ゴム部品のコストダウンや軽量化にお悩みの技術者におすすめ！　代替材料として多くのメリットを有するエラストマーについて、材料各論や製品設計、製造時のトラブルや劣化対策まで、適切にゴムと使い分け、置き換えるための知見を、高分子材料の専門家が基礎から丁寧に解説します。

～特性(低コスト・軽量・優れた加工性)を生かしゴムと使い分ける！～

わかりやすいエラストマーの基礎と材料選定・実用のポイント

神戸技術オフィス 代表 平野 康雄氏

大阪大学 大学院工学研究科 石油化学専攻 修士課程修了。米国デラウェア大学 大学院工学研究科 航空機械工学専攻 博士課程修了。宇部興産株式会社、株式会社神戸製鋼所にて電気電子・自動車用ナイロン樹脂、電気電子・自動車用繊維強化プラスチックの開発、航空機用複合材料の開発、ゴム加工機械の開発、機能性鋼板の開発などに従事したのち、神戸技術オフィスにて現職を務める。岩谷直治記念賞（2003年度）を受賞。また、第186・187回 西山記念技術講座（2005年） 講師を担当。

Ⅰ．エラストマーの概要・基礎知識
　１．エラストマーの歴史
　２．製造、特性、加工を理解するための基礎
　３．エラストマーの分類
Ⅱ．エラストマーの種類と特性（各論）
　１．スチレン系
　２．オレフィン系
　３．塩ビ系
　４．ウレタン系
　５．エステル系
　６．アミド系
　７．その他
Ⅲ．エラストマーの利活用/ゴムとの使い分け・置き換えの考え方
　１．材料選定の考え方
　２．エラストマーを用いた製品設計
　３．エラストマーとゴムとの特性比較
Ⅳ．エラストマー使用製品のトラブルとその対策
　１．製品製造時のトラブルとその対策
　２．エラストマーの劣化とその対策
Ⅴ．エラストマーの最新研究動向