このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 経営層や開発部門を説得できる戦略的な知財棚卸の進め方 [講習会詳細] | テックデザイン
※お申込前に「注意事項」をご確認ください

事務作業としての特許棚卸から脱却するための特許ポートフォリオ管理について、悩ましい特許の評価やマネージャー・担当者の立場それぞれで困った過去の経験談も交え、実践的な手順と留意点を解説します。

 

経営層や開発部門を説得できる戦略的な知財棚卸の進め方

 

コード tds20241126k1
ジャンル 知財
形式 オンラインセミナー(Live配信)
日程/時間 2024年 11月 26日(火) 10:00~12:00
配信について 見逃し配信あり(視聴期間は10日程度)
当日の受講が難しい場合は見逃し配信をご利用ください。
資料(テキスト) PDFデータのダウンロード
受講料
(申込プラン)

通常価格: 18,700円 (消費税込)

 

●講師

知財戦略ラボラトリー 代表、元セイコーエプソン株式会社 知的財産本部 特許技術部長 小嶋 輝人

湯浅電池(株)(現GSユアサ)にてプラント設計等に従事、クリエートメディック(株)で商品開発に従事。1998年 セイコーエプソン(株)に入社し、知財部門に21年在職。インクジェットプリンターからプロジェクター、ロボット、デバイスまで、広範囲の出願・権利化活動、米国訴訟、知財戦略に関与。2017年より部長としてセイコーエプソンの知財戦略推進の中心的役割を担ってきた。2023年11月に定年退職後も同社事業戦略推進のため残留。その傍ら、知財戦略ラボラトリーを起ち上げ、フリーランスとしての活動も開始した。

●詳細

1.特許資産管理の現状と課題
  ・維持年金サイクルと同期した棚卸作業の現状
  ・維持/放棄の一般的な考え方と課題
  ・知財戦略との断絶の問題

2.経営と知財
 [組織活動]
  ・事業戦略と機能別戦略
  ・戦略的知財活動と啓発的知財活動
  ・良い知財戦略と悪い知財戦略
  ・プロアクティブな知財活動
 [CGCと知財価値評価レポート]
  ・コーポレート・ガバナンス・コード対応の課題
  ・経営層が知りたいこと(何をどのように報告するか)
  ・社長、事業部長、知財本部長による三者懇談会

3.知財戦略の中でのポートフォリオ戦略の推進
  ・知財戦略とは何か(ポートフォリオ・特許ステータスマップ・PLC曲線との関係)
  ・戦略に応じた特許保有の考え方
  ・予算と保有件数のバランス(全体・技術分野・事業領域・保有地域)
  ・出願・権利化・棚卸の計画と進捗管理(ポートフォリオマネジメント)
  ・リファイン(棚卸)の具体的な手順(誰が、いつ、どのように)
  ・事業部知財戦略会議による現場推進
  ・最終的な放棄判断責任者(規定上) 

《質疑応答の時間あります》


《習得知識》
●経営層に伝わる知財価値評価レポート
●年金費用削減を目的とする事務作業としての特許棚卸から、戦略推進の一環としての棚卸(評価・運用)に変革する方法
●知財戦略の中での特許ポートフォリオのあるべき姿

<講義概要>
 本講義では、「特許ステータスマップ」を用いて自社と競合/協業他社との技術開発の進捗状況を整理し、これに合わせて自社の持つ特許権を整理するという手順で、戦略的に特許権の棚卸をする手法を学びます。
 まず、特許資産管理の現状と課題を整理します。維持年金支払いサイクルに合わせて、実施の有無や、被引用などの指標を用いて行う、従来の特許権の重要度評価を振り返り、最終的に目指す知財戦略との関係で残された課題を浮き彫りにします。
 次に、企業で行われている事業戦略活動における知財の位置づけを確認し、知財戦略活動のあるべき姿を描きます。そして、経営視点から「知財活動の状況」と「保有知財の状況」の報告書に期待されるであろう内容を明らかにします。
 そこから、本講義の特長である、「特許ステータスマップ」を活用して行われている特許資産管理を紹介し、戦略的な棚卸活動の全体像を把握していただきます。
 さらに、「特許ステータスマップ」による特許棚卸の具体的な手順を学ぶことで、より戦略的な権利の価値評価方法を知り、その結果、競争軸、後発軸、先行軸での戦略方針の考え方が整理できるようになります。そして、事業貢献に必要な施策が具体的に計画できるようになり、今後の知財活動と権利維持費用の必要性について、納得感のある形で経営者や発明部門に対する説明責任を果たせるようになります。



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