このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 金属の疲労破壊・疲労設計の基本と超高サイクル疲労への対応 [講習会詳細] | テックデザイン
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低・高サイクル疲労のメカニズムや疲労強度に影響する諸因子を説明した後、疲労強度の基本的な考え方や方法についてポイントを絞って解説し、さらに、新たな課題である超高サイクル疲労について考えます。

 

金属の疲労破壊・疲労設計の基本と超高サイクル疲労への対応

 

コード tds20241210a1
ジャンル 機械
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2024年 12月 10日(火) 13:00~17:00
配信について 見逃し配信もあります(視聴期間は10日程度)
資料(テキスト) PDFデータの配布(ダウンロード)
受講料
(申込プラン)

オンライン受講: 36,300円 (消費税込)

早期申込価格: 29,040円 (消費税込) ※10/10までのお申込が対象です

 

金属の疲労破壊・疲労設計の基本と超高サイクル疲労への対応

●講師

富山大学 工学部 教授 小熊 規泰先生

1988~2007年、株式会社ジェイテクトに勤務。2007年より現職。「アコースティックエミッションによる動機械の健全性評価」「高強度鋼の軸荷重、曲げ、捩り、転がり疲労特性の解明」などの研究に従事。日本機械学会、日本材料学会、日本設計工学会に所属。日本機械学会論文賞、日本材料学会技術賞を受賞。

●詳細

Ⅰ.材料破壊の基礎知識
 1.いろいろな破壊の形
 2.材料と静的破壊
  ① 延性材料―延性破壊
  ② 脆性材料―脆性破壊
 3.疲労破壊とは
  ① 疲労のメカニズム
  ② 低サイクル疲労(塑性疲労)
  ③ 高サイクル疲労
 4.疲労強度に及ぼす諸因子の影響
  ① 寸法効果
  ② 切り欠き効果
  ③ 表面性状
  ④ その他の因子

Ⅱ.破壊力学の基礎
 1.材料力学と何が違う?
 2.評価パラメータ
  ① 応力拡大係数
  ② ひずみエネルギー解放率
 3.き裂進展速度
 4.破壊じん性
 5.き裂材の強度評価

Ⅲ.疲労設計の基礎
 1.疲労設計の流れ
 2.疲労限度設計
 3.フェールセーフ設計
 4.損傷許容設計

Ⅳ.超高サイクル疲労と設計課題
 1.き裂発生起点の遷移
 2.破壊起点の特徴的様相
 3.従来設計法で長期使用信頼性が保障できるか?

<習得知識>
 ・金属製品がどのように壊れるのかを理解する力
 ・製品の信頼性設計のために知っておくべき基礎知識
 ・長期使用のための疲労設計の心得

<講義概要>
 機械部品の想定外の破損はシステムの故障を招くばかりでなく、人命や環境に多大な危害を及ぼす重大事故に繋がる可能性があります。また、大局的観点から省エネルギー・環境負荷低減のための製品の長期使用、およびその信頼性確保は重要な課題です。したがって、十分な信頼性をもった構造物や製品を設計・製作することは極めて重要な義務ですが、一方で経済的視点から過剰品質を避ける傾向にあるため、疲労設計の考え方と設計法の習得は必須と言えます。
 そこで本講義では、「ものづくり」の上流である設計段階における信頼性について、中でも長期使用にとって重要な疲労設計について、その考え方と設計法の関係を紹介します。まず、疲労破壊を中心に材料破壊の基礎知識を説明した後、破壊力学の考え方や疲労設計の基本についてポイント絞って解説します。さらに、近年世界中で注目されている超高サイクル疲労について、その現象とメカニズムを解説し、さらにこれまでの疲労設計の見直しの必要性についても説明します。なお、講義は、応力、ひずみに関する材料力学の知識を有していることを前提に進めますが、必要に応じて補足説明しますのでお気軽に受講ください。



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