製造現場や生産技術の方がおさえておきたい品質管理の基本、製造現場が行う品質管理とは何をすることかをわかりやすく解説します。なかなかなくならない品質不具合にお悩みの会社は改善の一手として、本講座をぜひご活用ください。

製造現場で働く方がおさえておきたい
品質管理の基本

TK Consulting 代表 小西 貴之氏

大学を卒業後、2005年に東芝セラミックス㈱（現クアーズテック合同会社）に入社。生産技術部精密加工担当として、石英ガラスや炭化珪素、シリコンウェーハの研削・研磨技術の開発に従事。7年半の間に2つの工場立ち上げも経験し、現場の管理や改善も行った。その後、セミナーを運営する会社に事務局として入職。11年半の間に100以上のセミナーを新規に企画。また、100社以上の工場を見学し、現場改善や工場運営について実地に学ぶ。そうした経験や知識をもとに2024年に独立。現在は製造業向けのセミナー講師、コンサルタントとして活躍している。

＜習得知識＞
✓品質管理の重要性を理解する
✓製造部門と品質の関わりを理解する
✓製造現場でできる品質管理のたった１つの方法を理解する
✓QC７つ道具の要点を理解し、使えるようになる


＜講義プログラム＞
１．品質管理の基本をおさえよう
・「広義の品質」と「狭義の品質」それぞれどこで作られる？
・企業としての品質のとらえ方
・品質のためにそれぞれの部門でできることは何か

２．品質管理と品質保証、検査の役割
・品質管理、品質保証、検査とはどういうことか？
・検査は測定することではない！
・品質不良はなぜ発生するのか？品質はなぜばらつくのか？

３．ヒューマンエラーを未然に防ぐためには
・人が行う作業にエラーはつきものという認識をもつ
・エラーをできるだけ起こさない、起きても見つける仕組みが大事
・すぐにできる対応策を解説

４．不具合の事例からその原因と対策を考える【個人演習】
・ある会社の不具合の事例を紹介し、なぜ不具合が発生したのか、
　要因を洗い出し、その中で最も重要な要因を抽出する

５．QC７つ道具の重要な項目を解説
・品質管理におけるデータの重要性を理解する
・QC７つ道具のそれぞれの使い方と役割を解説
・ぜひ活用してほしい、パレート図と特性要因図を詳細に解説