このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 チルド・定温食品の期限設定、期限延長 [講習会詳細] | テックデザイン
※お申込前に「注意事項」をご確認ください

食品の品質保証・品質管理という期限の検証分野にいらっしゃる方々、製品開発という期限の設計分野にいらっしゃる方々はもちろんのこととしていわゆるマーケティングという分野の方々にもチルド・定温食品の消費期限・賞味期限がどのように決められているのかを知っていただくいい機会かと思います。今後の製造活動やマーケティング活動に生かしていただければと思います。

 

チルド・定温食品の期限設定、期限延長

 

コード tds20260318t1
ジャンル 食品
形式 対面セミナー(配信あり)
日程/時間 2026年 3月 18日(水) 13:00~17:00
会場

関西大学 東京センター(東京 東京駅 大手町駅)

受講料
(申込プラン)

会場受講: 39,600円 (消費税込)

録画配信受講: 39,600円 (消費税込)

 

●詳細

1.チルド・定温食品の回収事例から見る消費期限・賞味期限
期限表示で一番大事なのは回収を起こさないことであるといっても過言ではありません。過去の回収事例を紐解き期限設定上のミス(つまり設計ミス)ではなく表示上の問題で回収事件が起きているのことを明確にします。

2.期限表示ミスを防ぐには
回収に至るような期限表示ミスを防ぐにはどういった点に留意すればいいのかを討議します

3.消費期限・賞味期限が他者から決められているもの
理化学試験、微生物試験を採用することが法的に求められておりそれを順守することが義務付けられているものについて学びます

4.消費期限・賞味期限を自分で決めるもの
官能評価など評価手法の構築が自社にゆだねられているものについて学びます

5.消費期限・賞味期限の決定方法
保存試験、加速試験などで妥当性のある期限設定を行っていく作業について学びます。アレニウス式の解説もここに出てきます

6.消費期限・賞味期限の伸ばしかた
(現実的ではない、消費者が受け入れないような空虚な提案は排除し)すぐにも採用できる具体的な期限延長方法についてまず学びます。ついで最近開発されてきている新規技術について解説します。

7.フォローアップ
(期限設定を行って新製品を上梓したのち、または)既存商品に対する期限延長を実施してのちのフォローアップ作業について述べます

<習得知識>
・理化学・微生物・官能評価はそれぞれ独立した万能手法ではなく、あくまで一側面であるという認識
・原材料・調理法・保管温度などの要因が複合的に品質劣化を引き起こすという実態理解
・官能評価におけるパネル精度の確立・維持の限界と、成果との実効性に対する批判的視点
・品質評価や期限設定において、単一指標ではなく多面的な視点が必要であるという理解
・期限予測の正確性は、事後のフォローアップ検証によって初めて確認されるという実務的知識
・期限設定業務においてもPDCAサイクルを回すことの重要性とその実践方法

<講師の言葉>
 過去には理化学・微生物についての法的な要求事項ですべてが説明されているであるとかアレニウス式が万能であるとか官能評価の方法はすでに確立されているであるといった印象を醸し出している講座・書籍が多く存在していましたが実際にはそんなことはなくすべて一つの切り口から全体像を推察しているにすぎません。
 実際には理化学・微生物・官能のそれぞれが使用している原材料によって、調理法によって、保管温度によって綾なすように全体的な品質劣化を生み出しているのです。
 官能評価についてもパネルの精度の確立・維持の重要性がよくよく強調されてはいるもののそんなに大変な作業が本当の意味で役立つ成果を生み出しているのかそんな厳しい観点で批評を加えたものはありませんでした。
 私たちのもつ評価方法のすべてが小さな鍵穴から部屋の中を覗いているようなものですので目に入った視覚情報が部屋の中全体を代表しているという保証はありません。
 そのため実際に正確な期限予測を行えたかどうかはその後のフォローアップ検証にかかっており期限設定という分野であってもPDCAを回していくことが重要であるという体験をしていただきます。



  • facebook

  • 食添素材ナビ
       



      
ページTOPへ