このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 食品のコーティング技術の基礎と効率的なスケールアップの進め方 [講習会詳細] | テックデザイン
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錠剤製造の要となる3技術(造粒・打錠・コーティング)の概要と実務ポイント、スケールアップにおけるトラブルシューティングについてわかりやすく解説します。

 

食品の造粒・打錠・コーティング技術シリーズ 第3回:

 

食品のコーティング技術の基礎と
効率的なスケールアップの進め方

 

コード tds20260312t1
ジャンル 食品
形式 対面セミナー(配信あり)
日程/時間 2026年 3月 12日(木) 10:30~16:30
会場

テックデザイン セミナールーム(東京 飯田橋駅/九段下駅)

配信について 録画配信です。 (3/27までの配信)
開催後3営業日以内に配信開始します。
当日の受講が難しい場合は録画配信をご利用ください。
資料(テキスト) 会場受講:当日配付 / 録画配信受講:郵送
ご案内事項 本講座は全3回のシリーズ講座となります。
①食品の造粒技術の基礎と効率的なスケールアップの進め方(1/22)
②食品の打錠技術の基礎と効率的なスケールアップの進め方(2/19)
③食品のコーティング技術の基礎と効率的なスケールアップの進め方(3/12)
★受講料:各回39,600円(税込)
★全3回をセットの場合、受講料:88,000円(円)となります。
セット受講の場合は①食品の造粒技術の基礎と効率的なスケールアップの進め方(1/22)から申し込みお願いいたします。
受講料
(申込プラン)

会場受講: 39,600円 (消費税込)

録画配信受講: 39,600円 (消費税込)

 

食品のコーティング技術の基礎と効率的なスケールアップの進め方

●講師

秋山錠剤株式会社 品質保証部 製剤開発課 顧問 理学博士 阪本 光男

・エーザイ株式会社製剤研究室に入社、ジェネリックメーカ、一般薬メーカの製剤研究室室長を経て、現職・所属学会:日本薬学会

●詳細

1.コーティング技術とトラブル対策
 ① コーティングの役割(変質の防止、商品価値を高める、マスキングなど)
 ② コーティングのメカニズム(粒子に働く力:付着力と分離力)
 ③ コーティング基剤の選択(基剤の粘着性評価)
 ④ コーティング装置(通気式乾燥コーティング装置、転動流動層、ワースター型流動層など)
 ⑤ 食品用コーティング剤(水溶性、腸溶性および大腸崩壊性基剤)
 ⑥ サプリメント(食品)におけるコーティング(潮解性成分の改質、錠剤の割れ・欠けを防止、イチョウ葉エキス末含有錠、耐酸性を有するビフィズス菌含有錠の製造)
 ⑦ シュガーコーティング(糖衣錠の概要、トラブルとその改善法)
 ⑧ 錠剤コーティングにおけるポイント(素錠の特性、コーティングにおける濡れと乾燥の制御、コーティングの均一性)
 ⑨ 糖衣コーティングとフィルムコーティング(コーティング操作における相違点)
 ⑩ フィルムコーティング事例(実用的なコーティング液の粘度、ミスト径、噴霧速度など)
 ⑪ 熱水分散液を用いたフィルムコーティングの事例
 ⑫ フィルムコーティングのトラブルシューティング
 ⑬ 硬カプセル剤の製剤化のポイントと硬カプセル剤に適した健康食品素材
 ⑭ 硬カプセル充填機と充填量の変動抑制方法
 ⑮ ソフトカプセルの製造法と軟カプセル剤に適した健康食品素材
 ⑯ ソフトカプセルの基剤と安定性および吸収性(ゼラチンと植物性基剤との酸素透過性の比較、コエンザイムQ10の安定性と吸収性)
 ⑰ シームレスカプセルの製造法とビフィズス菌の三層カプセル化技術
 ⑱ 微粒子のコーティングの概要と微粒子コーティングの事例(打錠におけるスティッキングの抑制)
 ⑲ 微粒子コーティングにおけるトラブル対策(流動層による微粒子コーティング)
 ⑳ 各種コーティング機による微粒子コーティング(複合型流動層微粒子コーティング装置など)
 ㉑ コーティングにおけるスケールアップでの問題点(糖衣コーティングの均一性)
 ㉒ 微粒子コーティングのスケールアップにおける問題点(①溶出が合わない、②団粒が大量に発生する、③核粒子が破壊されてしまう)
 ㉓ フィルムコーティングのスケールアップ事例(スケールアップの手法とコーティング時間の短縮およびドラムへの錠剤付着防止)
 ㉔ 最近のコーティング機の動向(錠剤の連続生産システムとしての新規コーティング機の開発)

2.コーティング技術の応用Ⅰ:OD錠における製剤技術
 ① 口腔内崩壊錠(OD錠)の製造方法の推移(第一世代~第五世代)
 ② サプリメント口腔内崩壊錠の添加剤(賦形剤、結合剤、崩壊剤および滑沢剤について)
 ③ 空隙率を保持した状態で錠剤硬度を高める方法
 ④ 口腔内崩壊錠の多機能化への製剤技術
・苦味のマスキング(マトリックス、コーティング、シクロデキストリン、甘味料など)
 ⑤ サプリメント口腔内崩壊錠の添加剤を用いた事例の紹介(グルコサミン、CoQ10、ビタミンCなど)

3.コーティング技術の応用Ⅱ:DDSにおける製剤技術
 ① DDS(薬物送達システム)とは(必要な時間帯に必要な量の薬物を必要な部位に送達する)
 ② 薬物放出制御技術
  1)膜透過制御型
  2)マトリックス拡散制御型
 ③ 食品のDDS(サプリメントにおける成分放出制御技術:食品の腸溶性徐放製剤の事例など)
 ④ 食品のナノ粒子(期待される効果とリスク)
 ⑤ 食品素材を用いたナノカプセル技術(クルクミンのナノカプセル化による吸収の改善など)

【本セミナーを受講して得ることができる知識】
・コーティング基剤とコーティングの技術的手法の適切な選択方法に関する知識
・糖衣コーティングの基礎とトラブルの改善策
・フィルムコーティングによる苦味のマスキング技術
・フィルムコーティングに関するトラブルシューティング(刻印錠への対応など)
・フィルムコーティングに関するスケールアップ技術
・硬カプセル剤の製剤化のポイント
・ソフトカプセル基剤の選択による成分(薬物)の安定化
・微粒子コーティングの基礎とコーティング装置に関する知識
・微粒子コーティングのスケールアップにおけるトラブル対応
・食品のOD錠およびDDSに関する製剤技術

【講義概要】
  コーティングは、苦味・臭気等のマスキング、光・酸素・湿気などからの変質の防止、薬物との相互作用の防止、そして商品価値を高める等の役割を有する。
 本講演では、はじめに錠剤コーティングのポイントに付いて解説する。次に、フィルムコーティング、糖衣錠、微粒子コーティングに関して事例の紹介を含めて説明する。サプリメント(食品)のコーティング事例、硬カプセル剤の製剤化のポイント、ソフトカプセルの製造法、ソフトカプセル基剤の選択と成分の安定化、吸収性の向上、シームレスカプセルでは、ビフィズス菌の三層カプセル技術について、そしてコーティングにおけるスケールアップ事例に関して解説する。さらに、食品のOD錠では具体的なグルコサミン、CoQ10などの具体的な事例、また食品のDDSでサプリメントにおける成分の放出制御技術とクルクミンのナノカプセルの製造技術に関しても触れる。



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