3点識別法について質問があります。基本的な質問で申し訳ございません。
従来品Aと改良品Bがあったとして、AとBは識別できるか見るために、50人のパネルにAAB(25人)またはABB(25人)のいずれかの組み合わせで与え、
異なったと思うものを選ばせた。結果、組合せによって識別有無に差があった場合、AとBの製品に差はあるといえますでしょうか。
また、このような評価を行う場合は、AABまたはABBを個別で評価するのではなく、全パネルの正答数で評価すべきでしょうか。
ご教授頂けると幸いです。
有意水準1%の場合
組合せ 正解者数 識別
AAB 11 不可
ABB 15 可
回答
3点試験法の場合、個々の評価者にAとBの識別試験をn回行って、n回の内、何回正解したかで、各個人がAとBを識別できるか否かを調べるものと、n人の評価者に、それぞれ1回ずつAとBの識別試験を行って、n人の内、何人がAとBを識別できたかということで、AとBに識別可能な違いがあるかを調べるものの、2つのタイプの試験があります。
今回のご質問は、後者のタイプの3点試験法の結果の処理のことだと思います。
結論から申しますと、AABとABBの2条件の結果をあわせたもので、検定します。つまり、評価者(n)は25+25=50名で、正解者(k)は11+15=26名ということになります。
この結果を用いて、2項検定を行うか、検定表を用いて検定します。
検定表によれば、n=50,k=26の場合、正答数(k)が26以上であれば1%水準で有意になりますので、今回のデータでは、1%水準で有意となり、試料AとBは危険率1%で識別可能な違い(有意差)があるといえると思います。
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この返信は2年、 3ヶ月前にT・Oが編集しました。