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【オンデマンド:tdo2021102701】空調機器の基礎と熱的快適性制御の設計・評価方法

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宇都宮大学 地域デザイン科学部 助教 糸井川高穂 先生
2007年北海道大学大学院工学研究科修士課程修了。日立アプライアンス株式会社(現:日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社)を経て、2014年より宇都宮大学助教。日常生活の様々な場面での熱的快適性や知的活動時の生産性と空調機器の省エネルギー性の両立を目指したセンシング技術と制御技術の研究開発・設計を専門領域とする。発明協会主催 関東地方発明表彰 発明奨励賞、環境省・経済産業省後援 低炭素杯2019奨励賞、環境省主催 COOL CHOICE LEADERS AWARDを受賞。著書に『地域デザイン思考(北樹出版、2020年(共著))

  • Ⅰ.熱的快適性を生み出す温熱環境のメカニズムの基礎
    • 1.温熱環境の構成要素と一般的な評価指標
    • 2.温熱環境に対する人の生理的・心理的反応
    • 3.体形・年齢・性別・滞在時間の違いと快適と感じる温熱環境の違い
  • Ⅱ.空調機器の種類と役割
    • 1.冷房負荷と暖房負荷
    • 2.顕熱と潜熱
    • 3.空調機器の種類と空調負荷の除去の方法
    • 4.温度、湿度、気流、放射、滞在時間の検出と制御
  • Ⅲ.空調機器の効果の測定方法
    • 1.空調機器での熱的快適性のセンシング
    • 2.センシング結果に基づく熱的快適性の推定
    • 3.熱的快適性の推定結果に基づく空調機器の制御
  • Ⅳ.空調機器や熱的快適性向上技術の開発動向
    • 1.空調機器に求められる役割の過去・現在・未来
    • 2.空調機器の消費エネルギー量削減技術の開発動向
    • 3.空調機器とユーザの接点の開発動向
    • 4.空調機器の技術開発の方向性の分析方法

     本講義では、空調機器の制御を、根拠をもって設計するために必要な基礎知識を解説していきます。空調機器の制御では、焦電型センサやサーモパイルなどの人感センサからの出力や吸い込み空気の温湿度などのセンシングの出力が、熱的快適性を推定する際に活用できる情報となります。また、空調機器は、ファン回転数やルーバーの角度、設定室温の調整量や圧縮機の回転数などをコントロールして、目標の温熱環境に近づけていきます。本講義では、センシングした結果に基づきユーザの置かれた環境の熱的快適性を推定し、より快適な温熱環境につながる制御内容を選択していくための基本的な考え方を解説していきます。  また、空調機器の黎明期には、冷たい/暖かい空気を吐出することがその機器の大きな目的でしたが、より細かく複雑な制御が可能となった現在では熱的快適性の向上が重要視されるようになってきました。現在までの空調機器の技術動向から、空調機器がこれまで目指してきたものや今後目指していく方向を、技術開発のトレンド調査から考えていきます。

    • 1.人の熱的快適性の基本的な考え方と推定方法
    • 2.熱的快適性に影響を及ぼす空調機器の要素の制御の考え方
    • 3.空調機器を用いた熱的快適性を左右する情報の入手方法
    • 4.空調機器の技術開発の方向性と技術トレンドの分析方法

    29,700円(税込)

    約5時間

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