FMEA

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  • このトピックには3件の返信、1人の参加者があり、最後にR.I.により3年、 8ヶ月前に更新されました。
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    投稿
  • #12962 返信
    R.I.
    キーマスター

    FMEAについての質問・相談

    【回答者(講師)の紹介】
    CS-HK 代表 上條 仁(かみじょう ひとし)

    <専門>
    FMEA(DRBFM)、FTA、品質機能展開(QFD)、発明的問題解決手法(TRIZ)、ISO9001,ISO/TS16949

    <職務経験>
    1983年 ㈱日立製作所入社。電力や自動車用の半導体設計開発に従事した後、半導体グループ品質信頼性保証本部にてISO9001&QS9000(現IATF16949)認証担当、兼・全社品質改善活動担当として品質機能展開等で日立全社の普及展開活動を推進する。2002年 ㈱日立製作所退社し、CS-HK設立。大手企業を中心に品質機能展開・TRIZ、FMEA・FTA、DR、ISO9001、IATF16949等のコンサルタントとして活躍中。

    <得意分野>
    (1)故障モード影響解析(FMEA) ※DRBFMも可能です 
    (2)不良の木解析(FTA)
    (3)品質機能展開(QFD)
    (4)発明的問題解決手法(TRIZ)
    (5)ISO9001,現IATF16949

    <著書>
    『本気で取り組むFMEA』(日刊工業新聞社)
    『本当に役立つTRIZ』(日刊工業新聞社・共著)
    『常識をくつがえすモノづくり発想法講座』(工学研究社・共著)

    • このトピックはR.I.が3年、 8ヶ月前に変更しました。
    #12963 返信
    R.I.
    キーマスター

    【質問】
    研究開発にもFMEAは役立つのでしょうか?

    【回答(講師:上條仁)】
    もちろん、研究開発にも役立てることができます。たとえば、事業化(商品化)が見込める段階になった時点では、FMEAを実施することは非常に重要です。ただし、まだ事業化も見えない技術を確立する段階で、「コストを無視してもいいから、とにかく一つできればいい」という場合は、FMEAを実施するよりも、技術確立に力を入れたほうがいいでしょう。このような状態でFMEAを実施すると本来の技術確立が延滞してしまう可能性があるので気をつけてください。

    #12964 返信
    R.I.
    キーマスター

    【質問】
    FMEAの書式にはいろいろなものがありますが、良し悪しや選択の基準はあるのでしょうか?

    【回答(講師:上條仁)】
    まず、世界で最も流通しているFMEAの書式は、自動車業界の規格であるISO/TS16949のものです。ただ、この書式にも数通りのものがあります(もちろん基本は同じですが)。さらに、各企業独自の書式もあり、ISO/TS16949の認証を取得している企業も多少工夫しながら使っています。また、トヨタ方式と言われるDRBFMの書式も広く使われています。
    ただ、一番重要なことは、FMEAがきちんとできているかということです。FMEAの本来の目的は故障予測であり、それができているのであれば、実のところ書式にそれほどこだわる必要はないのです。

    • この返信は3年、 8ヶ月前にR.I.が編集しました。
    #12965 返信
    R.I.
    キーマスター

    【質問】
    FMEAとFTAの違いがよくわかりません。
    書籍やインターネットなどでFMEAのやり方を調べましたが、それらに従って進めると結局はFTAと同じようなものになってしまいます・・・

    【回答(講師:上條仁)】
    一言でいうと「FMEAは故障予測」、「FTAは再発防止」です。故障予測とは、何が起きるかを想像することです。一方で再発防止では、何が起きたかを“さかのぼる”ことが重要となります(JISにも出ています)。
    また、FMEAを不良リストのように扱っている企業が散見されますが、これはFMEAの本来の姿ではありません。不良リストを作るのは、同じ事故や不良を起こさないようにするためですが、これは再発防止(FTA)であって、FMEAではありません。不良リストを作ってFMEAを実施していると思っている企業が多いことは残念なことで、こうしたことがFMEAとFTAを混同してしまう一因かもしれません。

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