このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 食品製造における微生物検査の基礎・実務ノウハウ [講習会詳細] | テックデザイン
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実務経験豊富な講師が、微生物事故の問題解決に欠かせない汚染源や汚染経路の特定に重点をおきながら、微生物を同定するために必要な観察および操作の肝要な所、重要な実務ポイントを、実例を交え解説!

 

食品製造における微生物検査の基礎・実務ノウハウ

 

~微生物検査の基礎知識と細菌・カビ・酵母の特性/分離/標本作成/観察/同定~

コード tdo2021120401
ジャンル 食品
形式 オンデマンド講座
配信について 受講期間:アカウント発行から4週間
動画時間 約2.5時間
資料(テキスト) 印刷物を郵送
受講料
(申込プラン)

税込/テキスト付: 27,500円 (消費税込)

 

●講師

小野技術士事務所 所長 技術士(農業部門食品化学) 小野 晴寛

(財)日本食品分析センタ-、世界最大の外資系化粧品会社、(財)すかいらーくフ-ドサイエンス研究所、ISO認証登録審査機関等を経て、現在は技術士として、食の安全に関するコンサルティングや講演活動を実施。

●詳細

1.食品微生物検査に必要な知識と実際
 ① 検査の準備と留意事項 
 ② 公定法の特徴と実技上のポイント
 ③ 迅速測定法の特徴と実技上のポイント

2.食品由来 細菌の分類と同定法
 ① 形態学的な性質(コロニー形態、栄養細胞、芽胞(胞子)、運動性など)
 ② グラム陽性菌・陰性菌の種類と特徴
 ③ 純水分離の操作、コロニー計測
 ④ 汚染源・汚染経路調査に必要な属レベルの同定
  コロニーのスクリーニング→分離・培養→簡易同定を写真で解説
 ⑤ 細菌の生態(食品と細菌)

3.食品由来 酵母の分類と同定法
 ① 形態学的な性質(栄養細胞、偽菌糸、子のう胞子など)
 ② 生理学的な性質(発酵、炭素源の資化性、エステル生成など)
 ③ 分類体系(有胞子・射出胞子・無胞子酵母類)
 ④ 汚染源・汚染経路調査に必要な酵母の同定(属の検索手順)観察→分離・培養→同定
 ⑤ 酵母の生態(食品と酵母)

4.食品由来 カビの分類と同定法
 ① 食品汚染カビの分類(接合・子のう・不完全菌類)
 ② 分生子形成方法による不完全菌類の分類
 ③ アスペルギルス属の特徴と分類  
 ④ ペニシリウム属の特徴と分類
 ⑤ カビの生態   
 ⑥ 食物・食品とカビ  
 ⑦ カビ毒(マイコトキシン)

5.観察の実務ポイント
 ① 実体顕微鏡と光学顕微鏡(位相差顕微鏡)の特徴と操作方法
 ② 標本作成、形態観察、芽胞や運動性の確認などのポイント

6.菌株の保管方法

7.有害微生物の特定と危害管理
 ① 各種食品における安全マネジメント   
 ② 大腸菌群と大腸菌の扱い方(汚染源や汚染経路の特定)
 ③ 防カビのポイント

8.検査室の管理(精度管理)
 ① バリデーション 
 ② GLP(Good Laboratory Practice)
 ③ 統計処理

<習得知識>
 1.食品微生物検査の基礎知識と実務上の留意点、検査室の管理と精度管理
 2.食品由来の細菌・カビ・酵母を同定する能力向上(属レベル同定スキーム)、同定の要点
 3.同定に必要な菌体の分離操作、標本作成、観察の勘所(訓練や経験で身につけたスキル)
 4.有害微生物管理のマネジメントと実践 

<対象>
 微生物を因とする食品課題を解決したい方や自身の微生物の同定スキルをさらに向上させたい方、食品安全マネジメント並びに旧分類とDNA解析に基づく分類体系を理解したい方などに最適な内容です。

<講義概要>
食品製造の現場を確認し、現物である事故品を手に取り、お客様へのコンサルティングを通した実例を基に、食品由来微生物の汚染源・汚染経路の解明に際しての観察の勘所や手法のポイントを解説します。 基礎知識として食品微生物検査に触れた後、細菌、カビ・酵母の同定を行うための操作手順のポイントを説明します。 併せてDNA解析による分類体系に触れ、形態観察の重要性を再認識。本セミナーの特色として、再発防止に欠かせない汚染源や汚染経路の特定を重要視する分析方法の実務ポイントの説明、ならびに、衛生管理の維持に必要なマネジメントなどを詳説します。食品コンサルタント(品質管理・品質保証)、食品分析、微生物試験、食の基礎研究者、ISO審査員等の経験を踏まえ、多面的な視点に沿った微生物汚染の防止対策にアプローチします。



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