実務経験豊富な講師が、熱処理に役立つ実務的な知識を5編に分け、各項目を丁寧に解説します。機械製品の設計、生産技術、品質管理、外注担当の技術者や、若手の熱処理現場の技術者の方、また初めて熱処理について学ぶ方にも最適な講座ですので、是非ご受講ください。
各動画の内容はプログラムをご覧ください。
Part1:tdo2020082201
Part2:tdo2020082202
Part3:tdo2020082203
Part4:tdo2020082204
Part5:tdo2020082205
Part1、Part2、Part3、Part4、Part5:tdo2020082200
テキスト該当箇所 第1編 総論 P2~P11
- 1.熱処理を学ぶ前に
- 2.鉄の歴史
- 3.鉄の製造
- 4.鉄鋼材料とは
- 5.合金とは
- 6.鉄の結晶構造
- 7.炭素の役割
- 8.Fe-C平衡状態図とは
- 9.TTT曲線とは
- 10.変態とは
鉄鋼材料の分類と主要合金元素炭素の含有量による、結晶構造、金属組織変化、変態について学ぶ。熱処理はこの変態を活用して諸特性を引き出す方法である。Fe-C系平衡状態図から温度、C%の変化による組織、結晶構造を学び熱処理の基礎を学ぶ。またTTT曲線から変態と時間の関係を学び、加熱―冷却の関係を学ぶ。
テキスト該当箇所 第1編 総論 P12~21 第2編 各論 P104~120
- 1.熱処理工程
- 2.焼なましの目的とその種類
- 3.焼ならしの目的と種類
- 4.焼入れの目的と特徴
- 5.マルテンサイトとは
- 6.CCT曲線と歯
- 7.残留オーステナイトとは
- 8.焼戻しの必要性と特徴
- 9.焼入れ性と質量効果
鉄鋼材料の熱処理で最も大事な熱処理方法である。我々が手にする素材や機械等に組み込まれた鉄鋼材料からなる部品は必ずいずれかの熱処理が施されている。焼なましの目的、処理条件そして、その特徴について、焼ならしの目的と処理条件そしてその特徴について、焼入れの原理、材料によって得られる組織、機械的強度等について、また、焼戻しの必要性と処理温度による違いを解説する。
テキスト該当箇所 第1編 総論P22~43 第2編 各論 P121~135
- 1.特殊鋼の種類とその使用割合
- 2.主要特殊鋼の主成分と合金元素の働き
- 3.材料欠陥(マクロ訴権)
- 4.鉄鋼材料の呼び名
- 5.機械構造用炭素鋼の種類とその熱処理方法
- 6.機械構造用合金鋼の種類とその熱処理方法
- 7.炭素工具鋼の種類と熱処理方法
- 8.合金工具鋼の種類とその熱処理方法
- 9.高速度工具鋼の種類とその熱処理方法
- 10.ステンレス鋼の種類とその熱処理方法
- 11.軸受け工の特徴と熱処理方法
- 12.ばね鋼の熱処理方法
当講義ではまず鉄鋼材料の特性について紹介する。その後、代表的な鉄鋼材料の熱処理方法を解説し、熱処理技術の基礎を習得していただく。
テキスト該当箇所 第1編 総論 P44~60 第2編 各論 P136~177
- 1. 表面硬化の目的
- 2. 浸炭処理
- ①浸炭処理の分類
- ②ガス浸炭の原理
- ③ガスの種類
- ④ガス浸炭雰囲気ガスの種類とその製造方法
- ⑤ガス浸炭処理工程と反応
- ⑥ガス浸炭層深さの求め方
- ⑦雰囲気制御の原理と方法
- 3. 真空浸炭
- ①真空浸炭の原理とその特徴
- ②真空浸炭の現状と問題点
- 4. 浸炭窒化処理
- ①目的と原理
- ②処理例と組織、硬さ推移曲線
- 5. 窒化処理
- ①窒化と軟窒化の違い
- ②窒化、軟窒化処理の種類とその特徴
- ③処理適用材料と処理後の特性
- ④プラズマ窒化の原理と特徴
- 6. 高周波焼入れ処理
- ①目的と原理
- ②適用材料とその処理例
- ③使用コイル例
- ④装置の種類とその特徴
機械的強度が要求される機会部品の多くには、表面硬化処理が行われている。その目的に応じて浸炭、浸炭窒化、窒化、軟窒化或いは高周波焼入れ等が行われている。自動車部品でも用いられている熱処理された鉄鋼材料の役約65%はこの表面硬化処理が行われている。それら処理の種類、原理、目的と特徴について説明する。
テキスト該当箇所 第1編 総論 P86~90 第2編 各論 P178~179
- 1.検査技術
- ①熱処理品の評価方法としての硬さ測定方法の種類と原理
- ②熱処理方法による試験機の使い方
- 2.熱処理トラブル
- ①トラブルの分類とその対策
- ②トラブルの実例と対策
熱処理された製品は外観的には処理の有無の判断は難しい。また熱処理がキチンと標準作業通りに行われたかを確認する方法が硬さ検査である。硬さ測定方法はJISに4種類が規定されている。それぞれの原理と特徴について説明する。また、熱処理加工において不具合品が市場に出ると大きな問題となる。熱処理トラブルは4M(人、方法、機会、材料)にて多くの不具合が起きる。実例を入れながらその種類と対策について説明する。
・Part1~5を一括でお申込みの場合:33,000円(税込/テキスト付)
・1講座:7,700円(税込/テキスト付)
※テキスト不要の場合は、その旨をお申込みページの「お問い合わせ」欄にご入力ください。
※動画内の資料とテキストの資料に違いはありますが、講義内容は同範囲です。該当ページを参照しながらご受講ください。
Part1. 鉄の特性 (約2時間30分)
Part2. 基本的熱処理(焼なまし、焼ならし、焼入れ)(約2時間)
Part3. 鉄鋼材料の種類と熱処理 (約2時間30分)
Part4.表面硬化法 (約3時間30分)
Part5. 検査技術と熱処理トラブル (約2時間)
1講座につきアカウント発行日から14日間
5講座お申込みの場合は3か月
※テキストは申込の翌営業日以内(休日を除く)に発送
カード決済または請求書送付後の振込
カードでのお支払いをご希望の方は申込時にその旨をご記入ください。
お申込みフォームから(支払い期限:請求書発行日の翌月末まで)