このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 ねじ締結における“ゆるみ”・疲労破壊の発生メカニズムとその対策 [講習会詳細] | テックデザイン
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ねじのトラブルの大半を占めるゆるみと疲労破壊について、ねじの力学や締付法などの基礎からメカニズムや対策まで、丁寧に分かりやすく解説します。

 

ねじ締結における
“ゆるみ”・疲労破壊の発生メカニズムとその対策

 

コード tds20241213r1
ジャンル 機械
形式 対面セミナー(配信あり)
日程/時間 2024年 12月 13日(金) 10:00~17:00
会場

都内中心部で調整しております。(東京(調整中))

配信について Live配信を実施ます ※見逃し配信はありません
資料(テキスト) 対面受講:当日配布/オンライン受講:3日前までに郵送
ご案内事項 オンライン配信(Live配信)を実施します。会場受講が難しい場合はオンラインでご受講ください。なお、【見逃し配信はありません】ので、リアルタイムでご参加ください。
受講料
(申込プラン)

対面受講: 33,000円 (消費税込)

オンライン受講: 36,300円 (消費税込)

 

ねじ締結における“ゆるみ”・疲労破壊の発生メカニズムとその対策

●講師

芝浦工業大学 工学部 機械機能工学科 教授 橋村 真治先生

三菱重工業㈱ 、久留米工業高等専門学校(准教授)を経て2013年より芝浦工業大学に赴任。博士(工学)。専門は、材料強度学、材料力学、破壊力学。「ねじ締結体の疲労強度に関する研究」「非鉄金属製ボルトの締結特性に関する研究」「非鉄金属製ボルトの疲労特性およびクリープに関する研究」「トルク法締付けの安定化」「ねじ締結体の増締め技術」に関する研究に取組む。日本機械学会、日本設計工学会、日本材料学会、日本ねじ研究協会、自動車技術会、日本トライボロジー学会、Society of Automotive Engineers に所属。

●詳細

Ⅰ.ねじの機械的性質と強度区分
 1.ボルトの機械的性質と強度区分の関係
   【例題】ボルトの降伏荷重と破断荷重の算出 
鋼製ねじの強度区分とその機械的性質について説明します

Ⅱ.ねじの力学と締付け法
 1.ボルトの強度区分に対する適正締付け力
  ・このボルトの適正締付け力はどの程度か?
   【例題】適正締付け力の算出
 2.トルク法,回転角法,トルク勾配法
  ・各締付け法の原理と特徴
   【例題】締付けトルクの算出
   【例題】ボルト締結体のばね定数の算出
 3.締付け管理上の留意点
  ・締付け法の選び方と問題点
ねじ締結においてねじに作用する応力と、それに基づく適正締付け力について紹介した後、JIS B 1083に規定されているねじの締付け方法について説明します。また、回転角法締付けや疲労を考える上で必要な「ボルトおよび被締結物のばね定数」についても説明します

Ⅲ.ねじのゆるみとその対策
 1.非回転ゆるみとその種類
  ・被締結物座面の陥没やヘタリによるゆるみ
  ・被締結物の限界面圧
 2.回転ゆるみとその種類
  ・ボルトはなぜ回転してゆるむのか?
 3.ゆるみ対策
  ・ゆるまないための締付けや材料選び
ねじやボルトにおける問題の大半は、ゆるみと疲労破壊であり、ここではまず、ゆるみについて、その種類やその発生原因、防止の考え方について説明します

Ⅳ.ねじの疲労破壊とその対策
 1.疲労破壊の基礎
  ・金属疲労の基本的な考え方
 2.ねじの疲労破壊
  ・ねじの疲労破壊における特有の問題
   【例題】ボルト締結体の内外力比の算出
   【例題】ボルト締結体の疲労強度の算出
 3.ねじ締結体の疲労設計と疲労破壊対策
  ・疲労破壊しないための設計
 4.ゆるみと疲労破壊
  ・ゆるみと疲労破壊の関係
ねじやボルトの疲労破壊について解説します。まず、一般的な金属疲労について説明した後、「ねじの疲労強度はどのように考えるべきか」「ゆるみと疲労破壊はどっちが先に発生するのか」などについて、疲労破壊の防止策も含めて説明します

<習得知識>
・ねじのゆるみや疲労破壊がどのようにして起こるのかが理解できる
・強度的な観点から、重要なねじ締結体を設計する際に必要な知識が得られる
・事故が起きた時に、どのように対応し、どう対策を立てればいいのかという知識が得られる

<講義概要>
 「きちんと締めたはずのボルトが、気付いたらゆるんでいたり折れたりしている」
 そんな経験はありませんか? 気付いた後の対策で問題なければ良いですが、ねじ一本の破壊が人命にかかわる事故を引き起こすこともあります。ねじやボルトの使用や設計は案外軽視されがちですが、安全にねじを使用するには、知っておかなければならない理論があります。
 本講座では、ねじ締結体を実際に設計・使用する場合に必要な考え方を平易に説明します。前半は導入として基礎的な講義をしますが、中盤以降は、現場で問題となる「ねじ締結体のゆるみと疲労破壊」の問題について解説します。また、理解を確認するために例題も適宜行います。ボルトやねじ締結体に、設計や現場で携わっている方には大変有益な内容です。

<備考>
本講座は材料力学の初歩的な基礎知識を前提としております。



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