講師:埼玉大学 シニアプロフェッサー 長谷川登志夫 先生
1983年 東京大学大学院理学系研究科有機化学専攻修了。埼玉大学理学部基礎化学科助教授などを経て、2007年より埼玉大学大学院理工学研究科助教授。また2014年より埼玉大学研究機構脳末梢科学研究センター兼任教員。日本古来の香気素材の香気プロフィールの解明、特徴的香気を有する化合物の構造と香りの関係の解明、新規香気解析手法を用いたお茶、日本酒、木材など種々の香気素材の香気と特性の検討などの研究を行っている。
※限定特典あり
講習会について
複雑なにおいの分析でお困りではありませんか?GC-MS分析によりデータを取ることはできると思いますが、この講座では活用方法を解説します。
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- 1.GC-MS法の概略
- 2.GC-MS分析により得られるMSデータの見方
- 3.GC-MS法から得られるにおい含有成分表の扱い方
- 1.におい受容機構に基づく複合臭の捉え方
- 2.におい受容機構を考慮したにおい特徴の解析方法(アロマプロフィール解析)
- 3.アロマプロフィール解析によるGC-MSデータの解釈例
- 1.様々な捕集方法の組み合わせから導かれる素材のにおい特徴(実例:白檀など)
- 2.沸点の違いにより得られる分画物から導かれる素材のにおい特徴(実例:パチュリなど)
- 3.様々な香気素材(お茶など)のにおい特徴のアロマプロフィール解析
- 1.におい素材の含有成分の分析手法としてのGC-MS法の基本事項の理解
- 2.におい受容機構に基づいたにおい素材のにおい特徴の捉え方
- 3.GC-MS法により得られたデータによる素材のにおい特徴の解析の仕方
におい素材のにおいは,多数の成分から構成されている複合臭である。その複合臭を解析するには,まずGC-MSにより,どのような含有成分が含まれているかを明らかにする必要がある。におい特徴の解析に必要なGC-MS法による実際のデータの扱い方を基本から解説する。一方,これまでに明らかにされているにおい受容機構によると,素材のにおいは,含有する成分のにおいの単純な組み合わせではなく,含有成分が複雑に影響しあって作られている。複合臭の解析に必要なにおい受容機構の解説とその知見からGC-MSデータをどのように用いて複合臭を解析するかについて,様々な具体例を挙げて解説する。
27,500円(税込)
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