経験豊富な講師が、複雑な国内法規制について改めて整理し、表示や使用の実例を交えながら解説します。教科書に書かれていない実務に役立つ応用情報も公開しますので、添加物規制に興味のある（課題を持つ）方々は、是非ご参加ください。

国内の食品添加物の法規制と表示のポイント

元 扶桑化学工業㈱ 営業企画室 顧問 岩間 保憲氏

1979年 扶桑化学工業入社　工学修士。研究部、開発企画部、品質保証部を経て営業企画室に勤務。主として化学品素材の研究及び開発業務、化学品及び食品添加物の法規制動向調査等に従事する。1999年から2015年まで一般社団法人日本食品添加物協会の技術委員、酸味料・ｐＨ調整剤部会の部会長を務める。2023年12月に扶桑化学工業を退職。第8版食品添加物公定書解説書（廣川書店H19年刊）や食品添加物関連書籍を一部執筆。

１．食品添加物と食品添加物公定書について
　⇒食品添加物には、指定、既存、天然香料及び一般飲食物添加物が有りますが、その違いや種類等を説明します。食品添加物の憲法のような存在である食品添加物公定書について、単なる規格等が収載されている書籍ではなく、各種情報が色々含まれていることなどについて詳説します。食品添加物公定書と食品添加物公定書解説書の違いについても説明します。

２．食品添加物を使用した食品への表示について
　⇒食品に食品添加物を使用した場合、表示義務が伴います。その表示方法にについて詳説します。特定原材料等由来の食品添加物についての表示や、表示が免除される特例等について説明します。また、食品添加物を含有するという表示が免除される食品についても説明します。

３．食品添加物の名称と種類について　
　⇒食品添加物として認可されている物質について、その名称、別名や簡略名・類別名の名称の由来などを概説します。

４．用途名表示と一括名表示について　
　⇒食品添加物表示において重要である、用途名併記が必要な場合と一括名表示が可能な食品添加物について詳説します。

５．食品添加物の使用基準について　
　⇒食品添加物の使用基準には、対象食品、使用量規制及び使用制限が有ります。それぞれについて説明します。

6. 食品添加物の新規認可について　
　⇒法により規制されている食品添加物について新規認可を受けるためには、どの様な過程が必要かを概説します。

7. 海外の食品添加物との違いについて　
　⇒食品添加物の認可や表示等に関しては、各国の国内法による規制になります。主だった諸外国との違いについて概説します。

★終了後は質疑・応答の時間を設けます