このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 微生物(細菌・酵母・カビ)取扱いの基礎とポイント ~分離・培養・同定~ [講習会詳細] | テックデザイン
※お申込前に「注意事項」をご確認ください

食品の安心・安全を確保するために必須である「微生物実験・検査」をスペシャリストが解説!細菌、酵母、カビを対象として、実験の基本操作から分離・培養、観察・同定、保存方法までを、ここでしか聞けない実務におけるポイントを含めて半日で学ぶことができます。
※講義前、終了後に個別質問を受け付けますが、時間がかかるためご了承ください。

 

微生物(細菌・酵母・カビ)取扱いの基礎とポイント
~分離・培養・同定~

 

コード tds20250411t1
ジャンル 食品
形式 対面セミナー
日程/時間 2025年 4月 11日(金) 12:30~17:00
会場

ちよだプラットフォームスクウェア(東京 神保町)

ご案内事項 2人目以降は何名でも追加29,700円です。(申し込み後に金額は修正しますので受講者2以降に追加してください。2人の場合フォーム上は79,200円と記載されていますが請求は69,300円です。)
・テクノスルガ・ラボ トップページ:https://www.tecsrg.co.jp/
・微生物試験テクニカルトレーニング案内:https://www.tecsrg.co.jp/services/products-and-tec/traning/

受講料
(申込プラン)

会場受講: 39,600円 (消費税込)

 

微生物(細菌・酵母・カビ)取扱いの基礎とポイント ~分離・培養・同定~

●講師

株式会社テクノスルガ・ラボ 技術部 菌類グループ 主席研究員 博士(農学) 喜友名 朝彦

2003年3月、琉球大学理工学研究科海洋自然科学専攻 修士課程修了。同年4月、株式会社エヌシーアイエムビー・ジャパン(現(株)テクノスルガ・ラボ)に入社し、現在に至る。2013年1月、文化財の菌類(カビ・酵母)による生物劣化の研究成果をまとめて、筑波大学生命環境科学研究科にて論文博士として学位(博士(農学))取得。カビ・酵母の分類・同定を専門とする。日本菌学会、米国菌学会、英国菌学会、日本防菌防黴学会、等に所属。

●詳細

 
 5.カビ(糸状菌)・酵母の分離・培養・同定方法(表現形質)
  5.1. 試料の採取方法
  5.2. 培地と培養方法の選択~カビ・酵母の生育条件(温度、Aw、pH、酸素)
  5.3. 分離・培養操作
  5.4. カビ・酵母の同定方法(表現形質)
   5.4.1. 培養性状および形態観察
   5.4.2. 生理・生化学性状試験
5.5. 食品製造で問題となるカビ・酵母の特性
   5.5.1. 問題となる主なカビ・酵母の種類
5.5.2. カビ毒
   5.5.3. 好乾性、耐熱性
   
 6. 微生物の同定方法~遺伝子解析法とMALDI-TOF MS法
  6.1. 遺伝子解析法
   6.1.1. 細菌
   6.1.2. カビ・酵母
  6.2. MALDI-TOF MS法
  6.3. 遺伝子解析法とMALDI-TOF MS法の比較

 7.微生物の保存管理~主要な微生物保存法の比較
  7.1. 主要な微生物保存方法の比較
  7.2. 継代培養法
  7.3. 乾燥保存法~L-乾燥法、凍結乾燥法
  7.4. 凍結保存法



<習得知識>
・微生物(細菌、酵母、カビ)の見分け方と特徴 ・微生物実験の基本操作および注意点
・微生物の分離培養法、観察および同定方法 ・微生物の保存管理法
<講義概要>
微生物は目に見えない生物の総称であり、様々な種類の生物が含まれます。当講座では微生物の中でも細菌、酵母、カビを対象として、その取扱の基本操作から分離・培養法、観察および同定方法、保存方法について概説します。まず、最初に微生物の定義、特に細菌、カビ・酵母の細胞形態および増殖様式に基づく見分け方について述べた後、これら微生物を用いた実験を行う上で、無菌操作の仕方と注意点に重点を置いて説明を行います。製品や製造現場などの様々な環境に生息する微生物を調べるには、寒天培地等へ分離培養し観察を行うことが重要です。そこで、細菌とカビ・酵母、それぞれの分離培養および表現形質に基づく主な同定方法について、例を挙げて説明します。特に、カビは細菌や酵母と異なり、同定する際にコロニー性状および形態的特徴が重要となることから、観察方法および観察する際のポイントについて説明します。また、近年、薬局方にも採用されるなど微生物同定手法として盛んに用いられているDNA塩基配列を用いた遺伝子解析法とMALDI-TOF MS法について、両者の比較を通じて、各々の手法の概説および注意点について説明を行います。最後に、微生物株を保存する場合の主要な保存方法について説明します。

●講師

株式会社テクノスルガ・ラボ 技術顧問 立里 臨

大学卒業後、上海復旦大学の上海医学院看護学院微生物研究室で教師として13年勤務後、来日。1998年3月、静岡県立大学環境科学研究所大学院環境物質科学専攻環境微生物研究室 修士課程修了。同年4月から、当時日本国内では唯一の微生物同定専門会社である(株)エヌシーアイエムビー・ジャパン(現 (株)テクノスルガ・ラボ)に入社し、現在に至る。細菌の同定を専門とする。日本細菌学会、日本防菌防黴学会、日本バイオセーフティ学会、等に所属。

●詳細

1.はじめに

 2.微生物とは
  2.1. 微生物の定義
  2.2. 微生物の種類と見分け方~細菌・酵母・カビ~

 3.微生物実験の基本操作
  3.1. 微生物実験室における注意点
  3.2. 微生物実験で使用する基本的な設備と機器類
  3.3. 無菌操作の仕方および注意点
  3.4. 滅菌方法

 4.細菌の分離・培養・同定方法(表現形質)
  4.1. 試料の採取方法
  4.2. 培地と培養方法の選択
  4.3. 分離・培養操作
  4.4. 細菌の同定方法(表現形質)
   4.4.1. 培養性状および形態観察
   4.4.2. 生理・生化学性状試験
  4.5. 細菌芽胞に関する基礎知識
   4.5.1. 「芽胞」の定義
   4.5.2. 芽胞形成菌の種類
   4.5.3. 芽胞形成菌の生活環
   4.5.4. 芽胞形成の確認法
   4.5.5. 芽胞の環境に対する抵抗性
   4.5.6. 芽胞菌の対策
   4.5.7. <例> 芽胞形成耐熱性好酸性細菌
  4.6. 微生物実験におけるトラブル対応~実験での失敗をなくすためにどうするか
  【参考資料】細菌の表現形質による簡単な同定



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