講師:名古屋工業大学 工学研究科 准教授 前川覚 先生
2012年3月 横浜国立大学大学院環境情報学府博士後期課程修了。鳥取大学大学院工学研究科 助教などを経て、2018年4月より現職。専門はトライボロジーで、特に「タイヤ用ゴム材料の摩擦特性評価」や「ゴム摺動面の接触面観察と摩擦振動評価」に関する研究に取組む。トライボロジー学会、精密工学会などに所属。
※この映像は2020年7月10日(火)ライブ配信を行いました。
講習会について
摩擦を求めることができるようになります
tdo2020071001
- 1. トライボロジーの定義
- 2. 表面の形状と接触
- 3. 見かけの接触面積と真実接触面積
- 4. アモントン・クーロンの摩擦の法則
- 5. 摩擦の形態(境界潤滑,混合潤滑,流体潤滑)
- 6. トライボロジーの役割と課題
- 1. ゴムの摩擦の分類
- 2. 凝着摩擦
- 3. ヒステリシス摩擦
- 4. 転がり摩擦
- 1. 乾燥摩擦を制御する
- 2. 流体潤滑を制御する
- 3. 摩擦振動・摩擦音を制御する
- 4. 摩耗を制御する
<概要>
これからトライボロジーを学ぶ方、業務のために手っ取り早く知識を得たい方を対象として、ゴム材料のトライボロジーを理解するために「これだけは知っておくべき基礎理論」を最短距離でわかりやすく解説します。トライボロジーは経験がものをいう分野と思われがちですが、これまでに蓄積された基礎理論をうまく適用すれば、行き当たりばったりではない筋の通った摩擦面設計も可能です。摩擦・摩耗のメカニズムを深く理解して(すなわちトライボロジー分野の基礎理論を体系的に理解して)、個々の事例に即した正しい対処法を見つけることが問題解決への糸口となります。
本講義ではまず、トライボロジーを理解するために最低限必要な基礎知識を解説します。続いて、ゴム材料のトライボロジーの基礎理論を解説し、最後にゴム材料の高摩擦化・低摩擦化を実現するための応用技術について紹介します。また、近年その活用が強く望まれているCAE技術について、ゴム材料のトライボロジー設計での活用例を中心にご紹介いたします。
- ・ゴム材料の力学の基礎知識
- ・ゴム材料のトライボロジーの基礎知識
- ・ゴム材料の低摩擦化・高摩擦化技術
33,000円(税込)
約3時間
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