このサイトではJavaScriptを使用しています。ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからお使いください。 包装商品化におけるヒートシールの勘所 [講習会詳細] | テックデザイン
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食品や化粧品、精密機器などを包装し、製品劣化を防ぐのに欠かせない【ヒートシール】について、設計開発で押さえるべき8つの基本要素を包装のプロが講義します。また、最適な包装条件や包装の状態評価の手法、結果の解釈のポイントについても実務ベースで解説します。

 

包装商品化におけるヒートシールの勘所

 

~シールの原理、8要素、条件、評価方法、不良対策~

コード tds20240607m1
ジャンル 食品
形式 対面セミナー(配信あり)
日程/時間 2024年 6月 7日(金) 10:00~16:00
会場

ちよだプラットフォームスクウェア(東京 神保町)

配信について 会場での受講が難しい場合はオンラインでご受講ください。録画配信となります。配信開始は開催後3営業日以内。配信期間は10日間程度
資料(テキスト) 対面受講:当日配付 / オンライン受講:郵送
ご案内事項 会場は地下1階 R002 です。
受講料
(申込プラン)

対面+配信/通常: 36,300円 (消費税込)

配信のみ/通常: 36,300円 (消費税込)

 

●講師

HIRO・包装設計研究所 所長(元 東京聖栄大学 特任教授) 佐々木 敬卓

食品会社において包装商品の企画・研究・開発、品質管理などに長年にわたり従事。対応した包装商品は、乳製品、油脂製品、デザート、冷凍食品、飲料、タブレット、アイス、ソース、レトルト商品、粉体品、経腸栄養剤等多岐にわたる。現在まで、国内外の企業・大学にて講演、技術指導を行う。著書:食べ物をやさしく包む「ひみつ」((公)日本包装技術協会)、現代チーズ学(食品包装資材研究会)、ミルクの辞典(朝倉書店)、食品鮮度食べ頃事典・フードデザイン21・異臭問題の予防・解決の実務と実際(サイエンスフォーラム)、チーズを科学する(チーズプロフェッショナル協会)等。

●詳細


Ⅰ 包装商品設計(開発)について
 A 包装商品化検討で考慮する8場面
 B 包装商品設計に必要な15項目

Ⅱ シールの対象概要 
 A シールの機能・効果
 B コップと袋
 C 容器・包装商品別シールの分類

Ⅲ シールと包装商品
 A 包装商品をねらう16
 B 包装商品化後の劣化
 C 包装商品設計と劣化の関係

Ⅳ シールの種類・方法・原理 
 A 包装とシール(密封・封緘)の関係
 B シールの仕組み
  1.袋(フィルム)
  2.コップ・トレー
  3.ゲーブル

Ⅴ シールを決める8要素
  1.温度(熱)  7項目について
  2.時間     6項目について
  3.圧力     8項目について
  4.包材    17項目について
  5.機器類  23項目について
  6.内容物  10項目について
  7.雰囲気(周囲)5項目について
  8.人      5項目について

Ⅵ シール条件・評価など
 A シール条件
  1.シール条件の組み合わせ
  2.製造現場の実機で条件作り
 B シール評価
  1.評価のための試料処理要件
 C シール関連の評価項目 14項目
  01) レッドチェック   02) ブルーチェック
  03) 水中減圧強度    04) 封緘(破裂)強度
  05) 落下強度      06) 振動強度
  07) 圧縮強度      08) クリープ強度
  09) シール強度     10) 開封強度
  11) ラミネート強度   12) 引っ張り強度
  13) 突き刺し強度    14) ピンホール強度 
 D シール評価・結果から何がわかるか
 E 製造途中のトラブル

Ⅶ 全体的なまとめ
 A 充填・シール現場はμmとの戦い
 B その他大切なこと
 C たかがシールされどシール

★質疑、名刺交換の時間を設定します。

<本講座の要点>
1)シールは8つの要素のかかわり合いによって成り立っている。
   ※8要素:温度・時間・圧力・包材・機器類・内容物・雰囲気(周囲)・人
2)完成度の高いシールを確保するためには上記8要素をしっかり考える必要がある。
3)シールはミクロンの操作によって成り立っている。
4)シール条件、評価・判断方法が大切。

<講義概要>
 シールは密封・封緘とも言われますが、この講座ではプラスチック部分を溶融し、圧着・冷却して一定の密封・封緘状態を得るための概要と方法について解説します。
 素晴らしい包装材料を使用してもシールが悪いと、包装商品の大切な機能や価値が維持出来ない場合もあります。この時、温度だけの調整でシール状態を向上させることを考える場合があります。この方法でも上手く行くこともありますが、一時的に上手く行っても良好なシールが継続しない場合が多いです。それは良好なシールはこの研修で概要を解説する8つの要素が複雑に関係し完成しているからです。
 シールを扱う製造現場では包装材料や機器類をμmの操作でシールを完成させているのです。しかしシール不良が発生すると製造現場が悪いと言う安易な判断になりがちです。さまざまなシール不良は、製造現場とは全く違う離れたところでの判断や推進方法等が原因になる場合もあります。このような事もふまえ包装商品設計におけるシールの原理・8要素、条件・評価方法等について説明したいと考えています。



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