このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 化粧品の官能検査の効率的な活用方法と進め方 [講習会詳細] | テックデザイン
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開発段階から原材料の受入れ、最終製品の出荷前といった各工程で必要となる官能検査について、検査項目や商品形態、工程毎に押さえておくべきポイントを解説します。官能検査員の訓練方法や結果を補完するための代替評価法も紹介します。

 

化粧品の官能検査の効率的な活用方法と進め方

 

コード tds20241022n1
ジャンル 化粧品
形式 対面セミナー
日程/時間 2024年 10月 22日(火) 10:30~16:45
会場

都内中心部で調整しております。(東京(調整中))

配信について 配信はありません。会場にお越しの上、ご受講ください
受講料
(申込プラン)

通常価格: 36,300円 (消費税込)

 

●講師

元株式会社資生堂 掛川工場 大阪工場 技術部長 鈴木 欽也

1980年早稲田大学理工学部卒業後、㈱資生堂に入社。掛川工場で検査、処方開発・生産技術開発を担当(約11年間)。その後、本社生産技術部で海外事業戦略、海外工場建設、生産技術移転、海外薬事対応、海外原料・資材・製品調達の業務を担当(約10年間)。中国北京工場の取締役工場長(約3.5年間)、掛川工場技術部長、大阪工場技術部長を担当(合計7年間)、㈱コスモビュティー執行役員 品質管理部長としてベトナム工場、中国工場を建設。過去には、米国OTC製品の化粧品業界で日本国内初のFDA査察を受け入れ、指摘事項ゼロ件での対応やヒアルロン酸のヨーロッパ原薬登録・米国FDA登録、ヒアルロン酸の原薬工場棟の増設を責任者として推進した経験を持つ。公害防止管理者(水質1種、大気1種)、中小企業診断士(埼玉県正会員)、FR技能士、ターンアラウンドマネージャー(事業再生、(一社)金融検定協会認定)ISO9001審査員補、健康経営EXアドバイザー。

●詳細

1.化粧品における効果効能と商品コンセプト
1.1. 化粧品の効能の範囲と表現の規制
1.2. 化粧品の代表的な使用感の評価項目
1)スキンケア保湿製品
2)スキンケア賦活製品
3)スキンケア洗浄用製品
4)ファンデーション
5)アイシャドー
6)口紅
7)シャンプー
8)リンス
1.3. 外装に関する官能的要素
1.4. 原料と製品の使用感への影響(事例:保湿剤)

2.化粧品における官能検査の応用
2.1. 商品開発における官能検査の進め方
2.2. 外装設計における外観評価と受入れ試験
2.3. 原料における官能検査項目と進め方
2.4. 製品検査における官能検査項目と進め方

3.色に関する基礎的知識
3.1. 発色方法
3.2. 色の種類
3.3. 色の表現の仕方
3.4. 代表的な色とイメージ
3.5. 測色方法

4.香りに関する基礎的知識
4.1. 揮発性(トップノート、ミドルノート、ベースノート)
4.2. においの感じ方と特徴
4.3. においの数値化

5.官能検査員の訓練法
5.1. 色
5.2. におい
5.3. 使用性

6.生産工程における官能検査の応用
6.1. 異物検査
6.2. 乳化状態
6.3. 調色 (色素系、顔料系)
6.4. チキソトロピー性の評価
6.5. 外観検査(異種混入、栓の斜め掛け)
6.6. セットミス防止(シール貼付、セット品)
6.7. 製造記号捺印(可読性、文字間違い)

7.官能検査の代替試験法(事例)
7.1. 粘度、硬度、たれ
7.2. 保湿性
7.3. 平滑性・すべり

8.官能検査要素と市場クレーム(事例)
8.1. 色の変化と商品イメージ
8.2. メーキャップ製品の色のバラツキ
8.3. 化粧品の外観異常とクレーム発生に関する事例

9.官能検査における統計的手法の応用
9.1. 2点識別法
9.2. 3点識別法

10.官能検査の制約と有効的な利用方法

 近年、美容意識の向上と健康志向の拡大により化粧品市場が急速に成長しています。また、顧客は単なる改善だけでなく、肌に優しく、持続的な効果や使用により満足感を得ることができる化粧品を求めています。一方、化粧品の効果を主張する際には科学的な根拠が不可欠です。但し、化粧品においては、単に成分の配合量や物理的性質だけでは十分な評価ができません。感性に基づく評価や目視による外観の検査等の官能検査が必須です。そのため、化粧品の開発や生産においても官能検査が各工程で実施されています。
 そこで今回のセミナーでは、講師の豊富な経験に基づき、製品の開発段階から原料や材料の受け入れ検査、生産工程でのライン検査、最終製品の出荷前検査など、各工程における製品の安全性と有効性を確認するための官能検査の方法について解説いたします。併せて、官能検査はひとによる検査のため結果の再現性面で懸念が持たれることから、官能検査を補完する代替評価法についても事例を紹介します。顧客に安心して使用していただける製品を提供するための知識と技術を共有します。



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