講師:日鉄テクノロジー株式会社 尼崎事業所 材料評価部 専門主幹 技術士(金属部門) 東茂樹 氏
1985~99年、住友金属工業㈱にて耐食ステンレス鋼や防食技術等の研究、1999~2000年、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)にて石炭液化技術開発、2000年から住友金属テクノロジー㈱にて金属材料の水環境腐食に関する試験調査、に従事。日本金属学会技術開発賞,大河内記念技術賞を受賞。理学修士,工学博士。技術士(金属部門)日本鉄鋼協会,腐食防食学会の正会員。
講習会について
tdo2020121601
- 1.金属の腐食形態
- 2.湿潤腐食とガス腐食の違い
- 3.全面腐食と局部腐食の違い
- 4.局部腐食の種類と要因
- 1.応力腐食割れとは
- 2.応力腐食割れの要因とメカニズム
- 3.応力腐食割れと水素脆性の比較
- 1.各種の応力腐食割れ試験の長所・短所
- 2.応力腐食割れ損傷の調査方法
- 1.炭素鋼の応力腐食割れ
- 2.ステンレス鋼の応力腐食割れ
- 3.非鉄金属の応力腐食割れ
- 1.材料からの対策
- 2.環境からの対策
- 3.応力からの対策
■講義概要
設備・装置の維持管理や製品の耐久設計において、金属材料の腐食の抑制・防止が重要な課題とされています。腐食損傷の中でも、応力腐食割れ(Stress Corrosion Cracking、SCC)は、潜伏期間が長く一旦発生すると破壊的なダメージを与えるため、対処が難しい腐食形態といえます。 本講座では、応力腐食割れのメカニズム、対処法、防止法をわかりやすく解説します。具体的には、まず、理解に必要な金属腐食の基礎について述べ、次に、応力腐食割れにおける材料・環境・応力の観点からの要因と、発生・成長メカニズムを解説します。後半では、実務経験に基づいて、評価試験や損傷調査の方法と事例への応用を紹介し、防止対策とその適用例を紹介します。
設備・装置の維持管理や製品の耐久設計において、金属材料の腐食の抑制・防止が重要な課題とされています。腐食損傷の中でも、応力腐食割れ(Stress Corrosion Cracking、SCC)は、潜伏期間が長く一旦発生すると破壊的なダメージを与えるため、対処が難しい腐食形態といえます。 本講座では、応力腐食割れのメカニズム、対処法、防止法をわかりやすく解説します。具体的には、まず、理解に必要な金属腐食の基礎について述べ、次に、応力腐食割れにおける材料・環境・応力の観点からの要因と、発生・成長メカニズムを解説します。後半では、実務経験に基づいて、評価試験や損傷調査の方法と事例への応用を紹介し、防止対策とその適用例を紹介します。
- ・金属の腐食を理解するための基礎的な事項
- ・応力腐食割れの特徴
- ・応力腐食割れに対処するために必要な試験と調査
- ・各種金属の応力腐食割れ事例
- ・応力腐食割れを防止するための対策
22,000円(税込)
約3時間
アカウント発行日から4週間
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