このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 ねじの基礎とゆるみ・疲労破壊(全3講座) [講習会詳細] | テックデザイン
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ねじの力学の基本から、予備知識としての材料力学・金属疲労、ねじのゆるみと疲労破壊など、ねじ締結体を実際に設計・使用する場合に必要な考え方を説明します。

  ねじの基礎と“ゆるみ”・疲労破壊 【全3講座】

【視聴期間】

お申込から4週間(何度でも視聴できます)

【動画時間】

6時間

【配  信】

当社Webサイトこちらから動作確認をお願いします)

【受講料金】

1名 39,600円(税込)

【テキスト】

郵送します

【備  考】

各Part単体でのご受講可能です。
受講料・視聴期間は下記のとおりです。
Part1 1名15,400円/視聴期間4週間
Part2 1名15,400円/視聴期間4週間
Part3 1名15,400円/視聴期間4週間


講師:芝浦工業大学 工学部 機械機能工学科 教授 橋村真治 先生
三菱重工業㈱ 、久留米工業高等専門学校(准教授)を経て2013年より芝浦工業大学に赴任。博士(工学)。専門は、材料強度学、材料力学、破壊力学。「ねじ締結体の疲労強度に関する研究」「非鉄金属製ボルトの締結特性に関する研究」「非鉄金属製ボルトの疲労特性およびクリープに関する研究」「トルク法締付けの安定化」「ねじ締結体の増締め技術」に関する研究に取組む。日本機械学会、日本設計工学会、日本材料学会、日本ねじ研究協会、自動車技術会、日本トライボロジー学会、Society of Automotive Engineers に所属

<講義概要>
 「きちんと締めたはずのボルトが、気付いたらゆるんでいたり折れたりしている」
 そんな経験はありませんか? 気付いた後の対策で問題なければ良いですが、ねじ一本の破壊が人命にかかわる事故を引き起こすこともあります。ねじやボルトの使用や設計は案外軽視されがちですが、安全にねじを使用するには、知っておかなければならない理論があります。
 このシリーズ講座では、ねじ締結体を実際に設計・使用する場合に必要な考え方を説明します。Part.1では、鋼製ねじの強度区分と機械的性質、ねじに作用する応力とそれに基づく適正締付け力、JIS B 1083に規定されているねじの締付け方法について説明します。Part.2では、ねじの疲労を理解するために必要な材料力学と金属疲労の基礎を説明します。Part.3では、ねじの問題の大半を占めるゆるみと疲労破壊を説明します。ゆるみについては種類、発生原因、防止方法の考え方について説明します。疲労破壊については、メカニズムに加え、「ねじの疲労強度はどのように考えるべきか」「ゆるみと疲労破壊はどっちが先に発生するのか」などの防止策も含めて説明します。

<習得知識>
ねじの(力学的理解を含めた)基礎知識
・(ねじの疲労破壊を理解するために必要な)材料力学や金属疲労の基礎知識
・ねじのゆるみや疲労破壊のメカニズム
・強度的な観点からの締結体設計に必要な知識
・事故が起きた時にどのように対応し、どう対策を立てればいいのかという知識

Part1 ねじの力学と締付け法 (約1時間50分)

<サンプル動画>

 

 

1. ボルトの機械的性質と強度区分
 ①ボルトの機械的性質と強度区分の関係
  ・ボルトの強度
 ②ボルトに作用する応力
  ・主応力と主軸
  ・締付け力と締付けトルクによる降伏
 ③ボルトの応力集中
2.ねじの力学と締付け法
 ① ボルトの強度区分に対する適正締付け力
 ② トルク法,回転角法,トルク勾配法
  ・締付け管理法と締結領域
  ・締付けトルクと締付け力の関係
  ・トルク法締付け
  ・ねじの摩擦係数
  ・ねじ部品の締結工具
  ・ねじの力学締付け力とナット回転角の関係
  ・ねじの力学外力と内力の関係
  ・ボルトのばね定数VDI2230
  ・被締結物(円筒モデル)のばね定数VDI2230
  ・回転角法締付け
  ・トルク勾配法締付け
 ③ 締付け管理上の留意点
  ・締付け法の選び方と問題点
  ・その他の締付け方法
  ・締付-ゆるめ動作による締付け法
  ・締付け力のチェック方法
  ・引張力負荷による締付け力検出
  ・増締め法



Part2 金属疲労の基礎 (約1時間30分)

<サンプル動画>

 

Ⅰ.材料力学と応力集中
 ① 主応力と主軸
  ・材料の基本特性
  ・自動車のホイールボルト破損の原因は?
  ・金属疲労
  ・垂直応力とせん断応力
  ・各荷重形態における垂直応力とせん断応力
  ・破損・破壊に関する法則
  ・任意の方向の応力(応力変換)
  ・主応力とは?
  ・二次元の主応力と主軸
  ・主応力と主軸
  ・締付け力と締付けトルクによる降伏
 ② 応力集中係数
  ・応力集中とは?
  ・ねじの応力集中
 ③ 応力拡大係数
  ・応力拡大係数 Stress Intensity Factor
  ・き裂先端近傍の弾性特異応力場
  ・円孔縁のき裂の応力拡大係数
Ⅱ.金属疲労
 ① 疲労破壊の発生メカニズムとS-N線図
  ・疲労破壊の発生メカニズム
  ・S‐N曲線と疲労強度
  ・荷重形態
  ・基準となる疲労強度σ
  ・疲労強度に及ぼす諸因子の影響
 ② 寸法効果と切欠き効果
  ・寸法効果
  ・切欠き効果
  ・応力集中部の疲労強度
 ③ 平均応力
 ④ 線形累積損傷則
  ・変動振幅応力下の疲労

 

Part3 ねじのゆるみと疲労破壊 (約2時間30分)

<サンプル動画>


 

Ⅰ.ねじのゆるみとその対策
 ① 非回転ゆるみとその種類 ~被締結物座面の陥没やヘタリによるゆるみ~
  ・へたり係数と限界面圧
  ・塑性域締結時の外力によるゆるみ
 ② 回転ゆるみとその種類 ~ボルトはなぜ回転してゆるむのか?~
  ・軸直角方向繰返し荷重による回転ゆるみのメカニズム
  ・軸直角方向振動によるゆるみ試験
  ・軸直角方向のゆるみ試験の一例
  ・座面形状でゆるみ特性が異なった理由
 ③ ゆるみ対策 ~ゆるまないための締付けや材料選び~
  ・非回転ゆるみの防止策
  ・ダブルナットについて
Ⅱ.ねじの疲労破壊とその対策
 ① ねじの軸方向疲労強度 ~ねじ締結体の疲労の考え方~
  ・締付け力(平均応力)の影響
  ・ボルト締結体の締付け線図
  ・ボルト締結体の締付け力と疲労強度
  ・ゆるみが発生したら?
  ・被締結部材の材質が変わったら?
  ・塑性域締結時の疲労の考え方
  ・破壊を左右する
  ・ねじの応力集中
  ・ボルト締結体に作用させることのできる軸方向加振力振幅の上限値の算出
  ・ボルト・ナットの切欠き係数  
 ② ねじ締結体の疲労破壊防止策





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