このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 嗅覚官能試験と機器分析の連動による”におい”の評価技術 [講習会詳細] | テックデザイン
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官能評価と機器分析を有機的に連動させることにより、におい物質の高感度検出や同定が可能になります。それぞれの分析試験の進め方と組合せによる匂い物質の同定手法、さらには、匂い分析の応用例として、食品における品質の非破壊検査の事例を紹介します。

 

嗅覚官能試験と機器分析の連動による”におい”の評価技術

 

~におい(匂い・臭い)を活用した農林水産物の非破壊検査法の開発とその応用~

コード tds20250307n1
ジャンル 食品
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2025年 3月 7日(金) 13:00~15:30
配信について Live配信に加え【見逃し配信】も実施します。当日の受講が難しい場合は見逃し配信をご視聴ください(配信期間は10日間程度)
資料(テキスト) 電子データ(PDF)
受講料
(申込プラン)

通常価格: 19,800円 (消費税込)

早割価格: 15,840円 (消費税込) ※1/7までの申込み

 

●講師

佐賀大学 農学部 におい農学研究室 准教授 博士(農学) 上野 大介先生

2002年愛媛大学大学院連合農学研究科修了(博士[農学]取得)後、愛媛大学沿岸環境科学研究センター、瀬戸内海区水産試験場、National Water Research Institute, Environment Canadaを経て現在に至る。‟「匂い」x「農学」で新しい「農」の形を創造”をミッションとして、「匂い」を活用した新しい「農の形」の創造を目指す。匂いという化学物質を「嗅覚官能評価」および「機器分析」によって解析・評価し、それらを生産現場で活用する手法の提案に取り組む。

●詳細

Ⅰ.嗅覚のメカニズム
1.臭気、香気とは
2.嗅覚のメカニズム
3.匂いの強さと濃度の関係(ウエーバー・フィフナーの法則)
4.認容性(快・不快度)

Ⅱ.嗅覚の特殊性
1.相乗効果
2.拮抗効果
3.混合効果

Ⅲ.嗅覚の個人差
1.年齢差
2.性差
3.順応,嗅覚疲労

Ⅳ.嗅覚官能試験による匂いの評価
1.パネルの選定方法  
2.パネルの訓練
3.匂い強度
4.匂い指数
5.匂いの印象

Ⅴ.匂い物質の化学分析に利用される分析機器
1.ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)
2.匂い嗅ぎガスクロマトグラフ(GC-O)
3.ガスクロマトグラフ用フラクションコレクター(GC-F)
4.簡易分析装置(匂いセンサーほか)

Ⅵ.嗅覚官能試験と機器分析の連動による匂い物質の同定手法
1.におい物質同定システム(OASIS)の概要
2.匂い物質に特化した各種データベース
3.OAISISをもちいた匂い物質同定の事例紹介

Ⅶ.匂いを活用した非破壊検査の事例と応用
1.農産業(作物病害の早期発見など)
2.畜産業(畜産飼料の品質評価など)
3.水産業(養殖魚病害の早期発見など)
4.食品製造業(異臭クレーム対応の事例)

<習得知識>
・嗅覚のメカニズムとその複雑さについて
・嗅覚官能評価と機器分析の連動による匂い物質の同定手法について
・匂いを活用した非破壊検査の事例について

<講義概要>
 当研究室では”「匂い」x「農学」で新しい「農」の形を創造”をミッションとして,農林水産分野における多様な課題を,匂いを活用して解決していくことを目指しています.そのなかでも「匂い」を活用した農林水産物の「非破壊検査」の手法開発は当研究室の主要なテーマです. 本講義では,人が匂いを感じる仕組(嗅覚官能試験)と,匂い物質の分析(機器分析)を連動させた分析手法である「におい物質同定システム(OASIS)」の技術的詳細を解説するとともに,匂いを活用した非破壊検査の事例を紹介します.



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