※お申込前に「注意事項」をご確認ください
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規格・基準にかかれているから絶対にまもらないといけないといった硬直した運用では実効性のある監査は成立しません。その会社・その事業所の特殊性を大いに加味したものであるべきなのは言うまでもなく監査そのもののPDCAをいかに回していくのかは真剣に議論されるべきものです。内部監査においては本年度の不適合は昨年よりいくつ少なくなったといったお手盛りの評価が横行していることが多く、サプライヤー監査では逆に監査員が不適合を数だけ多く提示していかにも自分は仕事をしてきたという証拠としていることの方が多くはないでしょうか。不適合というのは内部監査であれば自社のビジネスの発展に寄与するものでなければならず、寄与するのであればその数の増減は何ら意味を持ちません。サプライヤー監査であれば是正措置はサプライヤーの身の丈に合った実行可能なものであって最終的にはサプライヤーのビジネスにも寄与するものでなければなりません。
広田氏の熱殺菌工学受講者は11,000円引き
小売業のサプライヤー監査・内部監査の現状とポイント
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コード | tds20250617t1 |
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ジャンル | 食品 |
形式 | 対面セミナー |
日程/時間 | 2025年 6月 17日(火) 10:30~16:30 |
会場 | |
ご案内事項 | 熱殺菌工学はこちら 講師への質問がありましたらどうぞ遠慮なく、事前にいただけば研修までに答えを最大限準備してまいります。受講中でも質問が浮かんで来たらなんでも発言おねがいします。調査が必要な場合には後日になるかもしれませんがお答え準備いたします。 |
受講料 (申込プラン) |
会場受講(内部監査+外部監査): 39,600円 (消費税込) 会場受講(内部監査のみ): 27,500円 (消費税込) 会場受講(外部監査のみ): 27,500円 (消費税込) |
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一般社団法人食品品質プロフェッショナルズ 石井 あき子
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1. 内部監査の基本 |
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今までの内部監査研修では規格にかかれている要求事項を一字一句たどり難解な文章の意味するところの解釈の提供、具体的にはどのような事象をいうのかの例示程度にとどまり、規格にかかれていることはすべて正しくそれに沿えないことはすべてが不適合といったがんじがらめの自由度のない内容であることが多かった。今回は小売業に長く勤めそこでの食品安全マネジメントシステム内部監査に責任を持つ石井あきこ氏がやはり小売業独自の内部監査様式を模索するべきであること、各事業所の特殊性に合わせて監査内容を変更していくべきことを明確にする。小売業特にその総菜部門ではかかわる従業員の数も膨大であり、またインストア加工かセントラルキッチンつまり工場での加工かによってもリスクには大きな差異がでてくる。こういった動態的ともいえる要素を加味しながら内部監査をくみ上げていくことこそ望ましい姿であることの理解を提供する。 |
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一般社団法人 食品品質プロフェッショナルズ 代表理事 テックデザインパートナー講師 広田 鉄磨氏 ネスレのグローバル組織で海外勤務を 13 年経験、地方や国によって大きく食品安全の概念や座標が異なることを体感。帰国後は その経験をもとに 厚労省の HACCP 教育ツール開発グループメンバー、農⽔省主導の JFSM 創設準備委員会メンバー、JFS-A,B 監査員研修のテキスト編集。関⻄大学特任教授として食品安全を教えるかたわら 自ら創設した 一般社団法人 食品品質プロフェッショナルズの代表理事となって現在に至る。 |
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1.サプライヤー監査のこれまで |
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サプライヤー監査研修はネスレ日本(株)時代に200社以上の監査を行いその経験のなかから調達のための監査は商品のCCPがどこにあるかによって変化させるべきという持論を打ち立てた広田鉄磨氏が担当する。従来の小売業によるサプライヤー監査は自社の調達基準に準拠したまではよかったが長年の運用の中で起きたトラブル、他社が経験したトラブルなどをどんどん付け加えて肥大化してしまっている。果てにはいつだれがどのような理由で付け加えたかわからなくなってしまった基準を唯々諾々と守り続けているといった形骸化にも甚だしいものがみられる。今回の講義では原点に戻り小売業によるサプライヤー監査ではどのような観点が必須であってどのような観点は不要なのかを明確に区分けしていく。 |