このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 香りの心理・生理的効能と有効性評価技術 [講習会詳細] | テックデザイン
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食品・化粧品はもちろん、医薬・医療・福祉や住宅、自動車など、香りの介在するあらゆる分野のR&D技術者へ! 香りの機能性のメカニズムから適切な試験方法、生理的・心理的な有効性の評価方法までを網羅し将来の展望についても解説します。

 

香りの心理・生理的効能と有効性評価技術

 

~作用機構 / 目的に応じた実験・評価のコツ / 製品開発への応用・展望~

コード tds20250127h1
ジャンル 化粧品
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2025年 1月 27日(月) 10:00~17:00
配信について 見逃し配信は実施いたしません。当日のご参加をお願いいたします。
資料(テキスト) 印刷物を郵送いたします。
受講料
(申込プラン)

通常価格: 36,300円 (消費税込)

 

香りの心理・生理的効能と有効性評価技術

●講師

筑波大学大学院 人間総合科学学術院 客員教授 矢田 幸博先生

1984年、花王石鹸株式会社(現:花王株式会社)に入社。皮膚生理機能に関する基礎研究に従事。この間、留学を経て、1992年、学位習得(医学)。1995年に当時のスキンケア研究所に転属。この間、世界で初めて細胞情報伝達関連酵素の精製、紫外線による皮膚の黒化機構の解明やアトピー性皮膚炎の脂質代謝異常の発見およびそれらのケア剤の開発を行った。2001年ヒューマンヘルスケア研究所にて、ストレス研究、睡眠研究、香り研究に従事、2010年より現職。 社外での研究活動としては、1998年より東京女子医科大学医学部、2000年より富山大学医学部、2007年より佐賀大学理工学部大学院、広島国際大学看護学部の非常勤講師、特別研究員を歴任。2011年より久留米大学大学院の客員教授(~21年まで)、2012年より筑波大学大学院人間総合科学学術院グローバル教育院ヒューマンバイオロジーの教授を兼任し、教育活動、研究活動に従事。2023年、花王を退職、筑波大学を退官。同年4月より筑波大学大学院の客員教授に就任、合わせて統合生理学研究所を設立し、代表を務める。大学間での共同研究、さらには、企業の学術指導、研究支援にも積極的に邁進中。直近の著書として、『不定愁訴の統合生理学と商品開発~美・健康・老化予防と有効性評価試験』を出版(2021年6月)など。

●詳細

Ⅰ. 香りの効能
 1.香りとヒトの関わり(概論)
 2.香りの生理心理的な効果
 3.香り利用の可能性と課題

Ⅱ. 香りの作用機構
 1.香りの生化学的な解析
 2.香りの生理学的な解析
 3.香りの心理学的な解析
 4.香りの新評価法による解析

Ⅲ. 香りの有効性評価法
 1.生理学的な評価法1  (自律神経関連、免疫関連、温熱生理関連・・・)
 2.生理学的な評価法2  (末梢循環関連、大脳生理関連・・・)
 3.心理学的な評価法  (気分、心地良さ、疲労感、ストレス意識・・・)
 4.その他の評価法  (睡眠に関する評価、認知機能評価、抗ストレス評価・・・)

Ⅳ. 香りの評価法の課題
 1.香り評価実験を行う際の課題1  (被験者選定、提示方法、揮散濃度、嗜好性の有無・・・)
 2.香り評価実験を行う際の課題2  (測定法の選択、官能評価、データ解析・・・)
 3.香り評価実験の組み立て方、実施方法、グローバル評価法
 4.香り評価の実際  (美味しい香りの評価、嗜好品の香りの評価、針葉樹林の香りの評価など)

Ⅴ. まとめと香り研究の展開
 1.講習会のまとめ
 2.香り研究の展望
 3.質疑応答

<講義概要>
 近年、香りの効能が注目され、香粧品や食品などの日用品分野ばかりでなく、医薬・医療や福祉、あるいは住宅、自動車の分野においても積極的な利用が進められている。しかしながら、一方では、香り利用の課題として、香りに対する嗜好性や生活環境の違いによる効果発現の差異、評価技術の課題などが指摘されている。したがって、さらなる香りの活用のためには、香りを利用する上での課題を明らかにすること、また、その課題解決のための新評価系の開発検討も重要であると思案される。
 本講では、香りの効能に加えて、その作用を統合的に評価する生理的、心理的な技術や手法を多数紹介すると共に、香りの評価試験を実施する際の留意点(目的に応じた実験の計画と実施)にも言及する。本講が香り研究の進展、あるいは香りの機能性を付与した製品開発への一助となれば幸いである。



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