こんにちは。事務Yです。
ここではチョコレート検定に向けた勉強で面白い・興味があることをご紹介していこうと思います。今回はチョコレートの原料である、カカオについてです。
カカオがどんな植物か知っていますか
カカオは「カカオベルト」と呼ばれる、熱帯性気候の地域で育てられています。
有名どころだとコートジボワールやガーナ、エクアドルなどの地域です。
学名は「テオブロマ カカオ」(ギリシア語で神々の食べ物という意味)です。
カカオの原産は中南米と言われています。
古代メソアメリカでは貨幣として使われていたそうです。
また、マヤ文明の神が供物としてカカオを持っている絵や、カカオの文字も見つかっており、
昔からカカオが中南米に存在していたことがうかがえます。
カカオの種類
代表的な3種類をご紹介します。
- クリオロ種
- フォラステロ種
- トリニタリオ種
※上記は基本の3品種で、実際は多種多様な種類に分かれていて、厳密にどれがどの種のカカオか判断するのは難しいんだそうです。
ほぼ1年中収穫できるそうですが、乾季の収穫を「メインクロップ」、雨季の収穫を「ミドルクロップ」と呼ぶ、特に収穫量の多い時期があるそうです。
日本で見ることのできるカカオの木
日本でカカオを育てるのは温度や気候の関係で大変難しいそうですが、それでも木になっているカカオが見たい!と思ったので、日本でも木になっているカカオを見ることが出来る場所を探してみました。
- 新宿御苑大温室(東京都)
- 都立神代植物公園(東京都)
- 東京都薬用植物園(東京都)
- 川口市立グリーンセンター(埼玉県)
- 山梨県笛吹市フルーツ公園(山梨県)
- 咲くやこの花館(開花中みたいです!)(大阪府)
- 宇治市植物公園(京都府)
- 広島市植物公園(広島県)
東京ばかりになってしまってごめんなさい…思ったよりもいろんな場所でカカオが見られるみたいです。 現在コロナウイルス流行中で県外への移動は控えるように言われていますが、 流行が落ち着いたらいろんな所へカカオを見に行くのも良いかもしれませんね。
今回はここまで。 次回はカカオがチョコレートになるまでの工程を見ていきたいと思います。
参考文献のご紹介 ・株式会社明治チョコレート検定委員会『チョコレート検定公式テキスト2020年版』、株式会社 学研プラス、2020年 ・蕪木祐介『チョコレートの手引き』、雷鳥社、2016年 ・クララ・ベサニーリャ『アステカ・マヤの神々』、學藝書林、2011年 ・青山和夫『マヤ文明-密林に栄えた石器文化』、岩波書店、2012年 ・日本チョコレート・ココア協会(http://www.chocolate-cocoa.com/dictionary/cacao/flow.html)、2020年6月2日閲覧
写真「写真AC」