このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 過熱水蒸気・ジュール加熱の利用技術と最近の動向 [講習会詳細] | テックデザイン
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新しい加熱方法として、様々な食品加工プロセスに活用されている【過熱水蒸気】と【ジュール加熱】について、基本的なメカニズムから、特徴、実際の利用例、活用法、最近の動向までを分かりやすく解説します!

 

食品加工における
過熱水蒸気・ジュール加熱の利用技術と最近の動向

 

コード tds20241025m1
ジャンル 食品
形式 対面セミナー(配信あり)
日程/時間 2024年 10月 25日(金) 13:00~17:15
会場

都内中心部で調整しております。(東京(調整中))

配信について 録画配信です。配信開始は開催後3営業日以内。配信期間は約1週間。
資料(テキスト) 対面受講:当日配付 / オンライン受講:郵送
ご案内事項 ★会場での受講が難しい場合はオンラインでご受講ください。
受講料
(申込プラン)

対面+配信/通常: 36,300円 (消費税込)

配信のみ/通常: 36,300円 (消費税込) ※録画配信

 

第1部:過熱水蒸気の利用と最近の動向(2.0h)

●講師

酪農学園大学 農食環境学群 食と健康学類 食品企画開発研究室 阿部 茂先生

北海道大学大学院水産科学院博士後期課程修了。専門は、畜産加工、水産加工、食品工学、油脂化学。北海道の食材を使用した様々な加工食品・加工技術の開発・研究に取組む。FOOMAアカデミックプラザAP賞、日本食品科学工学会技術賞などを受賞。2014年より現職。

●詳細

Ⅰ.過熱水蒸気の特性
 1.過熱水蒸気とは
 2.過熱水蒸気の発生方法とその制御

Ⅱ.食品加工における過熱水蒸気の利用
 1.過熱水蒸気を食品加工に用いた時の様々なメリット
  a.エキス損失抑制効果(ニンジン、ホタテ)
  b.色調改善効果(アスパラガス)
  c.表面殺菌効果(ソバ、水産珍味)
  d.油脂酸化抑制効果(サケ)
 2.過熱水蒸気を用いた新たな食品加工
  a.製菓製パンへの応用
  b.その他

Ⅲ.過熱水蒸気技術の最近の動向
 1.過熱水蒸気機器の性能の重要性
  a.空気混入による製品品質への影響
 2.最近の過熱水蒸気技術の動向と今後の展望
  a.熱源のバラエティー化 
  b.今後の展望

<講義概要>
 過熱水蒸気は通常の蒸気をさらに100℃以上に加熱した高温の水蒸気ガスであり、極低酸素、高凝縮潜熱等の特長があります。食品加工において過熱水蒸気処理は従来の加熱方法と比較して、エキス損失低減、歩留まり改善、色調改善、物性改善、および表面殺菌などの様々な効果を有することが明らかとなっています。
本講演では、過熱水蒸気を食品加工に用いた場合の様々なメリットについて、事例を交えながら解説します。また、最近の研究・技術動向なども紹介します。

第2部:ジュール加熱技術の基礎と応用及び最新動向(2.0h)

●講師

秋田県立大学 名誉教授 秋山 美展先生

東北大学大学院博士後期課程修了。専門は食品工学、食品機能学。乳業会社研究所(17年)。秋田県総合食品研究所(13年)。秋田県立大学生物資源科学部応用生物学科教授(12年)。これまでの主な研究開発テーマは、大豆タンパクの肉様組織化技術の開発、ジュール加熱法の実用化と発熱解析、食材に含まれる活性酸素消去成分の機能解析、デンプンの脂質複合化による難消化性の付与など。現在は、農林水産省産学官連携コーディネーター(非常勤)。

●詳細

Ⅰ.ジュール加熱法の基礎 
 1.発熱原理と基本装置
  a.食品材料の電気特性と発熱量
  b.ジュール加熱装置の設計と製作
 2.ジュール加熱による食品加工各論
  a.蛋白凝固 (豆腐、カマボコ)
  b.発酵 (麹、発酵乳)
  c.高粘度材料 (餡、オカラの殺菌・調理)
  d.高品位殺菌 (吟醸酒、ワイン、ドブロク)
  e.成分抽出 (茶、スープ、漢方薬)
  f.解凍 (マグロ)
 
Ⅱ.ジュール加熱技術の最先端 
 1.プログラム加熱の概念と利用
  a.物質移動、糊化、蛋白変性、酵素反応、相転移
 2.より付加価値の高い加熱処理法の提案
  a.温度、圧力可変加熱による食品加工
 3.高電圧パルス殺菌
 4.交流高電界処理
 5.連続多段階温度処理の実例

<講義概要> 
 ジュール加熱を食品加工に応用する目的は、殺菌、調理、煮熟、蛋白変性(ゲル形成)、酵素失活あるいは賦活、澱粉糊化、脱水、乾燥、吸熱反応促進など様々ですが、従来の伝熱加熱に比べて極めて高い精度で温度制御が可能です。また、温度変更に対する応答性にも優れています。これらの特性を活用することによって、従来法では得られなかった数々のメリットがもたらされます。
 本講演では、ジュール加熱技術の基礎から応用まで豊富な実例を挙げながら解説するとともに、本技術を応用した新しい加熱処理の概念や、研究動向など今後の展望についても紹介します。



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