このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 食品系技術者のためのマーケティング [講習会詳細] | テックデザイン
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さまざまなマーケティング講座が上梓され古めかしい語彙や新しい語彙があちこちにちりばめられて豪華絢爛です。しかし技術系スタッフとして頭に刻み込むべきはやはり自社製品の比較優位の確立以外にはありません。消費者の琴線に触れる優位性を発掘し、確立し、しっかりと維持していく・・・これこそが技術系スタッフとしての醍醐味であるとともに会社の業績に貢献していくための王道を提供してくれます。この基本路線の再確認こそが本講座の到達目標に他なりません。

 

関西大学で食品マーケティングの講義を担当している講師です。

 

食品系技術者のためのマーケティング

 

 

 

コード tds20241120t1
ジャンル 食品
形式 対面セミナー
日程/時間 2024年 11月 20日(水) 12:30~17:00
会場

関西大学 東京センター(東京 東京駅 大手町駅)

配信について 簡単な予習動画がありますので、事前に視聴してください。
ご案内事項 広田氏の熱殺菌工学受講者は11,000円引き
受講料
(申込プラン)

会場受講: 39,600円 (消費税込)

 

●講師

一般社団法人 食品品質プロフェッショナルズ 代表理事 テックデザインパートナー講師 広田 鉄磨

ネスレのグローバル組織で海外勤務を 13 年経験、地方や国によって大きく食品安全の概念や座標が異なることを体感。帰国後は その経験をもとに 厚労省の HACCP 教育ツール開発グループメンバー、農⽔省主導の JFSM 創設準備委員会メンバー、JFS-A,B 監査員研修のテキスト編集。関⻄大学特任教授として食品安全を教えるかたわら 自ら創設した 一般社団法人 食品品質プロフェッショナルズの代表理事となって現在に至る。

●詳細

1.過去に語られたマーケティング理論群、しかし実際に社会で成果の検証がなされたのはマーケティングベーストまで
・プロダクションベースト ・セールスベースト ・マーケティングベースト ・ソサエティーベースト(ソシエタル)
2.フィリップ・コトラーの功罪
・プロダクションベーストからマーケティングベーストまでに理論的支柱を与えたという功績
・それ以降の実証主義から予見主義への転換という愚行
3.マーケティングツールの正しい活用方法
・ツールは本当にそれが機能するのか誰も検証できていない
・新旧のツールはお互いに矛盾しているものもある
・ツールから結論を導こうとするのではなく結論からツールを選択するのが正解
4.成功する技術マーケティングコンセプト
・古今東西本当に成功した実証済みの技術マーケティングコンセプトは比較優位だけ
5.ツールから出せる情報
・ツールからはその比較優位に理論的支柱と実現への確実性・不確実性、効率性・非効率性を示唆できるものだけを選択すればよい
6.自社商材への落とし込み
・自社の何を比較優位として訴求し、どんな形の商品・サービスとして現実化させ、その商品・サービスをどう「売り」につなぐか

<講師の言葉>
CustomerRelationshipManagement、KeyFactorforSuccess、DX(デジタルトランスフォーメーション)、AIと新たな造語が巷に溢れ、技術系としてはそれをどのようにマーケティングの中に組み入れていったらいいのかとこころ穏やかでない状況が生まれてきているのではないかと思います。問題なのはこういった新規のツールや情報技術革新の側面をソリューションプロバイダーの登場としてみてしまう誤った風潮があることです。しかしツールも技術もソリューションを目指すものが召使として使役するものであって召使が主人に「ご主人様!こうやったらうまくいきますよ」などと教えることはありえません。統計学のツールと同じで統計学のツールは差がある・差がない、寄与率が高い・低い、どのような傾向があるとは示してくれますがそれをマーケティングに生かしていくためにはマーケッターというヒューマノインテリジェンスを必要とします。デジタルトランスフォーメーションで多方面から多角的に大量のデータを集積したとしても最後はやはり人間がそのエッセンスを読み取るという作業を必要とします。ベイズ理論に基づくアルゴリズムでディープラーニングを進めるAIであったとしてもそれはただの過去の判断事例の集積の現在の課題への応用にしかすぎません。既存品の売り上げをどう伸ばすかには役に立っても、今まで世の中になかったまったく新規の商品・サービスが本当に売れるかどうかの判断までしてくれはしません。技術マーケッターとしては万古不変の法則である比較優位を掘り当てそれを自社の実現できる製品・サービスにまで育て上げるという道筋をつけるそしてそれをマーケティング・営業と磨き上げていくことのなかにこそその真骨頂を発見できるのではないでしょうか。



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