このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 研究開発のヒントを掴むための『30分から始める特許リーディング法』と製品開発加速・他社権利回避のノウハウ [講習会詳細] | テックデザイン
※お申込前に「注意事項」をご確認ください

特許情報を積極的に研究開発・新製品企画に活用したい技術者におすすめ! 30分から始められる『特許リーディング法』により技術情報を的確に押さえるポイントと、その情報の研究開発への活かし方、さらに他社の権利回避のためのノウハウを元富士フィルムの開発担当者がお伝えします。

 

研究開発のヒントを掴むための
『30分から始める特許リーディング法』と
製品開発加速・他社権利回避のノウハウ

 

コード tds20251210h1
ジャンル 知財
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2025年 12月 10日(水) 10:30~16:30
配信について 見逃し配信もあります(視聴期間は10日程度)
資料(テキスト) 製本物を郵送いたします。
ご案内事項 本講座は日本メーカーにお勤めの日本の研究者の方(知財部含む)が対象です。

<以下を事前にご準備ください>
・時間が測れるもの
 (ストップウォッチ、スマホなど)
・Google Formの使用可能なPCおよびブラウザ
 (予め書き込みテスト可能)
受講料
(申込プラン)

通常価格: 36,300円 (消費税込)

早割価格: 29,040円 (消費税込) ※9月12日までのお申し込みが対象です。

 

研究開発のヒントを掴むための『30分から始める特許リーディング法』と製品開発加速・他社権利回避のノウハウ

●講師

株式会社INVENTION labo 代表取締役 田中 光利

講師WEBページ: https://inventionlabo.com/ 富士フイルムで32年にわたって新規事業・新規テーマの研究開発に従事した。膨大な量の特許を読む必要に迫られ効率的な読み方を試行した。その過程で特許から読み取った技術情報が研究を加速させる事を実感し、これをメソッドとして整備した。現在、このメソッドを応用した特許調査会社を運営。単に数を論じるのではなく、明細書を自分で追試するつもりで読むユニークな方法で質が高い調査を実現している。更に、研究者・技術者・知財部員向けに効率的な特許の読み方のノウハウをお伝えしている。

●詳細

第一部 時間を生み出す『30分から始める特許リーディング法』
『特許の効率的な調べ方・読み方 ~読む順序、意思を持って調べる、追試するつもりで読む~』

 Ⅰ.効率的な読み方『特許リーディング法』の基礎
  1.特許はなぜ読みにくい~理由を知ると読み方が見えてくる~
  2.【事前課題(任意)】模擬請求項を書いてみよう
    「パラパラ炒飯の作り方」~よく理解できる~
  3.『さっと読む』~多数の特許から「これぞ」を選び出すためのスキル~ 
  4.『じっくり読む』~技術内容を自分のものにするスキル~

 Ⅱ.効率的な調べ方
  1.特許調査の基礎 複合コマンド検索 
  2.キーワード簡易検索
    キーワード簡易検索と複合コマンド検索の比較
    (ペロブスカイト太陽電池の調査事例)
  3.他の調査方法 途上にある生成AI特許調査ツール 

 Ⅲ.『30分から始めよう』
  1.意思を調査ステートメントで表す
  2.キーワードを組み合わせていく
  3.新しい方から『さっと読む』
  4.30分経過したらそこでやめる
  5.まとめのメモ 「これぞ」があれば『じっくり読む』
    無ければキーワード修正 

 Ⅳ.事例 特許リーディング法で調べる「ペロブスカイト太陽電池」


第二部 特許情報の基礎的事項
『特許情報の研究開発への応用 ~隣接地の拡大を狙う、トークに騙されない~』

 Ⅰ.情報は裏を取る習慣をつける
  1.クイズ
    銀塩写真の市場がシュリンクした時にF社の売上を一番支えた事業は?
  2.ネット等で手に入る情報には恣意的に作られたものが混入している
  3.簡単な方法(計算等)でチェックする 
  4.出願数動向図から発明ネタ/研究テーマは生まれない
    例:特許庁 分野別特許出願技術動向調査

