CATA法は嗜好型の検査としても使え、使用に際して、この評価用語は用いるべきではないというような制約はありません。
基本的には、検査したい官能特性を最大漏らさず評価用語に取り入れたらよいのではないかと思います。
一つ一つの評価に時間がかかりませんので、評価用語の数に関しては、採点法などに比べますと、多くの用語について調べることができますが、そうはいっても、評価用語があまりに多くなりすぎると、パネリストに過度な負担をかけ、疲労の影響が評価に及ぶことがありますので、配慮する必要はあると思います。
また、評価用語の決定に際しては、用語収集をしっかり行い、十分な話し合いと試し評価を行うことが肝要で、評価者によって異なる意味にとられるような用語は、取り除くようにし、二重の意味がないシンプルな表現にします。