」(2013年)などを受賞。また、著著書には、『チョコレートの散歩道』(エレガントライフ、2013年)、『脂質の機能性と構造・物性』(共著,丸善出版,2011)、『カカオとチョコレートのサイエンス・ロマン』(共著,幸書房,2011)、『製菓用油脂ハンドブック』(監修,幸書房,2010)などがある。
※この映像は2020年8月24日(月)ライブ配信を行いました。
講習会について
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- 1.カカオ豆(品種・産地・発酵)
- 2.製造プロセス(摩砕・ロースト・コンチング・テンパリング・熟成)
- 1.結晶化のプロセス
- a.過冷却と過飽和
- b.均一核形成と不均一核形成
- c.結晶成長
- d.結晶ネットワーク形成
- e.種結晶添加効果
- 2.油脂の結晶多形転移
- 1.ココアバターの結晶多形
- 2.ココアバターと他の油脂との混合挙動
- 3.ココアバター代用脂の性質
- a.CBSの開発とファットブルーム
- b.ノートランスCBRの開発の現状
- 1.様々な耐熱性チョコレートのデザイン
- 2.「焼きチョコ」
- 1.さまざまな観察手法
- 2.ファットブルームのメカニズム
- a.板チョコの場合
- b.油脂移行を伴う場合
- 3.ファットブルームの防止技術
- ・油脂の構造と物性、結晶化過程の基本的な知識が理解できる
- ・ファットブルーム現象のメカニズム、観察法、制御法などが理解できる
- ・チョコレートの品質やおいしさを油脂との関係から理解できる
50,000円(税込)
約4時間
アカウント発行日から4週間
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