SDGｓ関連で化学工業界以外からも注目を集めている触媒技術について、初心者向けにかみ砕いて解説します。「触媒に関わる業務に就くことになったがイマイチよく分かっていない」、「触媒に関するテーマを探しているが苦戦している」といった方におすすめのセミナーです。

０（ゼロ）から始める触媒技術

~触媒・吸着剤の活用事例/研究開発テーマの探し方/反応プロセスのスケールアップ・評価手法~

Cazeo Tech 代表 博士（工学） 萬ヶ谷 康弘氏

京都大学工学部において触媒化学講座を修了後、大手化学会社、分析会社、中堅化学会社、ベンチャー、と、種々の化学系企業において、触媒の探索から研究開発、製造スケールアップや顧客対応など触媒工業化の実務に従事し、ゼオライト、酸、酸化物、担持金属など多種類の触媒開発から工業化に携わる。現在、触媒や触媒工業化の技術アドバイザーとして活動。 <所属学会>触媒学会、石油学会、吸着学会、ゼオライト学会、水素エネルギー学会

１．触媒化学の基礎
1-1.触媒とは何か
1-2.吸着と触媒作用
1-3.工業的に利用される触媒の種類と特徴
1-4.触媒のキャラクタリゼーション

２．地球環境に貢献する触媒・吸着剤技術
2-1.CCU、CCUS関連
2-2.新エネルギー関連（アンモニア、メタン、SAFなど）
2-3.リサイクル・廃棄物処理関連

３．触媒が関連する研究開発テーマの探し方・進め方
3-1.先行技術・特許・学会調査
3-2.共同開発
3-3.公的資金の活用

４．触媒と触媒反応プロセスの工業化
4-1.　触媒反応プロセスのスケールアップ
4-2.　触媒性能評価
4-3.　触媒製造のスケールアップ（成形、焼成）
4-4.　法規制対応
4-5.　触媒製造、触媒反応におけるCO2排出量対策

５．触媒再生と寿命
5-1.　触媒再生
5-2.　触媒寿命
5-3.　触媒のリサイクル

６．まとめ