このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 熱殺菌のバリデーション実務入門 [講習会詳細] | テックデザイン
※お申込前に「注意事項」をご確認ください

基礎編で理論を理解 → 上級編で実務を習得 → 現場で即活用
「熱殺菌のバリデーションは、品質保証の“最後の砦”です。にもかかわらず、日本の食品製造現場ではホットパックやレトルト、アセプティックラインにおいて、バリデーションが不在のまま生産が続けられているのが現状です。本セミナーでは、HACCPが求める“エビデンス必須”を実現するために、経験豊富な講師がバリデーションの実務を徹底解説。品質保証担当者・製造管理者にとって、現場で即役立つ知識とスキルを得られる絶好の機会です。

 

熱殺菌のバリデーション実務入門

 

コード tds20260618t1
ジャンル 食品
形式 対面セミナー
日程/時間 2026年 6月 18日(木) 12:30~17:00
会場

テックデザイン セミナールーム(東京 飯田橋駅/九段下駅)

受講料
(申込プラン)

1名: 39,600円 (消費税込)

 

●講師

一般社団法人 食品品質プロフェッショナルズ 代表理事 テックデザインパートナー講師 広田 鉄磨

ネスレのグローバル組織で海外勤務を 13 年経験、地方や国によって大きく食品安全の概念や座標が異なることを体感。帰国後は その経験をもとに 厚労省の HACCP 教育ツール開発グループメンバー、農⽔省主導の JFSM 創設準備委員会メンバー、JFS-A,B 監査員研修のテキスト編集。関⻄大学特任教授として食品安全を教えるかたわら 自ら創設した 一般社団法人 食品品質プロフェッショナルズの代表理事となって現在に至る。
広田氏解説のe-ラーニング
オンデマンドで学ぶ”実務で役立つ熱殺菌” 【じっくり学ぶシリーズ 熱殺菌工学編】
新・食品産業を取り巻く食品安心安全リスク
何名でも見放題 食品品質向上シリーズ【e-learning】

●詳細

0.レトルト・ホットパック殺菌の基本(復習)
 ●対象物のpHによって殺菌価の要求水準が異なる。食品衛生法で規定する殺菌価は食中毒菌について定めており変敗菌までは含んでいない。

1.食品安全危害要因のいろいろ
 ●発現しうる危害要因の重篤度に応じてバリデーションの水準が変わってくる
 ●レトルトとホットパックで発現しかねない危害要因の差異
 ●アセプティックの場合 すべての危害要因が対象となりかねない。そのため通常最高レベルのバリデーションが実施される

2.バリデーションの詳細
 ●レトルトのバリデーション詳細と 基準文書となるもの
 ●ホットパックのバリデーション詳細と 基準文書の不在
 ●アセプティックのバリデーション詳細と 基準文書となるもの

3.バリデーションの結果をオーバーライトしうるもの
 ●微生物の耐熱性の分化
 ●バイオフィルム
 ●好酸性芽胞菌による汚染事例

4.バリデーションの結果を その後どう生かしていくか
 ●PDCAプロセスに乗せる
 ●再度のバリデーションが必要となる事態の例

<講義概要>
 いまだにバリデーションといえばなんのこと?と首をかしげる人が多いと感じています。日本のレトルト・ホットパックラインではバリデーションという概念が不在のまま戦前からずっと運営されてしまっているのでバリデーションしないまま生産することが当然のようになってしまいました。日本からの輸出品には実はバリデーションが求められているのですが日本側におけるバリデーション知識の不足と暖簾に腕押しのような日本側の対応の悪さで国際取引において日本産品に対してバリデーションの有無を問いかけることはすでになくなってしまっています。しかしHACCPで言えばCCPである熱殺菌工程の有効性の確認のためにはその根拠となるエビデンスの入手は絶対に必要であることは言うまでもなく、それが本講座でいうところの熱分布・熱浸透検証です。非常に強い耐熱性をもつ芽胞菌をも殺滅の対象としているのに中程度の耐熱性しかないボツリヌス芽胞の殺滅のための120℃4分を全知全能のように引っ張り出してきたり、対象菌は何なのかもあいまいな65℃10分や85℃30分を引っ張り出してきて酸性飲料の殺菌に充てこれをクリアさえすれば変敗など全く生じないといった誤った解釈が跋扈しているのが現在の状況といえましょう。本講座では対象菌の明確化、その菌を十分に殺滅するのに必要な条件はどのようなものなのかを明確にしていきます。

<習得事項>
・熱殺菌バリデーションの基本概念を理解:対象菌種や食品特性(pH・水分活性)に応じた殺菌条件の違いを把握。
・バリデーションの実務手法を習得:微生物の耐熱性評価、装置・製品ごとのバリデーション実施方法を学ぶ。
・結果の評価と活用方法を理解:バリデーション結果をオーバーライトし、PDCAに組み込み再現性を確保。
・再バリデーションが必要となる事例を把握:設備劣化や製品変更、ヒューマンエラーなど再度検証が求められる状況を理解。

<予備知識(受講対象)>
オンデマンド講座で熱殺菌工学入門編、初級編程度の基礎知識を習得してから臨むことが期待されています。



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