 Ⅱ.4つの事例にみる、新規事業・新規テーマでふまえるべきポイント ~隣接地の拡大~
  1.四つの事例
    ・臨床検査システム ・リチウムイオン電池 ・高密度配線基板 ・FPD
    新規事業の教科書では「飛び地を目指せ」と書いているが正しく無さそう
  2.新テーマの着想きっかけはベンチマークの特許や、着目業界内の具体的な課題情報
  3.自社のコンピテンスを知るのは難しい(空気の様な存在の事も)

 Ⅲ.自社のコンピテンスを見積もる手段の一つとしての特許情報
   過去の技術や、他部署の技術と、実際の担当者を知る事が出来る

 Ⅳ.リスクを想定する手段の一つとしての特許情報
  1.事業に影響を与える重要項目からシナリオを考える時に活用
  2.七つの競争要因(コトラーの5フォース+技術要因2)で考える時に活用

 Ⅴ.良く聴くフレーズと真偽 ~トークに騙されないために~
  1.引用数を使った「特許資産指数」 IPランドスケープ、M&Aなどに利用可能???
  2.その他


第三部 攻めの姿勢を貫く他社権利回避のノウハウ
『他社権利回避は ~追試と、ベストモード出願~』

 Ⅰ.他社権利回避の基礎 ~問題特許が見つかったら~
  1.問題特許が見つかっても「やばい」「抵触する」とは書いてはいけない
    ~知っておきたい怖い話~
  2.ファミリーの「生死」も確認する~日本は「死」でもUSが「生」のこともある~
  3.無効資料を探す
  4.権利範囲を確かめる ~特許請求の範囲が権利範囲とは限らない~
  5.判断する ~このまま進むか路線を修正するか~

 Ⅱ.他社権利回避のアドバンス ~追試によって活路を見出す~
  1.追試してベストモード求める
  2.発明は明確か、重要な要素が落ちていないか、追試で確かめる
  3.権利範囲を再考する
  4.技術の横展開を考える

 Ⅲ.皆さんへのメッセージ ~特許出願活動は何のために行うか?
   ロイヤリティー収入を得る!? vs 創意工夫文化の醸成
   有価証券報告書にロイヤリティー収入を計上していたK社は経営難に
   特許庁はかつて「知的創造サイクル」の名でロイヤリティー収益を推奨したが2019年に削除
   ~創意工夫を熱心に行い、その成果物を権利化し続ける社内文化が未来を創るようだ~

※プログラムは更新する可能性がございます。

《習得事項》
 R&D担当者が特許について抱きやすい3つの疑問(下記)に対する
解決の糸口をご修得いただけます。

①[面倒な業務では?]
 …… 特許は数が多い、時間が取られる
→解決の糸口 :  特許の効率的な調べ方・読み方『特許リーディング法』
 <ポイント>
 読む順序、意思を持って調べる、追試するつもりで読む

②[特許情報から何が判るの?]
  …… 新テーマを考えるとき? 研究戦略を考えるとき?
→解決の糸口 : 特許情報の研究開発への応用 
 <ポイント>
 隣接地の拡大を狙う、トークに騙されない

③[やる気を削ぐ制度では?]
  …… 良い案だと進めていたら他社特許が見つかりやりなおしになった
→解決の糸口 : 他社権利回避
 <ポイント>
 追試と、ベストモード出願

《講義概要》
 特許明細書は権利書部分(請求項他)と技術文献部分(実施例他)から出来ている。しかし、知財関係テキストの多くは、権利書部分(請求項他)が中心となっている。また多くの特許分析ツールでは、請求項、要約書、書誌事項を使用してカラーの図表が作成される。これらは技術文献部分(実施例他)をほとんど含まないため、研究開発のヒントが直接掴めると感じる事は少ない。これに対して、実施例を中心に読んで行くと、興味を持って読み進められ、その情報が有機的に繋がる可能性が高い。更により正確に速く読める。この読み方を「特許リーディング法」と呼んでいる。

 この講義では「特許リーディング法」に関連し、次の3点について述べる:
  ①特許の効率的な調べ方・読み方
   ~読む順序、意思を持って調べる、追試するつもりで読む~
  ②特許情報の研究開発への応用
   ~隣接地の拡大を狙う、トークに騙されない~
  ③他社権利回避は
   ~追試と、ベストモード出願~

 講義の中で、売上が累積で〇〇円になった事業と、子会社・工場設立後に撤退した事業の差がどこにあったか実例で解説する。また演習やクイズによって習熟度向上を図る予定。



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