このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 強い特許明細書の作成法と拒絶理由通知への対応ポイント [講習会詳細] | テックデザイン
※お申込前に「注意事項」をご確認ください

【強い特許=良い発明】とは限りません。明細書のまとめ方次第で強くも弱くもなるものです。本講座では、講師の特許庁やTLOでの豊富な経験をベースに、強くて拒絶され難い明細書の作り方と、拒絶理由への最善手(覆すポイント)を解説します。

 

~審査官の心理と思考を読んだ適切な書類作成・対応方法を解説~

 

強い特許明細書の作成法と拒絶理由通知への対応ポイント

 

コード tds20250130m1
ジャンル 知財
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2025年 1月 30日(木) 13:00~17:00
配信について 見逃し配信あり(視聴期間は約1週間)
当日の受講が難しい場合は見逃し配信をご利用ください。
資料(テキスト) 電子ファイルをダウンロード
受講料
(申込プラン)

通常価格(pdfテキスト): 36,300円 (消費税込)

早割価格: 29,040円 (消費税込) ※11/30までの申込

 

●講師

国立大学法人山口大学 大学研究推進機構 知的財産センター東京所長 佐田 洋一郎先生

1970年 通商産業省入省、その後特許庁出向。1976年より特許庁審査官(土木,建築,事務機器,農水産,応用光学)を担当。1996年より、特許庁審査部審査長、審判部審判長、審判部部門長を歴任。2004年山口大学教授 兼 知的財産部門長、2012年山口大学研究推進機構知的財産センター長、2011年学長特命補佐、2014年山口ティー・エル・オー代表取締役社長(兼任)を歴任。2019年に知的財産センター東京所長、山口大学特命教授、学長特命補佐(知財戦略担当)に就任。大学における長年の産学連携活動、知財教育推進活動により、2023年に全国発明表彰で発明奨励功労賞を受賞、2024年秋の叙勲で瑞宝小授章を受章。現在に至る。

●詳細

プログラム改訂有り(2024.11.14)

Ⅰ. 1500億円と3000人を投下して国が運用する産業財産権制度の狙い
 1.産業財産権制度の仕組み
 2.産業財産権を守る本当の意味

Ⅱ.出願前に知っておきたい審査官の判断手法 
 1.特許取得のための3+1の要件
 (補足)共同研究を考えている貴方に伝えたい大学の新規性を失いやすい環境
 2.公開されていない審査の具体的手順

Ⅲ.出願直前の準備作業
 1.発明のポイントは引き算の法則で
 2.モノ、方法、製造方法の技術思想の選定法
 (補足)現場で意外と活かせる方法特許の効能

Ⅳ.開発やモデルチェンジで活かせる足し算の法則
 1.特許性を高める足し算の法則とは
 2.足し算の進歩性判断の考え方
 3.発明の効果と進歩性の相関性
 (補足)足し算発明の典型的な成功例

Ⅴ.特許契約や技術導入に重要な強い特許、弱い特許の見極め方
 1.強い特許とはどんな特許
 2.強い特許、弱い特許の判別法

Ⅵ.強い特許明細書を作るノウハウ
 1.特許明細書が備えている広報機能、戦闘機能の活かし方
 2.特許強化の構成要素削減法、技術思想上位概念化法
 3.弁理士と二人三脚を(頼れる弁理士の見分け方)

Ⅶ.拒絶されにくい明細書作成法
 1.審査に臨む審査官の深層心理
 2.審査官、裁判官を説得する効果的ポイント
 3.審査官を前のめりにさせる明細書のまとめ方
 4.拒絶攻撃に強い明細書
 5.特許取得に有効な定性的異質の効果とは

Ⅷ.拒絶攻撃を跳ね返す手法
 1.拒絶理由通知を発した審査官の本意を読み解く
 2.審査の行政効率上、意見書より補正書を重視
 3.失敗しない手続き補正書の作成法
 4.審査官面談で効果を得るための心得

Ⅸ.すぐに実践できる製品開発に沿った知財ガードの構築法
 1.防衛体制の全体像と注意したい問題点
 2.知財ガードの実践的シュミレーション
 (1)モノの特許
 (2)製造方法の特許
 (3)方法の特許
 (4)プログラム特許  
 3.ガード構築後の侵害者との実践演習

Ⅹ.貴方の会社事業にも関連するIoT関連発明の特許審査の考え方(具体的事例で分析)
 1.発明の成立性
 2.発明の新規性
 3.発明の進歩性
 4.IoT発明の明細書、請求範囲のまとめ方

Ⅺ.知財専門家も目からウロコの知財活用術
 1.収益が悪かった在庫製品の改善点を特許化で高収益
 2.ガリバー企業マーケットに参入したベンチャーの巧みな特許戦略
 3.鳴かず飛ばずの既存製品に大学の研究成果を活かし差別化させて海外展開

Ⅻ.最後にお伝えしたいモノマネ排除に有効な不正防止法の活用術

★補足資料★
 1.特許、実用新案、意匠、商標の事務処理フロー
 2.PCTの誕生から現在までの図解による変遷
 3.特許の基本知識の総まとめ

★終了後は質疑応答の時間を設けます★

★受講特典★
セミナー終了後の個別面談を無料で対応します(先着 3 社)
お気軽にお問い合わせ下さい。

<講師のことば>
 特許出願においては、情報収集がとても大切なのですが、疎かにしていませんでしょうか?発明が生まれると急いで出願書類をまとめて特許庁に提出し、そして拒絶理由通知が来ると慌てて対応する企業が多いのが実情です。本来は拒絶理由通知がきても、慌てずにその真意を見極め、引用文献を吟味して補正を行うべきですが、ただ意見書で自説を長々と述べて満足している出願人が少なくありません。忙しい審査官にとって、それらの主張の全てに耳を傾けている余裕はありません。大切なのは、どう修正(補正)したかです。審査官はとにかく早く処理をしたいという心情であることを知っておけば、対応法がわかります。その方法に則り補正すれば、審査官もなんとかしてあげられないかと思うようになるはずです。したがって、特許書類の作成は、独りよがりの作成は禁物で、会社として戦略を練り、審査官に味方になってもらえるような明細書作りを心がけることが重要です。
 本講座ではそのポイントをお伝えしますので、知財担当者のみならず、発明者(技術者・研究者)にも有益な情報になると思います。また今後は全ての分野においてIoTが絡んできます。その審査の考え方についても、この機会に紹介します。知っておくと、発明の発掘や明細書にまとめる際に参考になると思います。



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