FMEA 作成のポイント、効率的な記入方法(インタビューFMEA)、DRでの活用など、本当に役立つFMEAのノウハウを解説します!
- Q1.FMEAとFTAの違いがわからない⇒【FMEAの基礎を学びたい】
- この分野では、「FTA」、「FMEA」、「再発防止」、「未然防止」などの字面や意味のよく似た用語が多いため、取り組み始めて間もない方は混同してしまうことが多いようです。また、書籍等の説明が抽象的なこともこの状況に拍車をかけています。まず、『未然防止』という大枠があり、その中に「問題解決」「再発防止(FTA)」「故障予測(FMEA)」があります。講義の前半では、こうした基本的な用語の意味を具体的に説明し、用語群の関係性を整理します。
- Q2.シートの記入が面倒。書き方もよくわからない。 ⇒【FMEAシートの記入方法を学びたい】
- FMEAでは変更点を中心に検討することが重要です。まったくの新製品であれば話は別ですが、従来製品をベースに設計している場合、従来製品と変更のない部分はあまり神経質に考える必要はありません。すべてを考えようとすると頭がパンクしてしまいますので、まずは変更を中心に検討しましょう。また、実際の記入では、「インタビューFMEA」という方法を推奨しています。誰でも手軽にできる方法で、講習会に参加された方々からは好評をいただいています。講義では重点項目の考え方とインタビューFMEAの概要を説明します。
- Q3.DRBFMに興味があります ⇒【FMEAの活用を学びたい】
- DR(デザインレビュー)はFMEAとセットで語られることが多くなりました。DRでFMEAを有効活用すれば、設計開発の効率化に大きく貢献しますが、実際はなかなか上手くいっていないようです。理由の一つに、DRに対する誤解があります。Dsign Reviewは「設計審査」と直訳される場合がありますが、ここでのReviewは「見直す」「確認する」という意味で、DRは本来、設計内容の見直しと確認をすることで設計者に助言や意見を伝える活動です。設計者への個人攻撃などは論外です。講義では、DRの本来の姿とFMEAの活用方法を説明します。 ※画像は受講特典でお渡しする資料(DRBFM Work Sheet)です。
- Q4.解説だけでは理解できない ⇒【FMEAの事例を見たい】
- 講義では「FMEAの作成例」「FMEAの具体的な活用事例」もお見せします。また、FMEAと未然防止に対する理解を深めていただくため、関連分野である「品質表(QFD)」「FTA」「IATF16949」に関する資料・事例なども紹介します。なお、講義で使用した資料や参考として紹介した資料のいくつかは、講義終了後にこのサイトから配信します。
講座概要
- 講座名
- 設計FMEAの実施の基礎とポイントおよびDR(デザインレビュー)での活用法 ~本来の意味と目的,効果的な実施法,FTAとの違い,DRでの活用,事例紹介~
- 講師
- CS-HK 代表 上條仁 氏 <経歴> 1983年 日立製作所入社。半導体設計開発に従事した後、半導体グループ品質信頼性保証本部にてISO/TS16949を認証担当、兼・全社品質改善活動担当として品質機能展開等で日立全社の普及展開活動を推進する。 2002年 日立製作所退社し、CS-HK設立。大手企業を中心に品質機能展開・TRIZ、FMEA・FTA、DR、ISO9001、IATF16949等のコンサルタント活動を行う。 著書には、『本気で取り組むFMEA』(日刊工業新聞社)、『本当に役立つTRIZ』(日刊工業新聞社・共著)、『常識をくつがえすモノづくり発想法講座』(工学研究社・共著)がある。
- 内容
- FMEA の本質、基本事項、コツや活用法までを要点をまとめて分かりやすく解説します。 導入を検討している方や、基礎を学びたい方、効果的・効率的な実施法を知りたい方は是非ご参加ください。
- 日時
- オンデマンドのため自由詳細はこちら
- 受講料
- 49,280円(税込/テキスト付)