このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 設計する前に知っておきたかった歯車設計の基礎とポイント [講習会詳細] | テックデザイン
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ベテラン機械エンジニアが自身の若手だったころを振り返り、「歯車設計で躓いたり、トラブルが発生したところ」や「事前にこういうことろを勉強しておけばよかった」という内容で構成されたした歯車設計講座です。

 

~ベテラン技術者者が若手設計者に伝えたい!~

 

設計する前に知っておきたかった歯車設計の基礎とポイント

 

コード tds20250724r1
ジャンル 機械
形式 対面セミナー
日程/時間 2025年 7月 24日(木) 10:00~17:00
会場

都内中心部で調整しております。(東京(調整中))

受講料
(申込プラン)

対面受講(早割): 29,040円 (消費税込) ※申込期限 6/13

 

●講師

伊藤精二技術士MDC事務所 技術士(機械部門) 伊藤 精二

早稲田大学大学院 理工学研究科 機械工学専攻課程修了。ソニー株式会社入社、生産技術本部・技術情報システム本部・エンタテインメントカンパニー/VTR走行系の機構設計開発・CAE解析/メカ3D-CAD/CAE設計技術開発・推進/二足歩行ロボットの企画開発・設計・マネジメントに従事。退社後、特許文献調査業務を経て、2013年よりエンジニア人材派遣会社にて機械工学・設計・製図研修講師、2019年より早稲田大学創造理工学部、2021年より日本大学理工学部で機械設計・製図カリキュラムの非常勤講師に従事。機械設計キャリア、機械工学・設計・製図教育講師を通じて、製品企画・概念設計・設計検討・詳細設計に至るまでの 『ものづくり』 全般に関わり、機械設計に必要な創造性育成を重視した設計技術力の向上・育成・教育に注力。

●詳細

<目的・ゴール>
★設計効率の向上: 基礎理論の復習、設計手順の実践を通じて、歯車設計における必要事項・問題と
 の相関関係を自身で把握し、設計品質向上、効率向上が図れるようになること。
★設計検証項目の明確化:設計値を決定する際に必要な検討項目の把握ができるようになり、また、
 要求仕様との検証が設計段階で行えるようになること。
★多種多様な歯車機構設計への展開能力向上の基礎を構築すること。

<習得知識>
・歯車の種類、基本構造(平歯車、はすば歯車、遊星歯車など)やモジュール、円ピッチなどの基本
 概念を理解する。
・設計に必要な条件設定 (動力、回転数、トルクなど) の手順を学ぶ。
・歯車設計の検討事項、具体的な手順 (減速比、モジュール選定、歯数計算、歯の強度計算、バック
 ラッシ、かみあい率)を学ぶ。
・実際の設計例を基にした実践的なスキルを身につける。
・歯車伝動機構における問題解決能力の強化する。
・歯車装置のトラブルシューティングや振動・騒音対策について理解を深める。


<講義プログラム>
Ⅰ.歯車の基礎知識
 1.歯車の機能、定義
 2.歯車の種類と用途
  (平歯車、かさ歯車、遊星歯車 etc.)
 3.各部の名称・用語と基本概念
  (JIS定義、基準円、モジュール、円ピッチ etc.)
 4.歯形の性質 (原理と特徴)
  a.インボリュート歯形
  b.サイクロイド歯形
Ⅱ.歯車設計の基本理論
 1.歯車機能としての必要条件 (カミュの定理)
 2.歯形の性質を満たす歯形曲線
 3.モジュールと歯の大きさ、歯数、基準円の関係
 4.回転比とトルク変換の計算
Ⅲ.設計手順
 1.要求仕様の確認(動力、回転数、トルク)
 2.モジュール・歯数・回転比の仮決定
 3.軸間距離と配置設計/歯車構成
  (減速比、小型化・遊星歯車検討)
 4.歯の強度設計
  a.曲げ強さの計算法
  b.歯面強さの計算法
  c.歯幅の決定における注意事項
 5.バックラッシの設計と付与・確認方法
Ⅳ.設計時の注意点
 1.かみあい率の確認と誤差対策
 2.切り下げ
 3.転位歯車
 4.騒音対策 ( 潤滑 etc. )
Ⅴ.設計演習
Ⅵ.歯車の製図
Ⅶ.設計事例

<講義概要>
 初めて歯車機構(動力伝達、減速)の設計を行った場合、正しく設計を行ったはずなのに実際に組立てると、騒音や潤滑な動きが得られかったり、最悪の場合、回転もしないといったトラブルに遭遇することも少なくないと思われます。また、どのような設計対策、運用、調整が必要なのかも困難な場合もあるかと思われます。
 そこで本講座では、歯車機構において、設計で考慮しなければ検討事項、騒音や破損問題等につながる事項とは何かを理解しつつ、基本的設計手順を学びます。同様に種々トラブルと設計・運用の要因との因果関係を事前に確認することでトラブル対応力の向上を習得します。また、演習問題、歯車製図の注意事項、設計事例の確認も含めて、設計検討事項それぞれの基礎理論の理解を深め設計・運用両面からの実務対応力を習得します。
 具体的には、午前に、歯車の基礎知識、理論の復習に注力し設計での検討事項の意味、問題対策との因果関係の復習を行います。午後からは、要求仕様の確認、歯の強度検討、バックラッシなどを含む基本的設計手順と設計検討項目を実際の歯車製作にあたっての図面での指示・確認方法、および設計事例、設計のポイントなどを整理して学びます。



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