このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 食品の造粒技術の基礎と効率的なスケールアップの進め方 [講習会詳細] | テックデザイン
※お申込前に「注意事項」をご確認ください

錠剤製造の要となる3つの技術(造粒・打錠・コーティング)の概要と実務ポイント、スケールアップにおけるトラブルシューティングについてわかりやすく解説します。第1回は造粒技術について詳しく解説します。技術課題がございましたら事前にお伝えください。

 

食品の造粒・打錠・コーティング技術シリーズ 第1回:

 

食品の造粒技術の基礎と効率的なスケールアップの進め方

 

コード tds20260122t1
ジャンル 食品
形式 対面セミナー(配信あり)
日程/時間 2026年 1月 22日(木) 10:30~16:30
会場

テックデザイン セミナールーム(東京 飯田橋駅/九段下駅)

配信について 録画配信です。 (2/6までの配信)
開催後3営業日以内に配信開始します。
当日の受講が難しい場合は録画配信をご利用ください。
資料(テキスト) 会場受講:当日配付 / 録画配信受講:郵送
ご案内事項 本講座は全3回のシリーズ講座となります。
①食品の造粒技術の基礎と効率的なスケールアップの進め方(1/22)
②食品の打錠技術の基礎と効率的なスケールアップの進め方(2/19)
③食品のコーティング技術の基礎と効率的なスケールアップの進め方(3/12)
★受講料:各回39,600円(税込)
★全3回をセットの場合、受講料:88,000円(円)となります。(エントリーフォームより3回シリーズを選択してください。)
受講料
(申込プラン)

第1回のみ会場受講: 39,600円 (消費税込)

第1回のみ録画配信受講: 39,600円 (消費税込)

3回シリーズ会場受講: 88,000円 (消費税込)

3回シリーズ録画配信受講: 88,000円 (消費税込)

 

食品の造粒技術の基礎と効率的なスケールアップの進め方

●講師

秋山錠剤株式会社 品質保証部 製剤開発課 顧問 理学博士 阪本 光男

・エーザイ株式会社製剤研究室に入社、ジェネリックメーカ、一般薬メーカの製剤研究室室長を経て、現職・所属学会:日本薬学会

●詳細

1.食品の造粒法と造粒物の物性および粉砕・ふるい分け・混合工程のポイント
 ① 食品の各種造粒法の比較(製品特性、造粒特性、造粒法の特徴)
 ② 各種造粒法と造粒物の物性(流動層造粒、高速撹拌造粒、乾式造粒法など)
 ③ 原料物性に適した造粒法(生薬・漢方エキス、吸湿・潮解性の原料など)
 ④ 食品の粉体粒子における固結現象とその対策
 ⑤ 食品の各種造粒法における顆粒強度(粉化率)とその測定法
 ⑥ 食品における造粒の目的と造粒の定義
 ⑦ 原料物性の改質(油状原料、凝集性原料、潮解性原料の改質)
 ⑧ 乳タンパクの造粒助剤と流動層造粒における事例
 ⑨ 湿式造粒におけるPL値(可塑限界)とその簡易測定法 
 ⑩ 打錠用顆粒としての適切な造粒粒度
 ⑪ 食品に用いられる主な添加物(賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤)
 ⑫ 食品製造における粉砕の目的
 ⑬ 粉砕の基本原理と食品の粉砕例(キトサン、霊芝、アガリスク、イチョウ葉など)
 ⑭ ふるい分け装置の選定と円形振動ふるいの効率的なふるい分けの操作条件
 ⑮ 混合のメカニズムと各種混合機の混合時間と混合達成度
 ⑯ 混合機における混合条件と混合状態
 ⑰ 混合の均一化と混合粉体の偏析および偏析防止対策
 ⑱ 密度差のある混合における投入順序

2.食品の造粒工程のポイント
 ① 撹拌造粒および流動層造粒のメカニズムと操作条件が顆粒特性に与える影響
 ② サプリメントの撹拌造粒(野菜パウダー、大豆ペプチド)および流動層造粒事例
 ③ 粉末食品の流動層造粒プロセス自動化事例(ココア、健康飲料、コーンスープ)
 ④ 攪拌造粒および流動層造粒における打錠用顆粒の粒度別の成分含量
 ⑤ 複合型造粒装置(撹拌転動流動造粒)、パルス流動層造粒乾燥装置の構造とその事例
 ⑥ 流動造粒スプレードライヤーの特徴とその概要および運転実施例
 ⑦ 食品の押出し造粒による事例(クリームシチュー、化学調味料など)と押出し造粒における添加水の影響
 ⑧ 乾式造粒の概要とコメデンプンを用いた乾式造粒の事例

3.食品の乾燥から整粒工程におけるポイントとスケールアップ
 ① 食品の乾燥(乾燥によって、その容積、重量が著しく減少する。したがって貯蔵、配送など経済的)
 ② 乾燥のメカニズムと乾燥むらの防止
 ③ 乾燥機の選定(熱による劣化、乾燥品の形態と品質など)
 ④ 通気式箱型乾燥機および流動層乾燥機
 ⑤ 噴霧乾燥の特徴とそのプロセスおよび運転実施例
 ⑥ 整粒機の選定(微粉末の発生を抑えた整粒機)
 ⑦ 整粒機の操作条件による顆粒特性への影響(羽根の回転数、スクリーン目開きなど)
 ⑧ 撹拌造粒におけるスケールアップの問題点(最適添加水分量)
 ⑨ 撹拌造粒のスケールアップ事例
 ⑩ 流動層造粒におけるスケールアップの問題点(局所濡れおよび含量均一性)
 ⑪ 流動層造粒のスケールアップ事例
 ⑫ 液滴径を制御することによる流動層造粒のスケールアップと造粒物の物性

【本セミナーを受講して得ることができる知識】
・食品の造粒法とそれぞれの造粒法の特徴
・原料物性に適した造粒法の選定
・原料物性の改質方法
・原料の物性に応じた適正な粉砕機、ふるい分け装置、混合機、乾燥機および整粒機の選定
・撹拌造粒および流動層造粒のスケールアップにおける問題点とその対処法
・撹拌造粒および流動層造粒の効率的なスケールアップの進め方

【講義概要】
 食品の造粒は溶解性の向上(ままこによる溶解性阻害改善)、均一性(偏析の防止)、飛散性の低減・保存性の向上・吸湿性の改善、商品付加価値の向上(食感の改良)等の目的で行われている。
造粒操作によって、微粉の発生を抑えて流動性を高めると共に、遠心力によって見かけ密度の大きい、顆粒強度の高い造粒物をつくることが出来る。
本講演では、はじめに食品における各種造粒法と造粒物の特性について解説する。次に、湿式造粒における結合液の適切な添加量[液・固比とPL値(可塑限界)]。そして、攪拌造粒、流動層造粒、押出し造粒、乾式造粒等に関して、造粒メカニズムとトラブル対策(缶体壁面への粉体の付着など)、それぞれの造粒法における事例も含めて説明する。また、造粒におけるスケールアップの問題点と効率的な進め方について話す。
 さらに、造粒の前後の工程での粉砕、ふるい分け、混合および乾燥、整粒にも触れる。また、混合に関しては、均一性の促進と偏析の防止対策、密度差のある混合における投入手順等に関して解説する。



  • facebook

  • 食添素材ナビ
       



      
ページTOPへ