このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 【体験あり】食べ物のおいしさにおけるコクの科学と客観的評価方法 [講習会詳細] | テックデザイン
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おいしさに重要な影響を及ぼす“コク”の定義、要素、形成メカニズム、増強メカニズムと寄与物質を解説した上で、分析型官能評価の方法を含めた客観的なコクの評価方法について、講師の最近の研究成果を交えて解説します。

 

【体験あり】食べ物のおいしさにおけるコクの科学と客観的評価方法

 

~コクの定義と要素、形成・増強メカニズム、分析型官能評価方法~

コード tds20260316n1
ジャンル 食品
形式 対面セミナー
日程/時間 2026年 3月 16日(月) 13:00~17:15
会場

テックデザイン セミナールーム(東京 飯田橋駅/九段下駅)

配信について 配信はありません。会場にお越しの上、ご受講ください
受講料
(申込プラン)

早割価格: 32,670円 (消費税込) ※2/16までの申込み

通常価格: 36,300円 (消費税込)

 

●講師

NPO法人うま味インフォメーションセンター  理事長 農学博士
広島大学・女子栄養大学 名誉教授 西村 敏英先生

専門は食品化学、食品機能学。食肉・食肉製品を主な研究対象とし、「食品のおいしさを引き出すコクとは何か?」を明らかにすることを目指し研究を行っている。具体的には、おいしさを引き出すコクについて、その要素の形成メカニズム、コク増強物質並びに、客観的評価方法の解明に取組んでいる。2025年4月より(公財)日本食肉消費総合センター 研究員。日本農芸化学会、日本栄養・食糧学会などに所属。食品に関する著書多数。農学博士。

●詳細

I.食品のおいしさとコク
1)食品のおいしさを決める要因-客観的要因と主観的要因-
2)おいしさの表現の間違った使い方-体験を交えて-
 ① うま味と旨みの違い
 ② 2種類の香り-鼻先香と口中香-
 ③ 味と味わいの使い方
 ④ コクとコク味の違い

Ⅱ.コクの概念と定義
1)コクの研究の歴史
2)コクとおいしさは同義語ではない-両者の違いとは?-
3)コクの定義と3要素
4) コクの形成メカニズムと複雑さ
5)コクの広がり(濃さ)
6)コクの持続性(余韻)

Ⅲ. コクの増強メカニズムと寄与物質
1)コクの複雑さの形成とそのメカニズム
2)コクの広がりの増強と寄与物質-うま味物質、コク味物質、フタライドなど-
3)コクの持続性と寄与物質-うま味物質、脂質、増粘剤、苦味物質など-

Ⅳ. コクの客観的評価方法
1)複雑さの評価方法
2) 広がりの評価方法
3) 持続性の評価方法

V. コクの分析型官能評価方法-醤油と黒糖を例として-
1)木桶製造醤油とステンレスタンク醤油のコクの比較
2) 黒糖にコクはあるか?

Ⅵ.まとめ

【習得知識】
・食べ物のおいしさに関わる要因を正しく理解できる。(体験を通して)
・コクの正しい定義とコクの要素を正しく理解できる。
・食べ物のコクの増強現象を正しく理解できる。(体験を通して)
・コクの各要素の分析型官能評価方法を正しく理解できる。

【講義概要】
 最近、「コク」という言葉は国内だけでなく、世界で広く知られているが、「コク」は、第5の基本味の「うま味」、おいしさを意味する「旨み」、あるいは「コク味物質」などと混同されており、必ずしもシェフや一般消費者の人達に正しく理解されているとは言えない。
 そこで本講演では、おいしさに関する間違った使い方を紹介すると同時に、体験を通して「おいしさ」とおいしさに重要な「コク」の定義やその要素を解説する。また、コクの要素の形成・増強メカニズムとそれらに寄与する物質を紹介する。さらに、醤油と黒糖を取り上げ、「コク」を客観的に評価する「コクに関する分析型官能評価方法」を紹介する。



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