このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 「次世代においセンサー」と「においマトリックス」の技術概要と展望 [講習会詳細] | テックデザイン
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従来のにおいセンサーの限界を突破し、すべての香りをデジタル表現する「においマトリックス」の仕組みから、複合臭の干渉作用、濃度に依存しない認識メカニズムまでを科学的に解説し、においDXの可能性を再提示します。

 

「次世代においセンサー」と「においマトリックス」の技術概要と展望

 

~ヒト嗅覚受容体を再現した、主観に頼らない“におい”のデジタル化技術~

コード tds20260807m1
ジャンル データサイエンス
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2026年 8月 7日(金) 13:00~17:00
配信について 見逃し配信あり(視聴期間は10日程度)
当日の受講が難しい場合は見逃し配信をご利用ください。
資料(テキスト) 電子ファイルをダウンロード
受講料
(申込プラン)

早割価格: 29,920円 (消費税込) ※6/12までの申込

通常価格: 37,400円 (消費税込)

 

●講師

大阪大学産業科学研究所 所長 教授 黒田 俊一先生

1986年武田薬品工業株式会社生物工学研究所に入社。1998年大阪大学産業科学研究所に助教授として赴任し、2024年より大阪大学産業科学研究所の所長に就任。生体分子工学、バイオナノテクノロジー、嗅覚受容体工学、ドラッグデリバリーシステム(DDS)、バイオセンシング技術等を専門とする。ヒト嗅覚受容体を用いた匂いセンシング技術の構築と産業応用や、ナノ・バイオ融合技術を通じた産学連携とイノベーション創出など、多方面で活動している。

●詳細

1.ヒトが感じるにおい全てを評価するには?
①におい分子とは?    
②においの種類は?
③におい分子の組成解析の限界
④におい分子の香調で評価すべき理由

2.におい情報デジタルデータ化(DX)の必要性
①主観的評価と客観的評価 
②におい情報DXとは
③におい情報DXで初めて可能になる事

3.従来のにおい評価技術: 長所と短所
①一般的なニオイセンサー 
②ガス検知センサー
③におい識別装置     
④GC-MS-O
⑤eNOSE(人工鼻)   
⑥MIPとLSPR/SERS
⑦酵素センサー      
⑧MSS

4.ヒト嗅覚システムとヒト嗅覚受容体
①5感の中でも特異な感覚である嗅覚
②オルソネーザルとレトロネーザル
③嗅神経細胞と嗅覚受容体 
④嗅覚受容体レパートリー
⑤嗅球と嗅神経細胞    
⑥嗅球のにおいマップ
⑦単純臭と複合臭     
⑧犬嗅覚とヒト嗅覚の違い
⑨嗅覚受容体の特殊な進化形態 

5.ヒト嗅覚受容体セルアレイセンサー
①ヒト嗅上皮を再現したにおいセンサー(人工鼻)
②一筋縄では達成できない嗅神経模倣細胞

6.新しいにおい情報データ形式:においマトリックス
①センサー出力からにおいマトリックスへ
②においの感じ方における経時的変化の重要性

7.嗅覚受容体発現に関する最新の知見
①RTP依存性と重要残基
②コンセンサス嗅覚受容体の発見
③嗅覚受容体の立体構造
④嗅神経細胞内の嗅覚受容体とTRPチャネルのクロストーク

8.嗅覚受容体センサーに関する最近の話題
①出芽酵母系       
②CNT+Nanodisc+FET系
③無細胞タンパク質発現系 
④Graphene-FET系
⑤Split Luciferase系

9.においマトリックスにより初めて明らかになったこと
①すべてのにおいをデジタル表現可能に
②におい分子同士の干渉作用  
③アロステリック効果
④Inverse Agonistの発見
⑤複合臭は単純臭の線形和なのか?
⑥濃度によらないにおい認識の仕組み

10.においマトリックスにより初めて可能になったこと
①においの品質管理(非属人化)
②ピンポイント消臭剤   
③においデータベース 
④におい再構成      
⑤におい知財化
⑥科学的根拠に基づくアロマテラピー 

11.質疑応答

<習得知識>
✓ 従来型匂いセンサのしくみと限界の理解
✓ ヒト嗅覚システムの基本原理
✓ ヒト嗅覚受容体センサの技術と”においマトリックス”の応用事例
✓ 次世代匂いテクノロジーの展望

<講義概要>
 従来のにおいセンサーでは、単純な匂いから複雑な匂いまで、世の中に存在するすべての匂いを正確に検知・識別することは困難でした。演者らは、ヒトの嗅覚を担う約400種類の嗅覚受容体を活用した「ヒト嗅覚受容体センサー」を開発し、NEDOの支援のもと、「匂いの検知・識別 → デジタル化 → 伝送 → 再構成」という一連の流れ、すなわち匂い情報DXの実現に取り組んでいます。
 本セミナーでは、ヒト嗅上皮のメカニズムを細胞レベルで模倣した「ヒト嗅覚受容体セルアレイセンサー」を詳解します。従来の化学分析では困難だった「ヒトの感じ方」をデジタル化する「においマトリックス」の全貌を公開し、さらには、においDXがもたらす革新的なフローを提示するとともに、AI調香師、ピンポイント消臭、デジタルフレーバー・フレグランス、においの品質管理といった社会実装の具体例も示します。最後には、このセンサーによって可能になる新しい研究や事業展開、次世代の技術戦略を考察し、将来を展望します。



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