このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 機械設計における設計計算の基礎と製図力のスキルアップ講座 [講習会詳細] | テックデザイン
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国家技能検定試験「機械・プラント製図」の首席検定委員を務めた講師が、製図作成能力向上のポイントを解説!

 

機械設計における設計計算の基礎と製図力のスキルアップ講座

 

~ 製図の勘所 / 要素技術 / 動力伝達軸-固定継ぎ手の設計計算 / 作図演習~

コード tds20241122z1
ジャンル 機械
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2024年 11月 22日(金) 10:00~17:00
配信について 見逃し配信あり(視聴期間は10日程度)
当日の受講が難しい場合は見逃し配信をご利用ください。
資料(テキスト) 印刷・製本したものを郵送
受講料
(申込プラン)

通常価格: 36,300円 (消費税込)

早割価格: 29,040円 (消費税込) ※10月22日までの申込

 

機械設計における設計計算の基礎と製図力のスキルアップ講座

●講師

TSF自動化研究所 代表 東京都 デジタル技術アドバイザー 村山 省己先生

(株)日立製作所 工機部長、日立オートモティブシステムズ(株) 投資計画部長を歴任。NC工作機械・自動車部品生産設備の設計開発に従事し、国内・海外向け自動化ライン等、投資の最適化について幅広い生産技術の知見を有する。また、国家技能検定試験「機械・プラント製図」の検定委員に長年携わり、首席検定委員も務める。2016年より東海大学工学部教授となり、2019年に独立。現在は企業の工場の自動化や、東京都中小企業振興公社にてロボット導入などの相談員、診断員としても活躍している。

●詳細

<受講当日ご準備いただくもの>
・電卓
(加減乗除・立方根計算付 スマートフォンのアプリ可)
・20cm定規・150mm径コンパス
・0.7mmBシャープペンシル


Ⅰ. 機械製図に必要な力学の基礎
  1. 材料と力学の基礎:応力とひずみについて基礎を学ぶ
  ① 力について
  ② 静荷重と動荷重
  ③ 引っ張り力とは
  ④ 圧縮荷重とは
  ⑤ せん断荷重とは
  ⑥ 縦歪(ひずみ)
  ⑦ 横歪(ひずみ)
  ⑧ 圧縮歪(ひずみ)
  ⑨ 引張強度と許容応力
  ⑩ 曲げ応力
  ⑪ 曲げモーメント
  ⑫ 撓み(たわみ)量 
  ⑬ たわみの計算式
 2. 機械と力学の基礎:速度、加速度、摩擦係数を学ぶ
  ① ニュートンの運動法則
  ② 力のモーメント
  ③ 摩擦力と摩擦係数
  ④ 速度と加速度
  ⑤ 各速度とラジアン
  ⑥ 角加速度 
 3.機械要素の基礎:機械に必要な主要部品について学ぶ
  ① ネジ
  ② 軸
  ③ 転がり軸受
  ④ ガイドウェイ(ケージ付き)の構造
  ⑤ ボールねじ
  ⑥ 歯車

Ⅱ. 動力伝達軸の設計計算と作図(演習付き)
 1. ねじの強度計算について:締結と駆動に必要なねじを学ぶ
  ① メートル並目ねじのJIS規格
  ② ねじの力学
  ③ ねじの基礎
  ④ 引張強さ
  ⑤ せん断強さ
  ⑥ 計算演習
 2. 軸の強さとこわさについて:軸のねじりと曲げについて計算式を学ぶ
  ① 軸の強さ
  ② ねじりだけが作用する軸の径の計算式の考え方
  ③ ねじりモーメントのみ受ける場合の中実丸棒の径
  ④ 曲げモーメントのみ作用する軸の中実丸棒の径
  ⑤ 曲げとねじりを同時に受ける軸の中実丸棒の径
  ⑥ 軸のこわさ
 3. 軸の設計計算と作図~演習~:電動軸の設計計算と作図の演習
  ① 電動軸の設計仕様
  ② 軸の設計のポイント
  ③ 演習1 電動軸の軸径の設計計算の演習と解答
  ④ 演習2 電動軸の作図演習と解答

