このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 食品成分の体内吸収性と代謝挙動評価 [講習会詳細] | テックデザイン
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食品成分が経口摂取されたのち、どのように機能性を発揮するのかは未解明な部分が多いです。本講では、体内に吸収された食品成分(ペプチドやポリフェノールを中心に)の吸収性や生体利用性を可視化や評価する方法を、研究事例を用いながら紹介します。

 

食品成分の体内吸収性と代謝挙動評価

 

〜生体利用性の評価の重要性とその実際〜

コード tds20241114z1
ジャンル 食品
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2024年 11月 14日(木) 15:00~17:00
配信について 見逃し配信はございません。
リアルタイムのご受講をお願いいたします。
資料(テキスト) 電子ファイルをダウンロード
受講料
(申込プラン)

受講料: 19,800円 (消費税込)

 

●講師

九州大学 大学院農学研究院 生命機能科学部門 食品分析学分野 准教授 田中 充先生

講師紹介:2011年九州大学農学研究院特任助教となり、2020年九州大学五感応用デバイス研究開発センター准教授、2021年より現職に。専門は食品分析学、食品機能学、分析化学。高品質・高機能食品の提供を目的とし、分析化学の見地から品質評価ならびに機能評価のための食科学研究を行っている。

●詳細

Ⅰ.食機能評価における生体利用性の重要性
① 機能性ペプチドの体内吸収性
② ペプチドの機能性
③ 生理機能発現における体内吸収の重要性
④ ペプチドの高感度検出法(誘導体化LC-MS法)
⑤ ペプチドの体内吸収挙動
⑥ ペプチドの腸管吸収挙動
⑦ タンパク質摂取後の体内移行ペプチド
⑧ ペプチドの血液脳関門透過
⑨ ペプチドの脳内蓄積の可視化

Ⅱ. ポリフェノールの体内吸収性
① ポリフェノールの機能性
② ポリフェノール類の腸管吸収挙動
③ ポリフェノール類の体内吸収挙動

Ⅲ. 機能性食品成分の臓器蓄積
① 機能性食品成分の臓器蓄積性の評価
② 組織中成分の定量イメージング

Ⅳ. まとめ・将来展望

<習得知識>
・機能性ペプチドの体内吸収性について、その評価法と具体例
・血液脳関門透過ペプチドについて、その評価法と具体例
・ポリフェノールの体内吸収性について、その評価法と具体例
・腸管吸収機構について、その評価法と具体例
・体内吸収成分の組織蓄積について、その評価法と具体例

<講義概容>
 経口摂取された成分は、消化管を通過し、腸管より体内吸収されたのち体内循環される。ペプチドやポリフェノールなどの一部の食品成分の摂取は、生体調節作用を示すことが知られている一方、現状の食機能性研究においてもなお、in vitro(試験管レベル)での作用をin vivo(動物あるいはヒトレベル)での生理作用のメカニズムとして外挿する三段論法的研究が見受けられ、生体内での活性本体の同定、ならびに作用部位への到達については未解明なものが多い。さらに、機能性成分が生体内で代謝・分解を受けることを考慮すると、当該機能性に対するエビデンスとして、その生体利用性の解明は必須となる。しかしながら、食品成分の生体利用性を的確に評価可能な分析系は十分でないため、多くの成分の生体利用性は未解明のままである。
 本講演では、演者らが構築した質量分析イメージング技術をはじめとする独自の分析法により食品成分の生体利用性を可視化した成果を紹介し、食機能評価の重要性ついて議論したい。



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