このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 生活者のストレス・うつ気分・不定愁訴・快適性の把握・解析および有効性評価技術 [講習会詳細] | テックデザイン
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食品・化粧品の美容・健康分野はもちろん、医薬・医療・福祉やインテリア、自動車など、ストレス社会で用いられるあらゆる製造物の商品開発に! ストレスや快・不快などの気分を測定する適切な試験方法、生理的・心理的な有効性の評価方法を講義した上で将来の展望についても解説します。

 

生活者のストレス・うつ気分・不定愁訴・快適性の
把握・解析および有効性評価技術

 

~生活習慣に関わる商品開発のための心理/生理特性・生活実態調査・被験者選定・心理/生理計測~

コード tds20250630h1
ジャンル 人間科学
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2025年 6月 30日(月) 10:00~17:00
配信について 見逃し配信は実施いたしません。当日のご参加をお願いいたします。
資料(テキスト) 印刷物を郵送いたします。
受講料
(申込プラン)

通常価格: 39,600円 (消費税込)

早割価格: 31,680円 (消費税込) ※4月30日までの申し込み

 

生活者のストレス・うつ気分・不定愁訴・快適性の把握・解析および有効性評価技術

●講師

筑波大学大学院 人間総合科学学術院 客員教授 矢田 幸博先生

1984年、花王石鹸株式会社(現:花王株式会社)に入社。皮膚生理機能に関する基礎研究に従事。この間、留学を経て、1992年、学位習得(医学)。1995年に当時のスキンケア研究所に転属。この間、世界で初めて細胞情報伝達関連酵素の精製、紫外線による皮膚の黒化機構の解明やアトピー性皮膚炎の脂質代謝異常の発見およびそれらのケア剤の開発を行った。2001年ヒューマンヘルスケア研究所にて、ストレス研究、睡眠研究、香り研究に従事、2010年より現職。 社外での研究活動としては、1998年より東京女子医科大学医学部、2000年より富山大学医学部、2007年より佐賀大学理工学部大学院、広島国際大学看護学部の非常勤講師、特別研究員を歴任。2011年より久留米大学大学院の客員教授(~21年まで)、2012年より筑波大学大学院人間総合科学学術院グローバル教育院ヒューマンバイオロジーの教授を兼任し、教育活動、研究活動に従事。2023年、花王を退職、筑波大学を退官。同年4月より筑波大学大学院の客員教授に就任、合わせて統合生理学研究所を設立し、代表を務める。大学間での共同研究、さらには、企業の学術指導、研究支援にも積極的に邁進中。直近の著書として、『不定愁訴の統合生理学と商品開発~美・健康・老化予防と有効性評価試験』を出版(2021年6月)など。

●詳細

Ⅰ. はじめに ~生活者の心理・生理機能の理解~
 1.生活者心理(ストレス意識、うつ気分、不安感など)
 2.生活者生理(五感、性差、加齢変化など)
 3.生活者特性と不定愁訴(冷え症状、疲労、むくみ、疲れ顔など)
 4.グローバル調査での生活者の特性把握と留意点(文化、慣習、収入、地域、社会制度・・・)

Ⅱ. 開発品の 評価試験の現状課題の把握:特に被験者選定の仕方、計測条件、機器の選定の仕方
 1.官能評価における現状の課題
 2.評価試験における被験者の選定の現状と課題
 3.評価試験における評価技術(心理学的、生理学的評価)の現状と課題

Ⅲ. 評価試験の課題解決法:特に評価試験成功のための心理質問票と生理計測法による解析
 1.心理的な手法の理解(性格特性解析、疲労感解析、ストレス意識解析、気分・・・)
 2.生理学的な手法の理解(自律神経機能、中枢神経機能、唾液分析、身体機能、体組成など)
 3.総合的な計測法の理解(肌解析、睡眠解析、歩行解析、動作解析、認知機能解析など)

Ⅳ. 総括 ~信頼性が高く、効率的な評価、試験実施に向けて~
 1.講演のまとめと今後の展開
 2.質疑応答

<講義概要>
 2020年初頭からのコロナ禍で就労や子育て、あるいは、介護負担によるストレスや疲労がこれまでになく生活者の身体機能や心理状態に悪影響を与えていることが示唆されている。したがって、商品開発、特に美容や健康、さらには、生活習慣に関連する商品開発においては、生活実態調査や心理生理学的な評価を通じて、心理状態、生理的な不定愁訴を総合的に理解、把握する必要が求められているが、十分な解析、評価が行われているとは言い難いのが現状である。
 本講座では、個々人の心理生理特性に注目し、性格特性、素質、社会環境や疲労、ストレス意識、うつ気分など広範に解析する心理生理評価手法を紹介する。さらに商品開発のために非常に重要な被験者選出法や心理生理学的な調査、計測技術について多数の実例を示しながら解説する。社会人として一人一人が輝き、ますます活躍する社会の実現に資する商品開発の一助となれば幸いである。



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