このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 金属材料における水素脆化メカニズム 分析・抑制手法と最新の動向 [講習会詳細] | テックデザイン
※お申込前に「注意事項」をご確認ください

環境問題を背景に水素脆化に対する知見が強く求められています。水素脆化のメカニズムと抑制指針について国内外の最新の研究動向を交えながら解説します。

 

金属材料における水素脆化メカニズム 
分析・抑制手法と最新の動向

 

コード tds20250312z1
ジャンル 機械
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2025年 3月 12日(水) 10:00~17:00
配信について 見逃し配信あり(視聴期間は10日程度) 当日の受講が難しい場合は見逃し配信をご利用ください。
資料(テキスト) 印刷・製本したものを郵送
受講料
(申込プラン)

通常価格: 36,300円 (消費税込)

早割価格: 29,040円 (消費税込) ※1月12日までの申込

 

●講師

上智大学 理工学部 機能創造理工学科 教授 高井 健一先生

NTT㈱ 技師などを経て現職。博士(工学)。専門は材料工学で、特に『金属材料の水素脆化』に関する研究に取組む。現在のテーマは『金属材料の水素脆化メカニズム解明』『高強度鋼の遅れ破壊抑制手法の提案』『金属材料中の水素存在状態解析』など。日本鉄鋼協会、日本金属学会、腐食防食学会、日本機械学会、などに所属。

●詳細

Ⅰ.金属と水素の物理化学的性質の基礎事項
 1.金属(bcc,fcc,hcp)中の水素の固溶
 2.金属表面での水素の吸着、侵入過程
 3.金属中の水素拡散
 4.金属中の水素トラップサイト

Ⅱ.水素分析方法の特徴・注意点
 1.昇温脱離法
 2.水素可視化方法

Ⅲ.水素脆化メカニズム
 1.水素脆性とは
 2.水素脆性の特長
 3.内圧説
 4.格子脆化説
 5.局部変形助長説
 6.空孔凝集説

Ⅳ.金属中の水素存在状態と脆化メカニズム解明へ向けた最近の研究
 1.昇温脱離法によるbcc,fcc,hcp金属の水素放出プロファイル比較
 2.bcc金属(鉄鋼材料等)の水素存在状態と水素脆化
 3.fcc金属(ステンレス鋼等)の水素存在状態と水素脆化

<習得知識>
・ 金属と水素に関する基礎
・ 各種水素分析方法の特徴・注意点
・ 水素脆化メカニズム研究の国際的な動向
・ 各種金属材料の水素脆化に関する最新の研究成果
・ 水素脆化抑制に向けた指針

<講義概容>
 水素脆化とは水素と応力により材料が脆くなる現象であり、近年、水素脆化に対する知見が強く求められています。例えば、環境問題を背景に、輸送機器の軽量化のため材料の高強度化が求められていますが、材料を高強度化するほど水素脆化感受性が高まり、突然の破壊が危惧されます。また、水素をエネルギーとする燃料電池システムは次世代エネルギーの主役として期待されていますが、燃料電池自動車のタンクや水素ステーションでは極めて過酷な水素環境で材料が使用される傾向にあり、安全性と信頼性の確立が急務といえます。
 本講座では、金属と水素の物理化学的相互作用の基礎を平易に解説し、金属材料中の水素分析方法の特徴・注意点を説明します。また、各種金属材料の水素脆性に関する過去および最新の研究、国際的な動向を理解し、最後に抑制に向けた指針を提案します。





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