このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 廃水の基礎・各論と種類および法体系に則った処理技術 [講習会詳細] | テックデザイン
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廃水にかかわる技術担当や管理職におすすめ! 工場廃水は製造する製品、工程、設備ごとに千差万別な一方で関連法令が多岐に渡るため、種別ごとに適した処理方法が要求されます。本講座ではそれらの原理から応用までを、法体系や今後の技術動向を交えて解説します。

 

廃水の基礎・各論と種類および法体系に則った処理技術

 

コード tds20241203h1
ジャンル 化学・材料
形式 対面セミナー
日程/時間 2024年 12月 3日(火) 10:00~17:00
会場

都内中心部で調整しております。(東京(調整中))

資料(テキスト) 当日配布いたします。
受講料
(申込プラン)

通常価格: 36,300円 (消費税込)

早割価格: 29,040円 (消費税込)

 

廃水の基礎・各論と種類および法体系に則った処理技術

●講師

井辺技術士事務所 井辺 博光

1976年 静岡大学大学院 工学研究科修了。同年より新日鉄君津製鉄所にて高炉排水の高度処理に関する研究に従事。1979年からはアスモ株式会社(現 株式会社デンソー)にて米国・韓国等の工場・排水処理場の建設や技術指導に携わるほか、排水処理の負荷低減と高度処理の研究に従事。2005年より同社安全環境部にて、ISO、省エネ、環境部門の責任者に就任。2011年7月 井辺技術士事務所を開設。静岡大学非常勤講師、日本技術士会幹事、中小企業の技術指導、NEDOの技術審査員等を務める。公益社団法人日本化学会永久会員、公益社団法人日本下水道協会特別会員。取得技術部門:上下水道部門(下水道)、総合技術監理部門(上下水道/下水道)、衛生工学部門(水質管理)、化学部門(高分子製品)、APECエンジニア(工業)、その他:環境計量士など。

●詳細

Ⅰ. はじめに
1.地球を取り巻く水の現状
2.地球温暖化による水への影響
3.IPCC第5次、6次報告書およびパリ協定の概要

Ⅱ. 水質に関する法体系と概要
1.環境基本法の概要
2.水質汚濁防止法の概要
3.環境基準達成状況と課題
4.第5次環境計画「SDGs(持続可能な開発目標)」との関係について

Ⅲ. 廃水別処理方法の原理と処理工程及び設備の概要
1.生活系(有機系)廃水の特徴と処理技術
①標準活性汚泥法
②嫌気・無酸素・好気法(A2O法)
③膜分離活性汚泥法
2.酸系廃水の特徴と処理技術
①凝集沈殿法
②新しい凝集沈殿法
③その他の処理技術
3.油系廃水の特徴と処理技術
①加圧浮上法
②好気性生物処理
③嫌気性生物処理(嫌気性硝化法)
4.廃水処理における関連技術
①消毒技術
②固液分離技術(脱水技術)
③固液分離技術(膜分離技術)

Ⅳ. 排水処理における今後の課題
1.いま、世界で起きている技術の潮流
2.分析技術における全自動化技術の動向
3.日本版WET(全排水毒性試験)
4.事業継続計画(BCP)とリスク管理からの課題

<本講座の習得事項>
・廃水別処理技術と廃水処理に関する基礎知識
・国家試験(公害防止管理者水質1種)レベルの知識
・廃水処理に関する基本的考え方と応用の仕方
・情報技術を核とした分析技術の動向と知識

<講義概要>
あらゆる分野の製造業にとって水は必要不可欠な要素であり、排水の適切な処理こそが持続的産業発展の基礎となります。したがって、水と環境がいかに重要であるかを理解しなければなりません。特に、排水基準は法律によって厳しく規制されており、適切に処理しなければ操業停止や健康被害の発生に繋がります。工場の各工程及び設備から出る廃水は千差万別であり、廃水の種類に応じた最適な方法で処理しなければなりません。そのため、廃水の種類に応じた処理技術の原理から応用まで細かく説明します。
本講座は廃水処理技術の全体像を理解することで、最適な処理方法を考える基礎を身に付けることを目的とします。工場及び排水処理場の建設と技術指導に携わった講師の経験に基づき、水と環境の相互関係や排水処理を取り巻く法律の基礎知識、廃水の種別に応じた適切な処理手法を体系的に講義します。また、排水処理工程で発生する有機系の汚泥をバイオマスとして活用する嫌気性消化法についても解説を行い、廃水に関する今後の課題までを総括します。

※化学系の工業高校以上、あるいは高校以上の化学知識を必要とします。



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