<講座のねらい> 生産工程の安定化は、生産性の向上を目的としたモノづくりの根幹をなす重要な活動です。そこで本講座では、製造業の技術開発、製造生産、安全管理をはじめとる各部門の方々に向け、実践的なリスク管理、安全性向上の基礎知識について解説します。具体的には、まず工場の利益と生産性について説明します。それを踏まえて、まず、リスク管理の基本について説明し、次いで、化学作業、機械・電気作業、バイオ作業におけるリスク管理ついて説明します。後半では、ヒューマンエラーを減らすための方法や安全文化の醸成について解説します。
<プログラム> 1.工場と生産工程 生産管理 工場の利益 工場の付加価値 生産性 労働生産性 物的労働生産性 付加価値労働生産性 物的労働生産性の向上 不可価値労働生産性の向上 生産速度の改善
2.リスク管理 リスクの基本 リスク管理の進め方 リスクの大きさと計算方法 リスクとハザード 安全化の原則
3.化学作業におけるリスク管理 化学作業のリスク管理のポイント 化学物質のリスク分析、対策の難しさ 危険物の取扱い 薬品の管理、廃液の処理 防護具 化学プラントの事故と安全
4.機械・電気作業におけるリスク管理 機械・電気作業のリスク管理のポイント 機械作業における注意事項 電気作業における注意事項 電流と感電 インタロック、人間とシステムの協調
5.バイオ作業におけるリスク管理 バイオリスクとは バイオ作業のリスク管理のポイント バイオハザードと応急処置・防護具の使い方 安全キャビネット 動物実験におけるバイオセーフティ
6.ヒューマンエラーを減らす ヒューマンエラーをとは ヒューマンエラーの対策の基本 予防対策、ゲシュタルト、フールプルーフ 対処的対策、フェールセーフ
7.安全文化の醸成 安全文化を醸成する要件と具体的習慣 ハインリッヒの法則 KYT(危険予知トレーニング) ケーススタディ(研究事例) べからず集 定期点検活動
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