講師:㈱メディア・アイ 感性評価研究所 所長 / 東京都立大学 名誉教授 市原茂 先生
中京大学文学部助教授、東京都立大学人文学部教授などを経て2013年より現職。専門は、官能評価、実験心理学。元 日本官能評価学会会長、専門官能評価士。感性・官能評価を利用した製品・サービスの開発や、感性・官能評価実験の実施、データ分析に関する講演・コンサルティングを行っている。適切な感性・官能評価手法を用いて、客観的なデータに裏打ちされた正しい評価を製品やサービスに対して行い、消費者に広く受け入れられる感性製品の開発を目指している。
- 食品・素材メーカーで研究・開発に関わっている方や、大学・研究所で食品の官能特性を研究されている研究者や学生の方、さらには、食品だけでなく、手触り・香り・見えの変化などが問題になる製品の開発をされている方、工学系や服飾系の方などにもお勧めの内容です。
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- ①TDS(TemporalDominanceofSensation)の概要
- ②TI(TimeIntensity)の概要
- 1.時間経過に伴う感覚強度の変化を測定する手法であるTDSとTIについての基礎的な知識
- 2.TDSとTIによる官能評価試験を計画・実施する時の基本的な手順と注意点
- 3.TDSとTIのデータの解析法についての基礎的な知識、実際の解析手順、解析結果の解釈の仕方
TDS(TemporalDominanceofSensation)とTI(TimeIntensity)は、いずれも時間経過に伴う感覚強度の変化を測定する手法です。TDSは複数の感覚の時系列変化を同時に測定できるのに対し、TIは一度に測定できるのは一つの感覚だけです。TDSでは、各時点で複数の感覚の中から一番注意をひかれた感覚を選択して、各時点で選択された度数を基に感覚強度の変化の様子を明らかにします。一方、TIでは、カーソルを動かすことにより時間の経過と共に感じる感覚強度の変化をアナログ的に測定します。TIの方がTDSよりも熟練を要するといわれていますが、いずれの手法も、得られた強度変化の関数形を問題にするものです。
16,500円(税込)
約60分
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