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ねじの力学の基本から、予備知識としての材料力学・金属疲労、ねじのゆるみと疲労破壊など、ねじ締結体を実際に設計・使用する場合に必要な考え方を説明します。 |
ねじの基礎と“ゆるみ”・疲労破壊 【全3講座】 |
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講師:芝浦工業大学 工学部 機械機能工学科 教授 橋村真治 先生 三菱重工業㈱ 、久留米工業高等専門学校(准教授)を経て2013年より芝浦工業大学に赴任。博士(工学)。専門は、材料強度学、材料力学、破壊力学。「ねじ締結体の疲労強度に関する研究」「非鉄金属製ボルトの締結特性に関する研究」「非鉄金属製ボルトの疲労特性およびクリープに関する研究」「トルク法締付けの安定化」「ねじ締結体の増締め技術」に関する研究に取組む。日本機械学会、日本設計工学会、日本材料学会、日本ねじ研究協会、自動車技術会、日本トライボロジー学会、Society of Automotive Engineers に所属。 |
<講義概要> |
「きちんと締めたはずのボルトが、気付いたらゆるんでいたり折れたりしている」 そんな経験はありませんか? 気付いた後の対策で問題なければ良いですが、ねじ一本の破壊が人命にかかわる事故を引き起こすこともあります。ねじやボルトの使用や設計は案外軽視されがちですが、安全にねじを使用するには、知っておかなければならない理論があります。 このシリーズ講座では、ねじ締結体を実際に設計・使用する場合に必要な考え方を説明します。Part.1では、鋼製ねじの強度区分と機械的性質、ねじに作用する応力とそれに基づく適正締付け力、JIS B 1083に規定されているねじの締付け方法について説明します。Part.2では、ねじの疲労を理解するために必要な材料力学と金属疲労の基礎を説明します。Part.3では、ねじの問題の大半を占めるゆるみと疲労破壊を説明します。ゆるみについては種類、発生原因、防止方法の考え方について説明します。疲労破壊については、メカニズムに加え、「ねじの疲労強度はどのように考えるべきか」「ゆるみと疲労破壊はどっちが先に発生するのか」などの防止策も含めて説明します。 |
<習得知識> |
・ねじの(力学的理解を含めた)基礎知識 ・(ねじの疲労破壊を理解するために必要な)材料力学や金属疲労の基礎知識 ・ねじのゆるみや疲労破壊のメカニズム ・強度的な観点からの締結体設計に必要な知識 ・事故が起きた時にどのように対応し、どう対策を立てればいいのかという知識 |
■Part1 ねじの力学と締付け法 (約1時間50分) |
<サンプル動画> |
1. ボルトの機械的性質と強度区分 |
■Part2 金属疲労の基礎 (約1時間30分) |
<サンプル動画> |
Ⅰ.材料力学と応力集中
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■Part3 ねじのゆるみと疲労破壊 (約2時間30分) |
<サンプル動画>
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Ⅰ.ねじのゆるみとその対策 |