Ⅲ. フランジ型固定軸継手の設計計算と作図(演習付き)
 1. 軸継ぎ手・ブレーキについて:軸継手の強度について計算式を学ぶ
  ① 軸継手とは?
  ② 軸継手の種類
  ③ ブレーキの種類
  ④ ブレーキトルクの計算演習と解答
 2. 軸継手の強度計算について:軸継手の設計計算を学ぶ
  ① 軸継手の設計計算
  ② 計算演習と解答
 3. 軸継手の設計計算と作図~演習~:軸継手の設計計算と作図の演習
  ① フランジ型固定軸継手の設計仕様
  ② フランジ型固定軸継手の設計のポイント
  ③ 演習3 フランジ型固定軸継手の設計計算の演習と解答
  ④ 演習4 フランジ型固定軸継手の作図演習と解答

Ⅳ. JIS B001機械製図の重要ポイント ~製図手法の重要事項ベスト10について学ぶ~
 1. まずは正面図から決める!
 2. 加工基準を決めて寸法を記入する!
 3. 寸法は正面図に記入する!
 4. 寸法は重要寸法を明確に記入する!
 5. 関連する寸法は同じ図に記入する!
 6. 寸法は計算で求める必要がないように記入する!
 7. 必要な寸法のみ記入する!
 8. 類似した図は描かない!
 9. 二重寸法・重複寸法は厳禁!
 10. 加工を考えた寸法を記入する!

Ⅴ. 小型NC工作機械の設計製図事例 ~小型NC機の設計製図から立ち上げの手法を学ぶ~
 1. 開発構想と机上評価:小型NC工作機械の開発構想
  ① 小型NC工作機械の構想と仕様
  ② 小型NC工作機械の性能目標
 2. 小型NC工作機械の設計入門:小型NC工作機械の設計製図
  ① 市場調査による市販小型NC工作機械との差別化と設計のポイント
  ② 構造及び剛性の設計検討
  ③ 組立図(主軸)
  ④ 部品図(主軸)(主軸フランジ)(ハウジング)(ロックナット)
 3. 精度評価と性能評価:小型NC工作機械の運転調整、精度評価
  ① 静的精度検査(JIS規格マシニングセンタの検査条件)
  ② 動的精度検査(実機加工負荷条件の検査)
  ③ サーボ調整、サーボ制御機能評価
  ④ 加工精度検証、表面性状評価
  ⑤ 性能評価、機能評価

<習得知識>
 1. 機械設計に必要な力学の考え方と基本的な計算式の知識を習得する
 2. コスト低減や要求品質を満足させる設計計算の基本を修得する
 3. 電動軸及び軸継手の強度計算方法と作図テクニックを演習から習得す る
 4. JISの機械製図の知っておきたい10の重要ポイントを事例から習得する
 5. 小型NC工作機械(複合加工機)の開発事例から設計製図の基本を習得する

<講義概容>
 信頼性の高いムダがなくわかりやすい設計図面は、加工しやすく組立性も良く、品質のバラつきを抑え、安定した品質を作り込むことができ、コスト低減や製品性能を向上させることにつながります。一般的に、機械部品の設計製図においては要求品質を満足させるため、設計計算によって最適な寸法を設定しますが、根拠無く寸法を決定される場合や、説明が出来ない設計が数多く存在していると言われています。近年では、3DCADやCAE解析を活用して形状や寸法を決める機会多くなっていますが、皆さんの設計製図は設計の根拠に基づいて作図しているでしょうか。原理原則にもとづいて設計ができていないと、トラブルが発生することになります。 特にベテラン設計者の部署異動や退職によって技術伝承や信頼性の高い設計が不十分な状態となっており、まさに、機械設計者のスキルアップが重要な要となっています。
 本講座では、設計仕様から設計計算にもとづいた寸法の決定や、決めた寸法に従って作図を行っていただく演習を用意しております。演習によって設計製図手法を経験することで設計製図の実務を体験できます。機械部品を題材に設計計算から部品図の作成の実務的なプロセスを学ぶことで、モノづくりにおいて最も重要な設計製図の基本や考え方をしっかり習得することができます。間違いのない信頼性が高く、解釈に食い違いのない設計図面を描くためにはどうすれば良いのか?などの様々な疑問や課題を解決いたします。さらに、NC工作機械の開発設計から機械の運転調整、立ち上げ、実機加工の各プロセスにおける取り組みを取り上げ、機械設計者として成すべき役割について知識を深めていただきます。開発設計者、機械設計者をはじめとした機械設計製図に携わっている方で、設計製図のスキルを上げたいと考えている多くの方々の参加をお勧めします。



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