このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 蓄熱/蓄冷技術の入門講座 [講習会詳細] | テックデザイン
※お申込前に「注意事項」をご確認ください

排熱の有効利用や熱システムの安定化の基盤技術である蓄熱・蓄冷技術について、基礎理論から各種方式・蓄熱材料や利用例・留意点などの基本事項、ヒートパイプ等のさまざまな最新研究事例(技術シーズ)についてわかりやすく説明します。

 

蓄熱/蓄冷技術の入門講座

 

コード tds20241024z1
ジャンル 機械
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2024年 10月 24日(木) 10:00~17:00
配信について 見逃し配信あり(視聴期間は10日程度) 当日の受講が難しい場合は見逃し配信をご利用ください。
資料(テキスト) 印刷・製本したものを郵送
受講料
(申込プラン)

通常価格: 36,300円 (消費税込)

早割価格: 29,040円 (消費税込) ※8月24日までの申込

 

●講師

岡山大学 大学院自然科学研究科 教授 堀部 明彦先生

1990年北海道大学助手,1995年 岡山大学講師,助教授,准教授を経て2009年より現職。熱エネルギーの有効利用を目的とした蓄熱・蓄冷,熱輸送や,新たな空調システムに関する研究に長年従事している。日本機械学会,日本伝熱学会,日本冷凍空調学会等に所属。学会等役員・委員歴多数,日本機械学会フェロー,日本冷凍空調学会参与。

●詳細

Ⅰ.熱移動の基礎
1. 熱について
2. 伝熱の三形態
3. 熱伝導 熱伝導率,複数熱抵抗
4. 対流熱伝達 境界層, 層流・乱流,無次元数,各種流れ
5. 放射伝熱 黒体,放射率
6. 断熱についての考え方
7. 相変化を伴う熱移動 
① 相変化とは
② 凝縮現象
③ 沸騰現象
④ 融解・凝固を伴う伝熱
8. 温度測定方法および温度計測において留意すべき点,様々な温度の測定法,熱電対

Ⅱ. 蓄熱・蓄冷・熱輸送の基礎知識
(各種方式,蓄熱材料,利用例,留意点)
1. 蓄熱の考え方 目的,選定の仕方
2. 蓄熱の種類と特徴
① 顕熱蓄熱,化学蓄熱,潜熱蓄熱の説明と代表的蓄熱材料など
② 各温度域での蓄熱・蓄冷
③ 地中蓄熱,躯体蓄熱,氷蓄熱,太陽熱蓄熱など
3. 潜熱蓄熱物質含有機能性流体
① 氷スラリーの熱伝達,生成法など
② エマルション,マイクロカプセルスラリー
③ 水和物スラリー など
4. ヒートパイプや熱媒体による熱輸送
① 熱輸送の基礎
② ヒートパイプの基礎原理
③ ヒートパイプの利用例 など
④ 熱媒体の流動抵抗低減法 など

Ⅲ. 蓄熱・蓄冷の最新研究・動向
1. 方向性
2. 化学蓄熱(無機水和物など)
3. 潜熱蓄熱
① 糖アルコール系
② 新たなエマルション
③ 合金系
④ バイオマスベース蓄熱材
➄ 吸着・収着を利用した蓄熱

<習得知識>
・熱移動の基礎的知識    
・蓄熱・蓄冷の基礎知識(各種方式,蓄熱材料,利用例,留意点)
・ヒートパイプや熱媒体による熱輸送の知識    
・蓄熱・蓄冷の最新研究・動向

<講義概容>
 多くの産業において、蓄熱・蓄冷技術により、排熱の有効利用や熱利用システムの安定化が可能となり、省エネルギー・環境対策となる可能性があります。
 本講義ではまず、蓄熱・蓄冷技術を理解する上で重要となる熱移動の基礎に関して、要点を絞って説明いたします。一般の現場では、様々な熱移動現象が生じ、場合によっては相変化を利用するものもあります。熱的設計や機器の性能理解ができるように、まず対象における基本的な伝熱メカニズムを理解し、論理的な分析や現象を大枠で理解できるように解説します。次に蓄熱・蓄冷の基礎について、顕熱蓄熱、化学蓄熱、潜熱蓄熱それぞれの考え方、用途,蓄熱材料や利用例などについて説明します。さらに、種々の各温度域や蓄熱用途ごとの蓄熱の考え方について述べ、有望な潜熱蓄熱物質含有機能性流体の紹介や熱移動特性やヒートパイプや熱媒体による熱輸送の基礎について解説します。また、蓄熱・蓄冷技術に関する様々なシーズが研究者から提案されていますので、最新研究を中心に今後の動向について説明します。



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