このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 飲料製造における殺菌および充填技術の基礎と微生物事故防止 [講習会詳細] | テックデザイン
※お申込前に「注意事項」をご確認ください

飲料の製造現場において必須の知識となる、充填前の殺菌技術、微生物の死滅曲線(TDT)とD値・Z値の関係、芽胞菌対策、各種薬剤の殺菌効果、ホットパックやアセプティック等の充填技術、微生物事故防止対策までを、講師の経験談や動画を交えわかりやすく解説します。

 

飲料製造における殺菌および充填技術の基礎と微生物事故防止

 

~ ミネラルウォーター・ソフトドリンク・アルコール飲料(Ready To Drink)~

コード tds20260204m1
ジャンル 食品
形式 対面セミナー(配信あり)
日程/時間 2026年 2月 4日(水) 10:00~17:00
会場

テックデザイン セミナールーム(東京 飯田橋駅/九段下駅)

配信について ライブ配信となります(見逃し配信はありません)
資料(テキスト) 対面受講:当日配付 / オンライン受講:郵送
ご案内事項 オンライン配信(Live配信)を実施します。会場受講が難しい場合はオンラインでご受講ください。なお、【見逃し配信はありません】ので、リアルタイムでご参加ください。
受講料
(申込プラン)

対面受講: 37,400円 (消費税込)

配信受講: 39,600円 (消費税込)

対面受講(早割): 29,920円 (消費税込) ※12/12までの申込

配信受講(早割): 31,680円 (消費税込) ※12/12までの申込

 

●講師

㈱ティーベイインターナショナル 代表取締役 技術士(生物工学) 松田 晃一

1984年京都大学農学部食品工学科微生物生産学研究室卒業、キリンビール入社。全国6工場のビール&飲料工場で醸造、パッケージング、品質保証、工場建設を担当(計23年)。そのうち、パッケージング&工場建設が長く計18年従事。その中でいわゆる製造側(プロセス側)と設備設計施工側(エンジニアリング側)の双方の考え方、知識を学ぶ。専門は生物系だが、工場建設で機械と電気も経験。4年間のパッケージング研究所ではペットボトルの軽量化、バリア技術の開発に従事。キリンビバレッジ生産本部技術部長を最終ポジションに、キリン勤続30年で早期退職制度を選択し退職。自身の飲料ビジネスコンサルタント会社を2015年3月に設立、現在に至る。MBA、エネルギー管理士、公害防止管理者(大気・水質・騒音)、放射線管理者(第二種一般)、ビール検定2級、FSMS審査員補、英検準1級、通訳案内士(英語)、ドイツ語検定3級等の資格を持ち講演も多数。著書に日刊工業新聞社「おもしろサイエンス 飲料容器の科学」、NTS社「ボトリングテクノロジー(共著)、日本醸造協会誌「ワンウエイケグについて」119 (11), 577-587, 2024などがある。

●詳細

Ⅰ.ミネラルウォーター・飲料・アルコール飲料市場のトレンド

Ⅱ.飲料の特性(栄養分、pHなど)による殺菌と充填
 1.Hurdle理論
 2.水分活性
 3.温度    
 4.栄養分
 5.飲料のpH
 6.炭酸の有無
 7.カテキンなどの抗菌成分の有無

Ⅲ.微生物熱殺菌の基礎
 1.TDT曲線  
 2.D値とZ値
 3.F値とは  
 4.ボツリヌス菌
 5.PU値とは 
 6.清涼飲料水のpHごとの殺菌条件
 7.芽胞菌
 8.フラットサワー菌、好酸性耐熱性菌
 9.シュガーエステル 
 10.清涼飲料水の指標菌に基づく微生物管理

Ⅳ.飲料充填前 殺菌&除菌技術
 1.設備の洗浄と殺菌 
 2.中味殺菌器の殺菌
 3.加熱殺菌設備
  ① シェル&チューブ
  ② プレート式熱交換器
  ③ パストライザー
 4.伝熱原理     
 5.乱流束とレイノルズ数
 6.微生物管理レベルの悪化要因
 7.容器殺菌
  ① オゾン     
  ② 微酸性電解水
  ③ 過酢酸      
  ④ 過酸化水素
  ⑤ 電子線殺菌
 8.充填機周辺の飛び込み防止

Ⅴ.ホット充爛からアセプティック充填
 1.ASISシステム
 2.BCR(Biological Clean Room)
 3.PETボトル内製化とアセプティック充填
 4.ホット充填とアセプティック充填の加熱強度の違い

Ⅵ.各糧飲料充填
 1.フィリングの3要素+1 
 2.びんビール充填
 3.日本酒、ワイン充填
 4.缶ビール&缶飲料充填とニ重巻締
 5.PETボトルのキャッピング
 6.ステンレス樽
 7.炭酸飲料充填      
 8.紙容器の充填

Ⅶ.清涼飲料、PETポトル内製化技術とアセプティック充填技術
 1.PETレジン        
 2.触媒
 3.プリフォーム成型    
 4.ボトル成型
 5.PETレジン温度と結晶化度 
 6.ブロー成形
 7.過酢酸方式と過酸化水素方式
 8.第5世代無菌充填方式
 9.残留応力によるボトル収縮、クリーピング

Ⅷ.微生物検査と事故防止
 1.食品衛生法などの法で定められた微生物検査
 2.兆候管理を目的とした微生物検査
 3.出荷判定を行うために行う微生物検査
 4.製品検査から微生物が検出されたら

Ⅸ.最新の微生物検出技術(資料による紹介)
 1.MALDI-TOF/MS法    
 2.迅速判定法の課題

Ⅹ.品質向上と微生物事故撲滅に向けた対応(資料による紹介)
 1.リスクアセスメントマップ運用による最悪事例の事前回避

★終了後は質疑応答・情報交換の時間を設けます

<習得知識>
1.RTDの充填技術の基礎
2.充填前の殺菌技術 
3.各種容器(びん・缶・紙・樽・ペットボトル)の特性と充填原理
4.微生物事故防止対策

<講義概要>
 充填&密封技術や殺菌技術は日々、進歩しています。講義では、飲料市場のトレンドから殺菌・充填技術、事故防止対策まで、その周辺技術を含めて詳細に解説していきます。講義は全般的につめ込み型ではなく、長時間の講義でも無理なく学習できるよう、動画による説明も加えていきます。また、記憶中心の学習方法では、得た知識の大部分が時間とともに消失しますので、タイムリーにWHY?と問いかけ、BECAUSEを喚起してもらうことで理解度を深めていきたいと思います。
 本セミナーを受講することで、飲料製造の全体を新しい視点で考察することができるようになり、微生物レベルの改善や品質向上、コスト削減などのアイデア発掘にもつながります。また、日々の製造管理の中で多かれ少なかれヒヤリと思う場面、特に微生物関連のヒヤリに遭遇することもあると思いますが、そのような際に、あわてずにリスクに応じて適切に対処するノウハウも紹介しますので、安定した工程管理、飲料工場運営に役立てて頂けます。



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