TSF自動化研究所 代表(元 東海大学 教授) 村山 省己先生
(株)日立製作所 工機部長、日立オートモティブシステムズ(株) 投資計画部長を歴任。NC工作機械・自動車部品生産設備の設計開発に従事し、国内・海外向け自動化ライン等、投資の最適化について幅広い生産技術の知見を有する。また、国家技能検定試験「機械・プラント製図」の検定委員に長年携わり、首席検定委員も務める。2016年より東海大学工学部教授となり、2019年に独立。現在は企業の工場の自動化や、東京都中小企業振興公社にてロボット導入などの相談員、診断員としても活躍している。
講習会について
国家技能検定試験「機械・プラント製図」の首席検定委員を務めた講師が、設計製図⼒、検図⼒向上のポイントを解説︕
- 1-1. 機械設計製図の重要ポイント・・・⼯程設計DR・設備設計DR のチェック機能が働いているか︖
- 1-2. 国家検定試験の図面の描き方・・・国家検定実技試験問題から本当の図面の描き方を学ぶ
- 1-3. 減速機の設計と図面の間違い・・・機械設計製図10の重要ポイントから検図法を学ぶ
- 2-1. 品質機能展開や原価目標に対処する検図法・・・QFD 手法と原価計算から検図のポイントを学ぶ
- 2-2. 品質保証や故障対策に対処する検図法・・・不良を出さない、壊れない検図のポイントを学ぶ
- 2-3. 要求仕様や目標性能を反映した検図法・・・NC ⼯作機械の主軸設計図面から検図のポイントを学ぶ
- 3-1. 加⼯⼯程と機械製図・・・鋳物製作と機械加⼯から図面作成の知識
- 3-2. 鋳物部品の作図と表し方・・・鋳物部品の製図法と注意点
- 3-3. 溶接部品の作図と表し方・・・溶接部品の製図法と注意点
- 4-1. 図面寸法の求め方・・・軸寸法の計算プロセスから重要寸法の決定方法を学ぶ
- 4-2. 設計計算による軸寸法の決定(演習)・・・動⼒伝達の設計プロセス演習から検図法のポイントを学ぶ
- 4-3. 軸の作図と検図法(演習)・・・軸設計図面の検図演習から検図法のコツを学ぶ
- 5-1. 図面寸法の求め方・・・継手寸法の計算プロセスから重要寸法の決定方法を学ぶ5-2. 設計計算による継手寸法の決定(演習)・・・軸継手の設計プロセス演習から検図法のポイントを学ぶ
- 5-2. 設計計算による継手寸法の決定(演習)・・・軸継手の設計プロセス演習から検図法のポイントを学ぶ
- 5-3. 継手の作図と検図法(演習)・・・継手設計図面の検図演習から検図法のコツを学ぶ
- 6-1. 顧客の要求仕様に適合していること・・・機械仕様、設計基準を設計に盛り込んでいるか︖
- 6-2. 設計審査会は品質対策と故障対策が重点︕・・・品質不良、設備故障の対策を設計に盛り込んでいるか︖
- 6-3. 出荷前判断基準に対応できていること︕・・・稼働率向上の対策を設計に盛り込んでいるか︖
- 6-4. 安全性の評価に対応できていること︕・・・リスクアセスメント評価を設計に盛り込んでいるか︖
機械設計図面の検図は、多くの企業において出図時直前の図面チェックが主流になっていますが、初歩的な間違いに対して、チェックシートを用いて検図をするのは珍しくありません。また、時間や納期の面から十分とは言えない状態で出図を余儀なくされている状況に陥ってないでしょうか。設計仕様を理解し重要な設計のポイントを知ることで、設計製図⼒を格段に引き上げることは可能であり、要求仕様から構想設計、設計計算、製図のプロセスを理解することで、設計製図のスキルを向上することができます。 検図 を検図担当者に任せるだけでは、設計者に必要な設計能⼒やスキルの向上は期待できません。 本講座では、機械製図の製図規格にもとづいた図面の描き方や図面チェックの演習を通じて、検図の考え方や検図の手法を学びQDC 向上に貢献できる設計製図⼒や検図⼒の向上を図ります。合わせて、設計計算から図面寸法の決定のプロセスを理解し、要求仕様から設計製図に必要な検図の重要ポイントを学んでいただきます。 設計者としてまた、検図する側も知っておかなければならない品質トラブルや機械故障、災害を防ぐための設計製図手法及び、それら諸課題に対応した検図の重点ポイントについて講師の経験と実例を交えて解説します。設計担当者の方はもちろん、管理職の方のご参加もお待ちしております。
- 1.製図規格の基本から検図の考え方、検図方法、検図のコツを習得できる
- 2.機械設計の設計プロセス、設計手法から検図に必要な重要ポイントを学ぶ
- 3.要求仕様にもとづいた設計図面から検図の演習を通じて検図手法を習得する
22,000円(税込)
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